Notes in Apia

常夏の島サモアで暮らす、青年海外協力隊員の覚え書き

中華inサモア

先日、サモアに来て初めて中華を食べに行きました。

4ヶ月以上住んで初!?って感じもしますが、そもそも滅多に外食しないので。

中華はレアというわけではなく、アピアには中華料理店がいくつかあります。

...って、タンザニアの内陸部にもあったくらいなので、首都だったら世界中どこにでもありそうです。笑

たいていの国にあるおかげで、ローカル食が合わない隊員にとっては非常に心強い存在です。

 

お店はIslandレストラン。

Googleマップには表示されませんが、Sunriseレストラン(これも中華)の向かい。

この店によく来る隊員曰く「アピアで一番コスパがいい中華料理屋」とのこと。

そう言われるだけあって、しょっぱすぎることも脂っこすぎることもなく、そして何より中華でありがちな化学調味料全開すぎることもなく、おいしく頂きました。

ちなみに、現地人はローカル食しか食べない国もたくさんありますが、サモア人は中華食べます。

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ホント、中華は世界中にあるので、海外在住の日本人にはありがたい存在ですが。

中国人は地元民に嫌われていることが多いですね。

協力隊員のほとんどが経験すると思いますが、街を歩くと(中国人と間違われて)「チャイナ!」「シノワ!」「ヒーホーハー」などと挑発されたり、ひどい場合は子供に石を投げられたりします。

サモアでは時々しかありませんが、タンザニアでは街・場所によってひどかったです。

それによって中国人を嫌いになってしまう隊員もいますが、彼らがいるおかげでアジア食材や日用雑貨など、色々な物資が安く手に入ることを忘れちゃいけません。

 

サモアでも、比較的大きな店のオーナーは、中国人率が高いです。

なので、ちびまるこちゃんやドラえもんのパクリ商品などが売られていたり。笑

サモア経済にはかなり貢献しているはずですが、サモア人からの評価は低いようで。

中には、中国人とのハーフであるにも関わらず、中国人嫌いを公言する人も...。

 

その理由のひとつは、仲間内としかつるまず、現地に馴染もうとしないことでしょう。

実際アピアでも、新興住宅地に中国人コミュニティができており、彼ら独自のルールで生活しているらしく、治安も悪いとか。

村やマタイ制を重んじるサモア人にとって容認できない事態なのは、よく分かります。

 

...でも私の知る限り、個々の人は悪い人ではないし、ふつうに付き合える人たちです。

きっとよく言われるとおり、「対人トラブルはすべてコミュニケーション不足」が真実なんだと思います。

どちらも歩み寄りが必要。

サモア人に言わせれば、余所者である中国人から歩み寄るべきなんでしょうが...。

 

↓こんな状況もあるようで。サモアも背景が似ているのかもしれません。