Notes in Apia

常夏の島サモアで暮らす、青年海外協力隊員の覚え書き

初上陸!サバイイ島

またすっかり空いてしまいました。汗

先週末は、初めてサバイイ島に行ってきました。

...遊んでばっかりと言われそうですが、今週は講師向けにセミナーしたり、わりと忙しく働いています。

一応。笑

 

サバイイ島は、サモア最大の島です。

首都があって人口が集中し、栄えているのはウポル島ですが、その分、サバイイ島のほうがサモアの伝統や文化が今も色濃く息づいているとのこと。

きれいなビーチが有名で、毎週末でも行きたいと思っていたのですが。

9ヶ月目にして、ようやく初上陸しました!

 

今回は、間もなく帰国する先輩隊員の卒業旅行という企画です。

総勢20名以上が集まる賑やかなイベントでした。

タンザニアでは(国が広すぎて)、こんなに人が集まることは滅多になく。

卒業旅行に行くとしても、ごく仲の良い数人で行くのが普通だったと思います。

このあたり、派遣国ごとのカラーが出て面白いです。

 

 

サバイイ島へのアクセス

ウポル島とサバイイ島の間は約20km。

フェリーが、月~土は5便、日曜は2便、運行されています。

タクシーだと、空港まで+WST10が目安。

が、高いので、バスがオススメです。

フェリー出航時間の2時間前に、魚市場隣のターミナルからバスが出ます。

海に向かって左側にある長距離バス溜まりから、Pasi o vaa行きで終点までWST4。

フェリーの時刻表はこちら↓ たまーに変わるので要チェックらしいです。

 

船は3隻ありますが 、乗っていいのはLADY SAMOA III。

元々日本で使われていた船2010年に日本から寄贈された新造船で、大きく速く、快適です。

車40台、人400人くらい?は乗れそう740名が乗れるとのこと。

 (↑誤りの指摘を頂き、修正しました。汗 10/22)

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他2隻は、30分ほど余計にかかる上、揺れるし、日陰が小さくて暑いとのこと。

↓乗っちゃいけないほう。笑

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料金は同じWST12(≒¥540)なので、そりゃ日本船に乗りたいですよね。笑

一番上にテラス席、甲板レベルに室内席、船底に車、と通常通り。

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船内でちょっとした飲み物や食べ物が買えますが、港の店で買っておくほうがbetter。

室内席は映画が流され、クーラーが効いているので、サモア人で一杯になります。

が、日本人には寒いかと...。

テラス席も日除けはあるので、雨風が強くない限りは、こっちがいいかな。

 

サバイアン・ホテル

卒業旅行は土日だったのですが、早起きを避けて、一日前乗りしました。

 土曜8時のフェリーに乗るには、6時発のバスなので、遅くとも5時起きです...。

現在、サバイイ島には隊員が5人いますが、なんと、内3人が同期!

3人とも港の近郊に住んでいることもあり、金曜夜を楽しく付き合ってくれました。

ホント、持つべきものはいい同期です。

 

泊まり&夕食はThe Savaiian Hotel

安くて海沿いで、3人の任地の中間くらいにあったので選んだのですが。

砂浜こそないものの、とてもきれいで、スタッフもフレンドリーで、オススメです。

Garden Viewで十分。

海を見ながらビール飲んでゆっくり。

のんびりユル~い空気がたまりません。笑

 

港からはバスでWST1。

フェリーの到着に合わせて、何台か停まっています。

↓分かりにくいですが、中央上のほうにバスの屋根が並んでいます。

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ほとんどは島を反時計回りに走るので、ほぼどれでもOK。

 内1,2台は時計回りに走りますが、ドライバーにホテル名を言えば確認できます。

 

JICAスタッフの出張や隊員の最初の任地訪問では、港近くのJet Over Hotelを利用するそうですが、便利さはあってもリゾート感はだいぶ減るので、観光にはどうかと。

 

Lano Beach

卒業旅行自体は、さらに北上したラノ・ビーチ。

遠浅の海にビーチファレが並び、いかにもサモアのリゾート!という感じ。

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南(右)向きの潮がやや強いですが、満潮でも大人なら足が付くくらいなので安心です。

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眼前の海にはサンゴが点々としかなく、魚影は皆無です。

が、北側(隣のファレあたり)からエントリーするとサンゴが群生しており、たくさんの魚が見られます。

潮に乗って、南にドリフトしながらシュノーケリングするとちょうどいいかと。

 

レギュラーメンバー(笑)の他は...クマノミが多かったかな?

