Notes in Apia

常夏の島サモアで暮らす、青年海外協力隊員の覚え書き

サモアの翼

サモアに入国するには、オークランドからNZ航空がメインかな?

あとはナンディからフィジー航空。

ま、JICA関係者もほとんどそれしか使わないかと。

 実は観光船以外にも海路があったりしますが激レアです。笑

 

が!

サモアにも航空会社があるんです!しかも国際線!!

なんと3社もあった時期があるとか。

今は2社。

 

ひとつはTalofa Airways

2016年8月就航ってことなので、まだまだ新興です。

すぐ隣のアメリカ領サモア(アメサモ)と、そこから経由してトンガに飛んでいます。

街中から近いFagalii空港(私のジョギングコースのひとつ笑)から飛べるのが便利です。

 

もうひとつがSamoa Airways

なんと去年就航したばかりの国営航空です!

...って、実は大昔(1959年)に設立されたPolynesian Airlinesってのがあって。

それが経営難?で2005年にVirginに買われ、政府と半々で経営してたんですが。

Virginが撤退するって言うんで、100%サモア資本になった、と。

なので歴史自体はけっこう長いんです。

 間違ってるかもですが、ざっくりこんな感じなはず。詳しくはWikipediaへどうぞ。笑 

 

ここは隣のアメサモだけではなくオークランドと、なんとシドニーにも飛んでいます!

個人的にはオークランド便がうれしい。

この辺りで旅行しようと思うと、オークランドがハブの第一候補なんですが。

朝発と夕方着があるので、旅行日程の柔軟性が急に増しました!

 

ということで、早速。

本年度の任国外旅行のフライトを押さえに行きました。

オフィスは時計台のすぐ横!アピアの一等地です。

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もちろんチケットはオンラインで押さえられるんですが。

せっかくだしオフィスにも行ってみたいじゃないですか。笑

 

って言うか、年末のフライトなので、まだオンライン予約はできず。

ちょうどいいタイミングだからオフィスで聞いてみようと。

...結果的には、やっぱりオフィスでもまだ予約できず。

6月に販売スタートだよ、って情報だけを得て帰ってきました。

まぁ分かってたことだし、きれいなオフィスでちょっと涼めたので良しとします。笑

 

↓あ、機内誌もらいました。創刊2号。

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↓すんごい上質な紙でフルカラー写真印刷の堂々120ページ!!

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中身も超しっかりしてます。

サモアでは、編集、印刷、製本、どれも無理だよなーと思ったら。

表紙にちゃんと書いてありました。

Pacific Island Living Magazineさんが作ってますー。

道理で。と納得しておしまい。笑

 

冗談はさておき、この2社、Google Flightsとかじゃ引っかからないんです。

なので、NZからの乗り継ぎが悪いなー、なんて時はチェックしてみるといいかもです。

...って、観光情報って言うより、サモア隊員向けの情報だな、今回は。笑

サモアの消防

オフィスで仕事していると、外でけたたましくアラームが鳴り始めました。

誰だよ、車の防犯アラーム鳴らしちゃったのは!?

設定が敏感すぎるんじゃないのー?

なんて思ってたら。

避難訓練でした。汗

 

いや、避難訓練があるのは知ってたんですが。

日本の非常ベルって、いかにもアナログの鐘!って感じのジャラララじゃないですか。

NUSのベルは、まさに車の防犯アラーム。

キュインキュインキュインみたいなデジタル音で、非常ベルって感じがしません。

 夜中のミナミかよ!大阪が懐かしいぞ。笑

 

ま、とにかく避難しないと、と外に出たんですが。

さすがサモア人。

避難も超ゆっくりなのは当たり前として。

一応、避難場所が決まってるとは言え、学部で集まって点呼とか一切なし。

えー、これ避難訓練になってるのー?

逃げ遅れの確認とかできないじゃん!

 

と思ってたら、消防車とかパトカーがバンバン入ってきた!

おぉ本格的!

