小学校へ!
昨日は、帰国直前の隊員の派遣先である小学校へ。
活動を終えるにあたり、日本文化を紹介する授業をするというのでお手伝いです。
またも盛り沢山な一日だったので、今回の記事も長いです。汗
Laulii Primary
行ったのは、アピアの東にある、ラウリィ村。
↓サモアでは道路沿いに看板が出てます。この学校のはボロボロ...。
当初は、浴衣、歌、習字、手巻き寿司、歯科指導etc.の心づもりだったそうですが。
直前になって、急にサモア人教員がやる気を出して...
「調理実習しよう!4種類くらいは作りたい!」と。
急遽、計画の大幅変更を余儀なくされたとか。
サモア人がたまーに出す、謎のやる気、実に迷惑ですねー。なんて。笑
調理実習
で、我々が小学校に到着したときには、すでに調理が始まっていてカオス状態!
↓鶏肉を手でちぎってる!その横には生食する野菜!それ、お腹痛くなるヤツ!!orz
これホントにご飯できるのー?って感じでしたが。汗
3人でお手伝いに行ったので、ちょうど1品目に1人ずつ日本人が付ける!と。
で、私はお好み焼きチームの指導に就きました。
他は、手巻き寿司、オムライス、カレーライス。 ...炭水化物!笑
サモアでは、料理と言えば男の子!?
でもないんでしょうが、トオナイ(日曜のご馳走)は男性が作るので、料理に抵抗がなく。
我がチームでは、女の子たちも基本的に「男子にお任せー」って感じ。笑
包丁を取り合ったりするので、非常に怖かったのですが、無事にケガなし!
↓お好み焼きをひっくり返したがるのは日本の子どもたちと変わりません。
...あ、このクラスは最年長のYear8、日本で言う中1です。
サモアの小学校はYear1~8まで(日本だと年長~中1)の子どもたちがいます。
↓Year1~3くらいまでは、ただただ超かわいい!
調理実習は、途中からJICAスタッフも視察に来たので、日本人5人のサポート!
...の甲斐あってか、ちゃんと昼前にはご飯が出来上がりました。
こうやって、なぜかいつも何とかなっちゃうのがサモアです。笑
残念。カレーチームは写真なし...。笑
浴衣紹介&歌
ホントは出来立てを食べたいところですが、プログラム的に浴衣の紹介。
立候補した生徒2人に、女性隊員3人がかりで着付け。
生徒の食いつきは男女とも良く、けっこう興味津々って感じでした。
↓帯の位置!でも意外と似合ってる。が、暑いのですぐ脱いじゃいました。笑
その後は持参したギターで伴奏して歌。
日本の歌より、みんなで歌えるほうが、ということで「ドレミの歌」を日・英で。
サモアの子たちは伴奏付で歌う機会があまりありません。
学校にはピアノやギターがないし、通う教会にキーボードがないと、ほぼ常に歌のみ。
で、ちょっと心配でしたが、ちゃんと音程を取れて、まったく問題ありませんでした。
サモア人は声量がすごいので、けっこうガッツリ弾きましたが...全然負けたー。笑
おあずけ状態
で、ようやく待ちに待ったご飯! ...と思ったら。
急に校長が出てきて、「ゲストもいるんだし、大人が先だ」と。
...いや、サモアってそういう文化なんです。
食事は大人やゲストが先で、その間、子どもたちは給仕したり扇いだり。
大人が散々飲み食いした後で、子どもが残り物を食べる、と。
良い悪いではなく、彼らの文化なので、異を唱えたりするつもりはありません。
が!
「今日は日本文化の紹介の日だから、食事も日本流で、子どもたちも一緒に!」
と予め打ち合わせておいたそうです。
それもかなり強く(以前アイスクリームを作った際は、大人が全部食べてしまったそうで...)。
...でもダメでした。
そりゃね、文化だし慣れているとは言え、明らかに子どもたちの目が死にましたよ。
実に見事なテンションダウン。
急にわらわらと湧いてきた先生たちが、遠慮なく食べていきます。
もちろん、中には気を使って、ちょっとずつしか取らない先生もいますが。
オムライスの上の卵を全部取っていってしまう先生もいたり。orz
我々、日本人の感覚としては「もういいから食べさせてあげてーーー!!!」
心の中で叫びっぱなしでした。
ホントに見てられない...。
幸いにも、4種類ともそれなりに残り。
子どもたちも満足するまで食べられたのが何よりでした。
校内
その後、隊員による学校内ツアーをチラッと。
↓校舎と制服が同じカラーリング。サモアの学校はほとんどこうです。
↓グループワーク中。
↓教室内の掲示物がすごい!「"やってる感"を出してるだけ」ってことですが。笑
急に送別会!