カクレやハナのような華やかなヤツではなく。名前が分かりませんが、地味な色の。

どこもそうですが、干潮時は海面~サンゴが近いので、引き始めから2~3時間が勝負。

食事タイムと重なったのか、チョウチョウウオの大群に遭遇しました。

 

ファレの食事はサモアご飯。

しかも日曜の昼はトオナイでした!

もうすっかり慣れてしまっているし、とてもおいしいです。

初めて食べる人はどうだか分かりませんが...外国人観光客もおいしいと言ってました。

 

ここものーんびりできて、とてもいいところでした。

高いお金を払ってリゾートホテルも悪くありませんが、サモア感あふれるローカルなファレに泊まるのも、また違った楽しさがあります。

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ウポル島への帰還

日曜の午後便はさすがに混雑します。

フェリーで座れないなんてことはありませんが、港からのバスが...。

もうすぐ着岸の放送が流れると、ふだんはゆっくりなサモア人が機敏に降り口へ。

バスにぎゅう詰めに乗り込んでアピアへ向かいます。

私たちは大勢いたのでタクシーに乗りましたが...

ちょっとあのバスには乗りたくありません。

涙を飲んで午前便で帰るか、半休取って月曜8時の船か。

ま、お金に余裕があればタクシーですね。

 

サバイイ最高!

初めて上陸しましたが、島のわずか10分の1周しか見ていません。

それでもウポル島よりも、さらにユルくてのんびりした空気が最高でした。

建物の感じなども印象がちょっと異なっていたり、違う島ならではの特色があります。

帰国までにゆっくり1周したいなぁ、と思わせる島でした。

サモアのリゾート島 Namua island

10月第2月曜は体育の日ですが。

サモアでも休日です。

10月第2日曜が「White Sunday」という祝日で、月曜も休み。

いつも日曜には、全身白い服を着て教会に行くので、その点では変わりありませんが。

サモア語では「Aso Fanau=子供の日」と呼ぶそうで、子供たちが主役の祝日です。

教会で歌や踊りの発表会をして、プレゼント(と言っても、服とか学用品が主らしい)をもらったり、普段は大人の後に食べるご飯の順番が最初になったり。

 

...ということで、やっぱり最近のサモアは浮ついていました。

高校以下の子供たちは学期の中休み中だったので別としても。

大学でも「準備」という名目で休講が増え、特に木・金は構内が閑散とするくらい。

そんなでいいのか?と思いますが、ここはサモア。笑

ま、日本でもお祭りが盛んな地域は近いものがありますよね。

 

私は、と言うと。

サモアでは稀少なリゾート島、ナムア島(Namua island)に行ってきました!

↓ウポル島東端にある、水道も電気もない小島です。

日本大使館のスタッフが企画して下さり、大使館・JICA関係者やその家族など、約40名の大イベントでした。

サモア人が家族経営する小さい島なので、ほぼ日本人で貸切です。笑

 

↓ボートの発着所。右奥に見える島に向かいます。

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↓手作り桟橋。1台のボートで何度も往復してピストン輸送します。

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島までは、干潮時なら足が付くくらいの水深の場所がほとんど。

この辺りはウミガメがたくさんいるので、ほぼ毎回見られるそうです。

ボートで並走するので、見せてくれているのかと思ったら。

↓なんと船から飛び込んで捕まえてきました!

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しかも船上からダイブして直接キャッチなのに百発百中!

2回連続で成功でした。

...って、もしや夕食のおかずになるのか!?(サモア人はウミガメを食べます)

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実際は見せるだけで、みんなで写真を撮った後は逃がしました。笑

 

島に着いたら、さっそくBBQ。

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ですが、私は飲食の前にまず海!

大物はいませんが、魚影は濃く、特にチョウチョウウオ系やスズメダイ系がたくさん。

水深が浅くて、波もとても弱く、さらに海底はサンゴ礁でびっしりではなく砂地なので、子供にも安心です。

 

↓ウニを捕まえてきて食べました。

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日本の(寒い海の)ウニとは味が違いますが、生も焼きもおいしかった!

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ヤシガニも山ほどいました。写真は幼生ですが、夜には殻なしの成体も。

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残念ながら、きれいに快晴になった時間は多くありませんでした。

が、快晴の暑さを考えると、雨には降られなかったし、結果オーライかと。

 

↓晴れるとこの色!!