...なのはいいけど、これオフィス戻れるのいつ?困

テントとか組み始めてますけどー。

 

で、消防隊もやっぱり手際が悪い。

巻いたホースを取り出した!はいいけど、逆向きに置いて伸ばし始めちゃったり。

 コントかよ...。笑

日本の消防隊って、避難訓練でもめちゃくちゃ速いじゃないですか。

あれと比べると、まさにプロと素人って感じ。

ホントの火事でこのペースだったら、ふつうの家はとっくに全焼なんじゃ...。

 

最初の数分こそ、ちょっと面白かったんですが。

...グダグダじゃーん。

...暇だなー。

が、パッと出てきてしまったので、鍵以外は何も持っておらず。

しかも雨降ってきそう。

 

ということで、自宅に避難することにしました!笑

こういうとき歩いてすぐなのは便利です。

家でゆっくりコーヒー淹れて。

...と、案の定、雨が降ってきました。

 いやー、ナイス判断、オレ。笑

 

雨も止まなかったので、しばらく家でゆっくりして。

大学に戻るとすっかり終わってました。

が、「いなかったじゃん!」とか誰も言わず。

...やっぱり逃げ遅れても誰も気付いてくれないな、これ。笑

 

電話もオフィスに置いたままだったので、写真を撮れなかったのが残念。

でも今思うと、大小合わせて4,5台は消防車来てたような...。

って、アピアの消防車のほぼ全部では!?

他でホントの火事起きたらどうすんだーーー!

 

...なんてことは考えないのがサモア流。

結局、他で火事なんて起きてないんだからいいんです。笑

 

↓夜中に酔っ払って撮ったので画質等はご勘弁を。orz

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アピアの消防車はおそらく全部日本の援助です。

つい先月も新しいのが寄付されました↓。

Taumeasina Island Resort

珍しく連日更新。

しかもまたサモアの観光情報!

Back to basics推進期間ということで。笑

 

昨日はTaumeasina Island Resortに行ってきました。

アピア随一の高級リゾートホテルです。

と言っても、もちろん泊りではなく呑んだだけですが。

 

ここはサモアで一番格付けが高いホテル、と聞いたことがあります。

レベルの高いスタッフを揃えるため、サモア人はあんまり雇われていないとか...。汗

当然かなりいい給料をもらってるらしく、JICAスタッフやシニアボランティアと同じところに住んでたりするとのこと。

 ...そんな彼らからすれば、協力隊員なんて貧乏人です、きっと。笑

 

ま、地図で見れば分かるとおり、サンゴ礁に囲まれた小島がまるっとリゾート。

そりゃ悪いはずありません。

場所も街中から近すぎず遠すぎず絶妙だし。

しかもすぐ隣にはPalolo Deep

完璧すぎて言うことないなー。笑

そりゃ4.5ツ星?くらいは納得です。

 

が!そんな良さげな場所なのに!

1年以上サモアに住んでて初めて行きました。

...いや、別に避けてたとかって訳ではなく。

たまたま行く機会がなかったんです。

やや高い&遠いから、隊員で呑む時に滅多に使わないし。

 

今回はお誘いいただいたので、喜んでシッポ振って行きましたよ。

しかも敬愛する先輩とサシ呑み!

もうね、話を頂いた時点から浮き足立って、超楽しみに待ってました!

 

↓レセプションからしてこれ。サモア感なさすぎー。笑

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↓もちろん呑むのはVailima!(ピッチャーは幻のNaturalですが中身はPure)

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↓ふだんは白人ばっかりってことですが、偶然サモア人の誕生パーティーが。

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↓スタッフが歌うHappy Birthdayは英語&サモア語で。

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↓夜はこんな感じに。

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楽しすぎて日付変わるまで呑んじゃいました。火曜なのに。笑

ドラフトビールがグラスWST9、ピッチャーWST27と、やっぱり高い。ご飯も。

 

が!!!

この雰囲気は他では味わえません。

スタッフもちゃんと英語が通じるし、接客も丁寧だし(当たり前か...笑)

 

いやー、これからはちょいちょい行きたいなー。

休みの日に昼からビール呑んでボケーッとしたり。

何より!一回くらい泊まってみたい!!