そうこうしている間に、急に隊員の送別会を行うことに!
多分、我々がゲストで来てたから、なんでしょうが...。
この唐突さ、いかにもサモアです。
↓構内の一角にある、村のホールが開放されました。立派!!
挨拶はサモア語なので、「ちょっと何言ってるか分からないですけど」状態。笑
が、全校生徒による歌が圧巻!!!
webにはこんな記事↓もありますが、まさにこれを目の前&ライブで見ました。
ちなみに記事中のMaluafou Collegeは我が家から街中の間にあるので、よく前を通ります。
そして大量のプレゼント!
見るからに重いよ!ってくらい首飾りをたくさんかけられたり。
先生たちと挨拶を交わす様子などから、彼女がとても愛され、本当に大切にされているのが伝わって、かなり感動的でした。
...が、そんな感動の中、乱入してきたビッグママ(見物してた村人)が大暴れ。
私がターゲットにされ、捕まってステージに引きずられ、その後も外まで連れてかれ。
ずーーーっとガッチリ抱きつかれて、最後には激しいキスを!
...されそうになったので、そこは必死に抵抗して事なきを得ましたが。汗
もうね、マツコ・デラックスを2回り大きくした感じのスーパーヘビー級横綱ママ。
腕っぷしも女性とは思えない力だし、何より超重くてびくともしない!
表現はめちゃくちゃ悪いですが、強制猥褻を疑似体験した感じ。
絶っっっっっ対ダメですよ。マジで最悪です。
まぁステージは、子どもたちが盛り上がってくれたんで良しとしますが...。
子どもたちとの別れ
帰り際、お好み焼きチームの男の子たちが集まってきて。
「はい、これ」と5タラ札を!!
多分、みんなで1タラずつ出し合ったんでしょうね。
「いやいや、もらえないよ!アイスポップでも買えよー」なんて言ったんですが。
「お世話になったし、楽しかったから」と、胸ポケットに押し込んできました。
確かにお好み焼きチームは、ゲラゲラ笑いながら超盛り上がって楽しかった!
でもお金もらうのはなぁ...。困
が、別れ際にお金を渡すのも、実はサモアの文化だったりします。
サモア人同士では、物(特に布や服か食べ物)が多いですが、外国人相手だとお金も。
なので、彼らの気持ちとしてありがたく頂戴しました。
うん、やっぱり男にはモテるんだよなー、オレ。肝心な層にモテないのに。笑
半日だけでしたが、多少なり子どもたちと繋がれた気がして、とてもいい時間でした。
小学校隊員いいなぁ、羨ましいなぁと思いましたが...
こりゃ帰国前に絶対泣いてしまう!私はやっぱり大学でよかった!!と。笑
4度目...
大学に戻って仕事を片付けた後、夜に再集合。
今回帰国する隊員(現職の教員)は、1つ上の隊次にとっては、後から来て先に帰ることになるため、お世話になりっぱなしのお礼を、という会だったのですが。
小学校にサポートに行った我々もお誘いいただき。
気が付けば、よく一緒に呑む、年の近い4人(通称「大人会」笑)+αのメンバーに。
...ま、偶然というより必然です。
なんとなく、わりといつも一緒に行動してますから。
落ち着くんですよねー、結局。笑
いつもながら、超おいしい料理がたくさん!
↓かなり食べた後ですが...。汗
お酒も十分すぎるほどあって、プリンとチーズケーキまで!
くだらない話もまじめな話も盛り上がり。
ギターでカラオケ大会も。
...気が付けば今朝6時まで呑んでました。
さすがに月曜からそれはアカンわー。笑
って、40代になってから、オールナイトなんて全然ありませんでしたが。
サモアでは12月から始まって、早4回目。
なんと月1ペース。
オッサン、無理してます。笑
いや、気の合う友人がいてくれて、ホント楽しくて幸せです!!!
長~~~いけど、とても充実して楽しい一日でした。