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↓泊まりは3~5人ずつ、ビーチファレに。

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蚊帳に穴が開いていた人が多かったようで、刺されまくった人も。

私は無事でしたが、寝る前にチェックしたほうがよさそうです。

 

気になるお値段は、1泊2食付(ボート往復込)でWST120(≒5,400円)/人となかなか。

日帰りだとWST40、ランチがWST15だそうです。

 我々は大所帯だったので、ローカル価格(WST100/人)になりました。

 

↓採りたてのレモングラスティーなど、食事も悪くありませんでした。

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外資系リゾートでは味わえない、ユル~いサモア感がたまりません。

開発や発展も悪くないかもしれませんが、世界的に同じ感じになってしまっているリゾート地より、ローカルな雰囲気そのままのサモアは、そのローカル感こそが魅力になっていると感じます。

日本では味わえない、ゆーっくり&のーんびりした、贅沢な休日でした。

社会科見学

最近のサモアは、夜間・早朝など、雨が多くなってきました。

先週は昼間もスコール⇔快晴を繰り返す、本当に変な天気で。

サモア人も「こんなのおかしい」と言うくらい。

...ま、サモア人の言うことなので話半分としても。笑

やっぱりある程度は気候変動も生じているのかもしれません。

 

今日も朝は大雨で。

せっかくの週末なのに洗濯を見合わせました。

が、昼前にはすっかり晴れ、夕方からは社会科見学に行きました。

 

「社会科見学」と言っても、日本人会の数少ないイベントで。

日本のODAで行っている、アピア港の拡張工事を見よう!と。

 

ふだんのイベントは青年海外協力隊員ばかりですが...

今日はシニアボランティアや専門家、その家族などを中心に40~50人?

隊員以外にこんなに日本人がいるんだ!?というくらい。笑

 

元々、NZの占領時代に作られた木造桟橋から始まったアピア港ですが。

今ではサモア唯一の(貨物の)玄関口として、輸入のほぼすべてを賄っています。

そもそも飲食物から日用品から工事資材から...本当に何から何まで輸入に頼っているサモアなのに、国際港はここひとつだけ。

以前もチラッと書きましたが、アピア港が閉じると本当に国が止まります

それくらい重要な港です。

 

その港が、コンクリートで整備されて早50年超。

20~30年前にも日本の援助で拡幅したり修繕していますが、設計?規格?が古いので、クィーンエリザベス号クラスが来ると、実は留まれません。

 

このブログにも何度か「大型客船が来た!」と書いていますが、船の全長に対して桟橋が半分くらいしかないんです。

だから半分だけ接岸する形で、しかも係留している間は他の船が留まれない...。笑

さらに言えば、大型船が入出港する際のタグボート2隻も半分壊れてるんだとか。

 ※ちなみにこのタグボートも日本からの援助。

 

そんな状況の中、2012年のサイクロンで本格的な被害があり。

サモア政府から援助の依頼があったそうです。

当時は日本企業のヤザキさんも稼動していて、材料も入らず、完成品も出荷できず、ということで本当に困ったそうです。

で、他にも偶然が重なり、35億円という空前絶後の援助が決まった、と。

しかもわずか3年後には開始するなんて異例中の異例の早さだそうです。

 ※私の伝聞なので多少誤りがあるかもしれませんが、当時の大使の話なので、大枠はきっと本当です。

詳しくはコチラ↓

(ODA)サモア「アピア港安全向上計画」 | 外務省

港湾近代化工事始まる(サモア) : 国際機関 太平洋諸島センター

 

工事の内容は、

 現状:一辺が140m足らずの「く」の字の桟橋 を

 完成:余白の三角部分を拡張し、まっすぐな300m超の桟橋 に

ということです。 

↑これが... ↓こうなる(黄色部分を拡張)。

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水深11mの海底に杭を打ち込み、その上にコンクリートで床を作るそうですが。

直径70~90cm、長さ40m超の杭を350本以上打つとのこと。驚

それがどのくらいの規模だかピンときませんが。

港湾の拡張工事というと、ふつうは20~30本くらいなんだそうです。

300本を超えるなんて工事は、羽田のE滑走路以来!なんて言ってました。

...ま、それでもいまいちピンときませんが。

なんだかスゴそうだな、ってことは分かります。笑

 