って、タクシー乗ったらすぐ自宅なので、泊まる必要性は全然ないんですが。

誰か日本から遊びに来て泊まらないかなー、なんて。笑

青年海外協力隊員に必要な英語力

ゴブサタだった協力隊情報も、思い出した勢いで連続第2弾!

反省してるんだか、してないんだか。笑

 

今回は、協力隊員って、どれくらい英語力がいるの?って話です。

 

私の案件の場合

昨日、私の後任の要請が公開されたと書きました。

しかも、その内容はほぼ私が決め&書いているという、割と驚愕の事実!

 あ、もちろん最終的なオーソライズは学部長・学科長ですよ、もちろん。汗

 

で、今回の要請では「資格条件等」から、学歴や実務経験年数をなくしました。

たしか私のときは「修士号」「実務5年以上」とかでした。

でも、そもそもサモア人教員がほとんど持ってないじゃん、修士

実務経験だってないし!!

そこで「ホントに必要?応募者減るよ!?」と聞いてみたら。

当時そんな条件をつけたつもりはないとのこと。

...これもJICAが勝手に付与した情報だったのかもしれませんね。毒

 

ただ、その代わりと言っちゃ何ですが。

私の応募時はBだった英語のレベルをAに変更しました。

 

どれくらいかって言うと...

 A: 英検準1級以上・TOEIC730点以上・TOEFL550点(CBT213点、iBT79点)以上

 B: TOEIC640点以上・TOEFL500点(CBT173点、iBT61点)以上

って感じです(詳しくは→語学力審査について)。

が、正直に言うとAの上を付けたいくらいです。

 

NUSは、サモアと言えど、唯一の国立大学だけあって。

留学生や外国人講師もいるので、当然、授業も会議も英語です。

生徒どうしも英語で話してたりして、最初は驚きました。

 ま、サモア人どうしの会話や、スタッフバーや会食時などは基本サモア語ですが。

 

なので、英語が十分話せない人が派遣されると「何しに来たの?」状態になります。

実際、英語が苦手な人を陰でディスってるのを聞くことがあります。

 人を腐すのってサモア人には珍しいんですが...。

ま、英語が流暢に話せるというのは、日本以上にステータス感があるのは事実です。

だから隊員・大学、双方にとって英語が得意な人のほうが幸せだろう、と。

JICAスタッフとも話し合って変更しました。

隊員も、生徒のほうが英語が話せたりすると立場ないでしょうしね...。

 

...と書くと、世間の協力隊イメージに近いでしょうか?

「やっぱ英語できなきゃダメなのね」と。

 

平均的な案件の場合

じゃ、ホントに英語が必要なの?と言うと。

たいていの案件においては、それほど英語力を必要としません。

いや、誤解を恐れず書いてしまうと、英語力なんて要りません。

 ...さすがに言いすぎか?笑

 

と言うのも。

協力隊の派遣国では、公用語が英語でも、たいてい日常生活では現地語です。

例えば、サモアではサモア語。

タンザニアに至っては、私が行った頃は教育は英語・日常はスワヒリ語でしたが、今や教育もスワヒリ語に戻す政策だとか。

なので、実際の活動では現地語を使う案件がほとんどじゃないかと。

 「募集ボランティア要望調査票」だけに騙されちゃいけませんよ。

 実際とは乖離していることがあります!

 

特に小学校とか地方の案件は、おそらくどの国でもほぼ現地語。

その辺りは、前任者を見つけて聞くのが確実ですが。

その国で活動している隊員に連絡してみるのが手っ取り早いですね。

 

さらに言ってしまうと。

そもそも公用語が英語じゃない国もたくさんあります。

フランス語だったり、スペイン語だったり、ポルトガル語だったり。

要は、占領してた国の言語です。

そうなると、英語なんてまったく必要ありません。

じゃ、フランス語とかが必要かって言うと、そんな人レアですよね。

しかも、国によっては、活動言語はタイ語とかモンゴル語などの現地語。

そういう言語は激レアなので、話せなくても選考には全然関係ありません。

フランス語とかも含めて、ほとんどの隊員は国内訓練で初めて身に付けます。

みんな同じ条件でスタートなので心配無用です。

 逆に、スタートが同じなだけに、あんまり差がついちゃうとカッコ悪いんですが。笑

 

最低基準

でもJICAのサイトにはこんなこと↓書いてあります。

応募に際し、必要となる語学力は、英語の場合、中学卒業程度(英検3級もしくはTOEICスコア330点)に設定しております。

 

たしかに英語の案件だと、これくらいが目安になりそうです。

が!

これに満たなくても、合格する人はいます。

要は、国内訓練終了時に、案件が要求する語学レベルに達していればいいんです。

 

本当にあまりにも語学ができなくて、訓練終了時に不合格になる人もいます。

 ま、そんなヤツ、滅多にいませんが。笑

私の知る人はもう一度訓練をやり直し、2回目に晴れて合格→派遣と相成りました。

 

いや、正直、彼の英語レベルはそれでも最低条件に達してなかったかもしれません。

それくらい英語ができないヤツでした。

しかもスワヒリ語も苦手で、タンザニア隊員の中でも下から何番目?って感じ。笑

 

が!!!

彼は誰よりもタンザニア人コミュニティに早く&深く馴染んでいました。

誰よりも言葉ができないのに、ですよ?

まさしく人柄のなせる業...。

本当に心の底から尊敬するヤツです。

 逆に言葉は流暢なのに、全然溶け込めない隊員もいましたよ...。

 

まとめ

言葉って、もちろん大事です。

でも、それ以上に大切なのは人間力です。

協力隊員はそれをものすごく試される環境だと思います。

 

年齢・経歴・性別・外見etc.どれも多少なり影響しますが、それ以上に自分自身。

語学ができる/できないなんてことも瑣末な問題で。

人柄や情熱、そういった数字では測れないもののほうが断然大切です。

 ...って、言葉にすると当たり前ですね。笑

 

外国人の友達がいるなら、その人を想像してみてください。

日本語が流暢だから仲良くなったわけじゃないですよね?

 

結論

「言葉は大事だけど一番じゃない。協力隊の応募にも英語力は全然必須じゃない」

です!

 

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↑英語力と言えば、いつも13年前のこれ(@二本松訓練所)を思い出します。

見えるでしょうか、一番下の「Speak English whenever you are together」が。

ペラペラ女子5人に囲まれ、絶対友達になれないと思って凹みました...。

でも言葉は問題じゃなかった!涙

青年海外協力隊(の募集案件)の真実 2

今日はこのブログのもうひとつの柱、青年海外協力隊の情報です。

レギュラープログラムと言うには、これまたずいぶんゴブサタですが...。笑

 

なぜ急に...と言うと。

JICAのWEBサイトに、私の後任となる協力隊員の要請が掲載されていました!

 

青年海外協力隊に参加したい!という人は、JICAのサイトに行って。

こういった情報を基に、自分ができそうな/やりたい案件を見つけて応募します。

前回参加時の応募(14年くらい前...汗)では、個々の案件に対しては応募できず。

あくまで職種だけで応募だったと記憶してます。

なので、どの国に行くかとか、合格してみないと分からない!

 「英語圏希望」とか、ざっくりした希望は出せたかと。

今思えばひどいやりかたですが...時代は変わりましたねー。笑

現在は案件の詳細まで分かった上で応募するので、ミスマッチは格段に減ります。

 

なので。

当然ながら、この要請=「募集ボランティア要望調査票」は非常に重要です。

応募する人にとっては、この情報がほぼすべてな訳ですから。

 私みたいにブログを書いていたり、情報を公開している人はそこまで多くありません。

 最近ではFaceBookとかTwitterなんかでうまく検索すると、前任を探せたりするかも?

 

ただ、この情報、どういうルートで上がってくるかと言うと...。

理想(建前?公式?)的には、

 配属先となる機関が、その国の公用語でJICAにリクエストシートを提出

 →その国のJICAオフィスが精査&和訳

 →日本のJICAオフィスが情報整理&WEB掲載

となります。

 

が、実際には...