杭打ちも、どうやるのかと思ったら。

8tの錘を1mの高さから打ちつけるハンマーでガンガン叩くんだとか。

意外にも、すごくシンプルな力技でした。

 

他にも

 コンクリートの梁や床は別で作って載せていく とか

 杭の錆対策に、後からFRPのカバーを潜水士が付けていく(!) とか

 海洋土木は雨より波風のほうが問題だ とか

面白い話をたくさん聞かせていただきました。

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↑奥は杭を打ったとこ。

その上に梁を置いて(中間)、手前に重なっているコンクリートの床を載せる、と。

さらに25cm厚のコンクリート層を重ねるんだとか。

 

世界各国で土木工事をされている方々なので、

サモアは人口が少ないから、作業員を集めることからして大変」

など、他の国との比較も興味深く。

わずか2時間足らずでしたが、非常~に勉強になる有意義な時間でした。

 

男性は一様にテンションが上がり、面白い!を連発していましたが...

女性はどう感じたかは分かりません。汗

 

が、やっぱり専門家の分かりやすい解説付で見学するのは楽しいですよね。

きっと男女関係なく、楽しんだんじゃないかと。

小中学校の社会科見学を思い出し、ちょっとノスタルジックな感じも。笑

招かれざる客たち

このブログを始めた理由はいくつかあるのですが。

そのうちのひとつは「WEB上にサモアの情報が少ない!」ことです。

特に日本語、かつリアルタイムで更新されている情報は、ほぼないに等しいかと。

最近はみんなSNSで発信するので、ブログという手段自体が下火のような...。

同期隊員もブログ人口は少ないし、書いてる人もある程度の年齢以上な気がします。笑

 

まぁサモア情報が少ないのは、それだけ需要もないからなのでしょう...。

ということで、想定読者としては、ズバリ協力隊員(これから、OB/OG問わず)でした。

他にサモアに興味を持つ人なんて、きっとめちゃくちゃ希少ですからね。

 

が!

積極的に公開していないにも関わらず、色んな人に読んでいただいているようです。

ありがたいことです。

先日は、新隊員が「親が読んでて、よろしく言ってました!」と...。

それは想定してなかったなぁ。

でも、たしかに親御さんとしては心配ですよね。

...うーん、何だか急にプレッシャーがかかったような。

気持ちがピリッとしますね。汗

 

と言っても今更なので。笑

これまでと変わらず、いいことも悪いことも、リアルライフを書いていきます。

 

以下、今日の本題。

サモアの我が家への「招かれざる客たち」を紹介します。

写真は載せてないので、ご安心ください。

 

ヤスデ

サモアでは定番。

アリを除けば、登場回数が最多かな?

道でも大学でも見るし、他の隊員宅など、どこにでも大量にいます。

色々種類があるようですが、サモアヤスデは赤~赤黒くて、足が短くて細長いヤツ。

ダンゴムシが伸びたような?姿とサイズなので、気持ち悪さは控えめです。

ヤスデにしては、ですが...。

毒もないし、害虫ではないようですが、家の中にいたらやっぱり不愉快です。

ほぼ毎日1,2匹は退治or掃除しているかと。

 

シロアリ

姿を見ることはありませんが、大量にいます。間違いなく。

というのも、壁や家具がベコベコに食われて、木の粉が溜まるから。

夜には時々シロアリの女王アリ(羽アリ)が飛び回ります。

我が家に限ったことではなく、ある程度の年数が経ったサモアの家はどこもそうです。

実際、大学のオープンファレもシロアリにやられて20年もたなかったし。

大家と話した印象では、シロアリはしょうがないもの、と認識している様子。

(自分の持ち家ではないので)実害はほとんどありませんが...。

木の粉の掃除と夜の羽アリが面倒です。

 

クロアリ

油断すると食べ物に向かって行列します。

が、我が家ではクロアリの存在を許容しています。

なぜならシロアリを退治してくれるから。

人間の食べ物やゴミについては徹底的に管理しているので、被害は今のところゼロ。

家中のシロアリの巣に向かって行列しています。

おかげで夜の羽アリは格段に減ったし、木の粉が溜まる量・場所も減ってきました。

がんばれ、クロアリ!!

 

ヤモリ

ある程度、温暖湿潤なら、どこの国・地域にでもいるのでは?