そもそも配属先がリクエストシートを書かない。

なんせ、自分で頑張って書類作ってまで、ボランティアを欲しくない訳ですから。

って、これ問題発言かもしれませんが、私は真実だと思ってます。

 

じゃ、どうなってるのか。

継続案件の場合は、そのとき活動している隊員が書いたりします。

もちろん配属先の責任者のチェックは受けるにしても。

私も例に漏れず、リクエストシートは私が書きました...。

 だってウチの学科長、締切2ヶ月過ぎても2行しか書いてなかったんだぜー!マジかよ!?orz

 

さらに。

その国のJICAオフィスが精査って言っても、個々の案件をそこまで把握していません。

特に専門性の高い職種(電子工学もそのひとつ)だと、スタッフも理解しきれませんよね。

下手に和訳すると、意味が全然通じなくなったりしかねません。

ということで、日本のJICAオフィスに送る用の和訳も、隊員が作ったりします

もちろん私も作りました。

 

...つまり。

配属先→JICAのレターも、派遣国JICA→日本JICAの情報も、現役隊員が作ってるケースがある訳です。

その割合が多いかどうかは分かりません。

が、サモア同期6人の中でも私だけじゃないので、推して知るべしかと...。

 

いや、それがダメって言うつもりはありません。

分かってない人が下手に書くより、現役隊員が後任のことを思って書く訳ですから。

結果的には一番いい情報になるはずです。

 ま、本来の理想からは遠いけどね...とは思いますが。

 

しかーし!!

そこまで私がやったにも関わらず、ですよ。

WEBに掲載された情報には間違いがいくつか...。orz

何やってんだ、JICA!

定型文に当てはめるために、文章だとかを改変するのは全然いいんですが。

情報自体を勝手に変えちゃダメだろ!!怒

 

まぁ即直してもらったんですが、何より問題だったのは↓

 

【特記事項】

活動ではサモア語を使用する。

 

いや、ウソウソ!!!

私、生活の99.5%くらい英語ですけど!?(日本語除く)

サモア語なんて、村人とすれ違うときのあいさつくらい。

なんでそんな誤情報をわざわざ足してきたのか理解不能です。

 

で、後から聞いたところによると。

サモアの案件には、全部この情報が足されてた」そうで...。

いつ誰が、なぜ、どんな判断で始めたか分かりませんが。

いくらなんでも雑で杜撰な処理じゃないですか?

 ホント、これ始めたヤツ殴りたい。アホちゃう?

 

大事なことなのでもう一度書きます。

「応募する人にとっては、この情報がほぼすべて」なんです。

しっかりしろよ、JICA!!!怒

 

 

...ちょっと一息ついて。

落ち着け、自分。笑

 

 

私の案件に興味ある方、ぜひ応募を!

実務経験年数とか学歴とかを全部とっぱらって、応募しやすくしたつもりです。

協力隊の中でも超トップレベルにいい環境ですよ~。

質問などあれば、何でも気軽にどうぞ!;-)

 

サモアでは虹は日常です。先週の朝、大学構内から校門側を。

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社会科見学2「Vailimaビール工場」

サモア観光情報、急に思い出し、連続第3弾!

...とうとう開き直りました。笑

 

昨日はビール工場の見学に行ってきました。

半年前のアピア港の拡張工事見学に続き、2回目の大人の社会科見学です。

 

サモアにはビール会社が2つあって。

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まずはManutagiとTaula(Original,Strong)、Pure Samaを擁するTaula Beverage(↑左2つ)。

2012年にできたばかりで、100%サモア資本の企業だとか。

で、もうひとつはVailimaを造るSamoa Breweries(↑右2つ)。

Pure、Lager、Exportに加え、隊員が開発に協力した幻のNaturalと、4種類あります。

1978年設立の老舗だけあって、サモアではこちらがメジャー。

私も普段はひたすらVailima Pureを愛飲しています。

↓我が家の照明になってるくらい。笑

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↓村でもVailimaでした。これはLager。

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今回、見学に行ったのも、VailimaのSamoa Breweriesです。

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と言っても、観光客がふらっと行っても見学できません(多分)。

おそらく見学申し込みの公式窓口もないんじゃ?