どこからともなく聞こえる「ゲッ、ゲッ」という鳴き声。

小指の先サイズから中指サイズくらいまで、色も白っぽい肌色~褐色と様々。

苦手とする女性も多いようですが、実は害虫を食べてくれる益獣(?)です。

我が家には常に3~4匹はいるかな?という感じ。

蛍光灯に集まる羽アリ(シロアリの女王)なんかを片っ端から食べてます。

所構わずフンさえしなければ、飼ってもいいくらいかわいいヤツなんですが...。

 

G

口に出すのも活字にするのも嫌な黒いヤツ。

と言っても、日本とは種類が違うようで、カサカサーッと走るところを見かけません。

動作が比較的ゆっくり。

見た目も違って、もうちょっとふつうの虫っぽい。

我が家では、死骸かほぼ死骸(ひっくり返って死にかけ)しか滅多に見ません。

ふつうに生きてるのに遭遇したのは3,4回かな?

徹底した掃除&ゴミ処理&食べ物管理が効いてます。 ...と信じたい。

 

ムカデ

我が家で最凶最悪な存在。

毒という実害が大きい分、Gより問題児です。

入居直後、寝ている間に咬まれて以来、私の天敵です。

出るときは固まって出るのか、3日連続1匹ずつ、とか。

これまで大小合わせて10匹くらいは(もっとか?)退治しました。

タイルの床のツルツルが苦手なようで、一生懸命くねるけどイマイチ進まないところに殺虫剤。

マット(滑らない)の上でじっとしていることがあるので要注意です。

実はムカデも害虫を食べてくれるようですが...。

毒があるし、見た目も凶悪なので絶対不可です。

なぜか小型のヤツは見ることがなく、最小でも7~8cmくらい。

大きいものは15cm超。

ホント、最悪です...。

 

我が家の庭は、大家が植物好きで、植物園か!ってくらいなので、蚊も大量です。

夕方、庭で佇もうものなら、あっという間に何箇所も刺されるので虫除け必須。

が、窓に網が張ってあるので、家の中にはほぼ入ってきません。

ベッドには蚊帳があるので、寝るときもまったく心配いらないし。

また、サモアの蚊は、刺されても日本ほど腫れず、痒さも割と早く消えます。

 これは個人の体質によるかもしれません。

 

ネズミ

タンザニアでは相当戦いましたが。

サモアの我が家では、一度も室内に出ていません。

フンも被害もゼロ。

庭で2,3度見たし、ごくごくたまに天井裏を走る音が聞こえるので、いることはいます。

が、壁や天井に穴も開いていないし、今のところ大丈夫。

これまた徹底した掃除&ゴミ処理&食べ物管理のおかげと信じたい。

 

ナメクジ

雨季限定ですが、まれに家の中に侵入してきます。

たくさん出る家もあるらしいですが、我が家は雨季でも1週間に1,2匹くらい?

もちろん、見たら即退治します。

 

ハエ

サモアでは、途上国とは思えないくらい少ないです。

ゴミ箱周りなど、いるところにはいますが...。

我が家の中で見ることは、まずありません。

 

クモ

基本的に小さいヤツしか見ません。

多少大きくても、足が細~くて長いから大きく見えるだけのヤツとか。

あっという間に巣を張るのがウザいですが、益虫なので許容しています。

 

トカゲ

ぬめっと黒光りするヤツが庭にいます。

が、家の中に入ることは滅多になく、入ってもすぐに出て行きます。

ヤモリと同じく、虫を食べてくれるし実害がないので許容してます。

 

まとめ

他、ハサミムシやコメツキムシ、カメムシ、小さな蛾など、たまに見かけます。

が、時々1匹だけ見るくらいなので、退治したりしなかったり。

きっとヤモリが食べてくれるし。

乾燥していたタンザニアと違って、サモアは湿度が高いので、とにかく虫が多種多量。

イチイチ気にしていられず、慣れました。汗

病気を媒介したり、毒がない限りは、許容する精神が肝要かと。

 

↓オレンジの木(後ろ)もある我が家の庭。落ちた種から新しい株が育ってきました。

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隊員総会

土曜日は隊員総会でした。

その国の協力隊員が一堂に会する、数少ない機会で。

派遣国によるかもしれませんが、ふつうは年1回の大イベントです。

歓送迎会は(遠かったりで)参加できない隊員もいるので、ずいぶん久しぶりな人も。

 

タンザニア時代は国が広いこともあって、本当に総会でしか会えなかった人もいたくらい。

隊員数が多かったので、宿泊もドミトリーだけでは足りず、ホテルを押さえたり。

午前中に研修などをした後、午後はスポーツイベントをして、夜は後夜祭!とか。

まさに一大イベントでした。

 

が、サモアはそこまでのイベントではなく。

午前中だけであっさり終了でした。笑

アピア近郊の隊員が多いこともあって、宿泊もドミトリーで賄えるし。

 

肝心の中身は...