って、この時点で全然「観光情報」じゃないな...。汗

 

たまたま隊員が、マネージャークラスの一団と知り合いになり。

 それも日本人の一部がホテルのバーでTaulaを飲みながらVailimaを腐していたという最悪の出会い。笑

呑みの席で「見学とかできませんか?」からのスタート。

もらった名刺を頼りに連絡してみたら、快く「いいよ!」と。

インド系フィジー人(なんと日本語も!)のマネージャーに案内していただきました。

...そう、どんな環境でもすべては人と人との繋がりなんです!

 

平日の昼間でありながら、みんな仕事を何とかやりくりして集合しました。

こんなチャンス、滅多にありませんから!

 

が、残念ながら工場内は撮影禁止(当たり前?)。

まぁ見たところ、企業秘密的なものがあるとは思えず。

むしろ安全のため(撮影に夢中でぶつかったり転んだりを避ける)かと。

 

そう、Samoa Breweriesはコカコーラのライセンス製造もしているだけあって、ISOを取得していたり、色々しっかりしてます!

無事故稼動をちゃんとカウントしてたり(960日超でした)。

もちろん廃水や廃棄物にも気を使ってて。

いわゆるビール粕は農場に卸してたり(肉質が柔らかくなるヤツですね!)。

我々もまずはビジターセンター?に通されて、安全に関するブリーフィングから。

って、ビジターセンター的なスペースがあるだけでスゴい!驚

さすがはサモアを代表するレベルの企業です。

 

そもそも見学には「靴と長ズボンが必要」ってことだったんですが。

私、ふだんは常にサンダルと短パン(もしくは腰巻スカート)です...。

日本から着てきたジーパンを初めてサモアで着ました!1年以上ぶり!笑

さらに、蛍光色で反射材が付いたベスト、安全ゴーグル、耳栓を貸してもらい、さらに髪カバーと髭カバー。

さすが食品工場です。

 

ノースリーブだった女性2人は、工員用のポロシャツをON。

もちろんサモアサイズ(XXL)しかなく、かなりコミカルな感じに。笑

 

工場内は、さすがに40年経ってるだけあって、かなり老朽化。

開設当初からの濾過器など、設備も衛生面も、日本の工場とは比較になりません。

正直、日本の勤め先の海外工場(中国、インドネシアetc.)と比べても見劣りします。

が!

押さえるべきところは押さえてあって、出荷品質はかなりしっかりしてそうだな、と。

 

・2交代制で24時間稼動 (その条件で働くサモア人がいるんだ!?驚)

・1シフト3000~3500本が生産できる

・ビールシフトと、ソフトドリンクシフトは総入替 (ライン1つ!大変そう...)

・スタッフは200人以下、工員は100~120人で回してる (1シフト50人超。意外と多い)

etc. etc.、興味深い話をいろいろ聞きながら。

 

何より「LagarとPureの違いは、最初の糖化液を作るときの温度!そこが味の決め手!一番重要!」など、ビールそのものに関する話もたくさん聞けて、本当に有意義な時間でした。

もちろん「Natural飲んでみたい!また造って!!」と再三お願いするのも忘れず。笑

 

現状は、麦、ホップはもちろん、瓶、ラベル、化粧箱と、ほぼすべてが輸入ですが。

瓶や紙ものは、早くサモア国内で生産できるようになるといいなぁ。

 

 

 

...えーと。

残念ながら試飲はありませんでした!

ちょっと期待してたんだけどなー。笑

サモア国立博物館

前回に引き続き、サモアの観光情報。

...思い出したかのように。笑

 

昨日はサモア国立博物館に行ってきました。

↓教科書どおりではないけど、玄関中央&左右対称でザ・コロニアル様式って感じ。

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この建物は、ドイツ占領時代に建てられた、サモア人のための学校だったとか。

もう100年以上前です。

 

サモアに来て1年以上が経ちますが、実は行くのは初めて!

いや、前は何度も通ってますし、敷地内にも来たことがあるのですが。

中を見学したことがありませんでした。汗

ま、観光地って、近くに住んでしまうとなかなか行かないものですよねー。

今回も観光ではなく、博物館で働く同期隊員からの依頼で、お仕事です。

 

そう、青年海外協力隊には博物館勤務も(稀ですが)あります。

多いのはコンピュータ技術とかかな?

収蔵品のデータベース化とか、その管理手法の指導とか。

 

が、件の同期隊員は「学芸員」。

まさしく博物館や美術館のエキスパート。

私の「電子工学」にも増して激レアな隊員です。

分野が違いすぎて、滅多に協力できる機会もないので、いいチャンス!

 

ま、仕事と言っても、彼女が主導する企画展の開催にあたり、使っていない/壊れているプロジェクタとメディアプレイヤーをチェックして、できれば修理してもらえないか、と。

そういう内容です。

 

...えーと。

「そんなこと、サモア人がやらないの?」って?

 

おそらく、世界中のどの派遣先でも似たようなものだと思いますが、ボランティアの発言力は非常~~~に小さいです。

本当に絶対、誰がどう考えても修正すべきこと、例えば「これは危ないよ!」とか「非効率的だよ!」なんてことがあったとして。

協力隊員が何をどう言おうと、なかなか変わりません。

多額の予算が必要ならまだしも、ちょっと手を動かせば(例えば1時間の作業で)変えられるようなことでも。

それは「今まで大丈夫だった」とか、効率を追わない、何より面倒くさい、という気質にも大きく依存するんだと思いますが...。

日本だと想像もできないことがまかり通っていたりします。

 

この博物館も例外ではなく。

昨日は入口のパンフレットが切れていました。

同期隊員曰く「何回言っても切らすんだよなー」と。

サモア人的には、欲しけりゃ言うでしょ?くらいに思ってるんじゃないでしょうか。

そりゃ、パンフレットがなくても問題にはならないですよね。

 

電気が切れている展示室もあります。

まぁ開館時間の間は薄暗いなりに見えるからいいか、って感じ?

 

NZ提供の、ムービーが流れるはずのディスプレイが1台動いていないままです。

天吊のプロジェクタが斜めになって不安定なままです。

さらに言うと、キャプションのない展示がいくつもあって、スリットドラムにはコインが入れられていたとか。

年代順に並べたり、展示室ごとにテーマを設けて展示したりetc.、素人の我々ですら思いつくことですが、何の脈絡もなく並んでいたり。

 

...ま、どれも大問題かって言うと、そうでもない。

プロジェクタは危ないけど、結局今まで落ちてないしー。

国立博物館でこんなだと、サモアの恥になるよ?」なんて概念もないし。

...同期隊員の苦労が目に見えるようです。涙

 

万事がこんな感じなので。

新しい企画展でプロジェクタを~、なんて言っても、そりゃ協力してもらえません。

 

ということで。

自分たちで梯子を借りに行って(貸すくらいはしてくれる笑)。

プロジェクタを外して、事務所でチェック。

幸いなことに、プロジェクタ、メディアプレイヤー、2セットとも問題なし!

念のため電源配線をチェックしたら、壁コンセントのスイッチが壊れてました。

電源が来ないから動かなかっただけで、経費ゼロで解決できそうで何より。

 日本だとスイッチ付の壁コンって割と特殊ですが、サモアでは家でも職場でも大多数がスイッチ付です。

 

結果論かもしれませんが...。

トータルで1時間ちょっとの作業でした。

正直、サモア人がやるより我々がやるほうが断然早いし、仕事も確実なんですよね...。

協力隊員としては、いいのか悪いのか分かりません...。

ジレンマです。

 

...あ、博物館の開館は、月~金、9:30-16:00です!無料です!

思い出したように観光情報に戻る。笑

↓こんな感じの小さい展示室が5つ。サモアに来たら是非! って感じではない...かも。汗

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↓全然関係ありませんが。まさに日本からの輸入車。「アピア」がいいですね。笑

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