↓フィジーから健康管理員が来て、健康講話。

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↓ボランティア規約の変更を検討したり。

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↓グループワークもあったり。

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 この後、教育系の隊員には教育部会がありました。

 私も教育系ですが不参加です。職種や内容があまりにも違うので...。汗

 

総会の中身や雰囲気は、タンザニアサモアで全然異なっていたのですが、隊員から感じる能力?素養?熱意?みたいなもののエネルギーは変わらず!

年齢・性別などのバックグランドに関わらず、みんな熱いし、すごく真剣で。

かと言って、松岡○造的な暑苦しさはなく。笑

笑いも交えながらも、まじめに前向きに進んでいく感じ。

 

ホント、協力隊員はみんな何かしら光るものを持っていて、尊敬します。

もちろん色んな人がいるのですが、秘めたポテンシャルが高いと言うか。

 

...って、前にもこんなこと書いた気がしますが。笑

 

協力隊への参加は、こういう人たちに出会えるだけで十二分に価値があるな、と。

そんなことを改めて感じた一日でした。

サマータイムどうでしょう?

サモアでは日曜からサマータイムが始まりましたが。

いきなり1時間前倒しになると、生活リズムを合わせるのが大変です。

逆に、サマータイム明け、1時間後ろにずれるのは簡単ですが。

海外旅行で、西に飛ぶのは楽だけど、東に飛ぶと大変なのと同じですね。

 

もちろんサモア人も例外ではなく。

今週は出勤時間が遅いスタッフが多かったです。

って、仕事なのに!? なんて思うのは日本人。

ここは南の島ですから。

何でもアリです。笑

 

サマータイムになると、7時過ぎに日出、19時半に日没です。

大学は一応8時出勤なので、日が出ない内に起きて。

まぶしい朝日が昇る中、出勤です。

夜も、明るい内に帰って、夕食のタイミングくらいに日没。

日本の感覚だと、かなり異常に感じます。

 

が!

よく考えると理に適ってるな、と。

太陽が出ている時間を100%使えるわけですから。

 

日本だと、(特に夏は)日が出てからも数時間は、たいていの人は寝てて。

日が沈んでから過ごしている時間のほうが、だいぶ長いんですよね。

それってなんか無駄にしている気分になりませんか?

 

以前ちょっと書きましたが、太陽と活動時間を合わせるほうが体調がいい!

と、アフリカ生活で実感しました。

つまり、活動時間の中心が、日出と日没の中心と同じほうがいい、と。

言葉を変えると、太陽が昇る前の活動時間=沈んだ後の活動時間、ということです。

まぁ同じにはできないまでも、違いが少ないほうがいい。

 

日本の生活では、仕事は9~18時が一般的でしょうか。

この時点ですでに、(太陽と比べて)後ろにシフトしてます。

その上、残業...。

帰ってもすぐには寝られないから...6時間睡眠だとして、25~7時?

 

太陽が昇る前の活動時間=ゼロ

太陽が沈んだ後の活動時間=6時間くらい?

...これ、きっと肉体的にも精神的にも良くありません。

かと言って、自分だけ早出して定時帰宅、なんてできる職場は少ないですよね。汗

 

となると。

日本こそサマータイムを導入して、社会全体を前倒しにしたらどうでしょう?

元の時間で考えると、8~17時が仕事、睡眠が24~6時。

それでもまだ太陽と比べると後ろにシフトしていますが、だいぶ健康的な気がします。

何なら日本の標準時を1時間ずらして、さらにサマータイムでもいいくらい。笑

 

以前サマータイム導入が話題になったとき、賛否両論、いろんな意見が出ましたが。

個人的には大賛成です。

人間は昼行性の動物ですから!

 

 

ま、サモアの場合、低緯度なので、季節による昼/夜の時間変動は極小。

そもそもサマータイムなんて要らなくて、UTC+14で固定すればいいのに。

...それはまた別のお話。笑

 

↓だんだんマンゴーが育ってきました!夏よ、早く来い!(周りはバナナ)

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フィジーで語学留学について考えた

フィジーには日本人がたくさんいました。

特にナンディとラウトカ。

今回の旅行まで知りませんでしたが、日本企業が経営する語学学校があるんだとか。

 

フィジーに語学留学? 何語?? と思ったら。

英語だそうです。

 

たしかにフィジーの公用語は英語ですが...。

正直言って、フィジー人もインド系の人も、英語めちゃくちゃでした。

言ってることは大体分かるし、こちらが言うことも通じます。

でも発音とか文法とか、勉強になるかと言われると...。

少なくとも、ネイティブが話す英語を聞き取れるようになるとは思えないし。

ネイティブがよく使う表現が身に付くとも思えません。

実際、リゾートで仲良くなったイギリス人も「フィジー人、何言ってるか分からない時あるよね?」って言ってたり。

 

もちろん空港やホテルなど、きれいな英語を話す人もいました。

でも、それはたいていどこの国でもそうですよね...。

 

そもそも、フィジー人どうしはフィジー語です。

インド系どうしはヒンドゥー語だし。

 

何かを身に付けるとき、「少しずつ継続したほうが効果的」なことと

「短期間でも、どっぷり浸かるほうが効果的」なことに分けるとしたら。

前者はスポーツとか楽器とかが代表格でしょうか。

筋肉の増強とシナプスの発達には、どうしても時間がかかります。

 

語学の学習は、圧倒的に後者だと言われています。

「毎日1時間300日」より、「10時間30日」のほうが身に付く、と。

青年海外協力隊の事前訓練でも、授業はもちろん、日常会話から学習言語にするよう指導されるためか、わずか60日程度ですが、みんな驚くほどのスピードで話せるようになっていきます。

 

...と考えると。

効率の点だけで言えば、語学留学は「ネイティブ」の国に行くほうが断然いいです。

できればホームステイ。

さらに言うと、日本人だけでつるまないこと。

例えばロンドンに留学しても、日本語ばかり話していたら意味が薄れますよね。

24時間、その言語に完全に浸かれること、それこそが語学留学の良さだと思うんです。

じゃなかったら「駅前留学」でいいわけで。

 

その点、前述の語学学校の生徒は、ほぼ100%日本人らしく。

見かける日本人たちも、日本人どうしでつるんで、日本語でしゃべってました。

英語より日本語のほうが多くしゃべってるんじゃ...。

滞在先は知りませんが、ホームステイでもフィジー人だしなぁ。

 

とは言え、当然ながら、求めるものやレベルは人によって異なります。

英語を話すこと自体のハードルを下げたい!というような人にはいいかもしれません。

フィジーの人たちはオープンで明るい性格ですし。

そもそも彼らの英語がアレなので、こちらも安心してブロークンな英語で話せます。笑

 

が!

気を付けたいのは、「最初に浸かった英語は後を引く」点です。

私はアイルランドで初めて英語に「浸かり」ました。

期間はわずか1ヶ月だけですが、それでどうも完全にイギリス英語になったようです。

しばらく全然自覚していませんでしたが、英米人から「日本人には珍しくイギリス英語だ」とよく言われるので分かりました。

その後、イギリス人の先生から「アメリカ英語とイギリス英語、どちらでもいいけど、混ぜて話していると聞く側は気になる」と言われたので、それからはイギリス英語を覚えるよう意識しています。

 

余談ですが、ネイティブにとっては、どこで習ったか結構いい確率で分かるそうです。

英/米/フィリピン/OZ等、国はもちろん、ロンドンとかスコットランドとか地域まで。

私はもしかするとダブリン訛があって珍しがられてたのかも?

 

...ということで、留学先は慎重に決めたほうがいいかもしれません。

もちろん、フィジーに限った話ではなく。

 

まぁ暖かい南の島で、ゆっくり&のんびりリゾート気分で、って点では最高です。笑

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ただ、「本気で英語を勉強する」って目的にはそぐわないかと。

最長でも2,3ヶ月で十分かなぁ。

 

今日の内容は、

> そもそも「正しい英語」なんてないんですよ。

なんて書いた、以前のブログ↓とちょっと矛盾してますが。

目的に対して手段が色々ある内、効率的なのはこれだと思いますよ、という提案。

ただそれだけです。

求めるものは効率じゃない!とか、目的自体が違うことはよくあるので。

そういう方は笑って読み飛ばしてください。