Notes in Apia

常夏の島サモアで暮らす、青年海外協力隊員の覚え書き

運転禁止・期末テスト・出会いと別れ

大学は、先週でテスト期間が終わって構内が閑散としてます。

が、スタッフは採点→成績付けや会議などのため通勤です。

仕事があるのは構いませんが、土曜と同様に、学校が休みだとNUS⇔街中心部のバスがなくなるので、買い物に出づらく非常に不便です。

 

運転禁止

ちなみに協力隊員は、原則的に車両の運転が禁じられています。

わざわざ「車両」と書いたのは、自動車だけではなく、バイクはもちろん、自転車もNGだから。

 

詳しく書くと、

・自動車:ダメ、絶対。

・バイク:(募集時点から)活動で必要な場合のみ。国内訓練時に別途研修あり。

・自転車:各国のJICA事務所判断。「自宅から2km以内に公共交通機関も商店もない」等の条件。

という感じ。

シニアボランティアはいずれもOKですが、JV(青年海外協力隊員)はNGです。

つまり徒歩以外は、タクシーなどに乗るしかなく、機動力なさすぎ...。orz

 

20年くらい前まで?はJVも車OKだったんですが、一律NGになったそうです。

って、諸先輩方の武勇伝を聞くと、そりゃJICAも禁止せざるを得ないわー、と。笑

 

と言っても、私の家は坂の上なので、仮に自転車OKでも、多分乗りません。

きっと大量の犬に追いかけられるので、上り坂では振り切れない...。汗

ま、サモアの場合はタクシーが安くて24/7営業なので、比較的利用しやすいです。

 

期末テスト

期末テストは基本2~3時間/教科なので、試験官は意外と大変です。

特にFoundationコース(日本で言う教養課程)は1講座の人数も多いので、3回に分けて実施し、丸一日休みなしです。

試験中はやることがないとは言え、本を読んだりしてるわけにもいかないし。

ご飯も食べられないし、PC教室だとお茶も飲めず。

が、自分の学生時代を思い出して、ちょっと懐かしいような(何年前だ!笑)。

 

↓Officeの使い方コースの実技試験(2年生)。日本だと大学の授業で学ばないですよね?

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さすがに小テストの時とは違って、みんな真剣。

私語も一切なく、カンニングとか許されない空気でした。

実際、スタッフに配られる「試験官マニュアル」にも結構厳しく書いてありました。

数学のテストでも電卓使用OKなのはどうかと思いましたが...。笑

 

出会いと別れの季節?

理学部は昨日で成績会議も終わり、スタッフも有休を取ったり。

期の境目というタイミングもあって、人員の増減もありました。

 

NUSはサモア唯一の国立大学なので、スタッフに対しても留学の援助や奨学金の提示が山ほどあります。

若い講師は、大学で働きながら、そういうチャンスを待って進学することが多いようです。

太陽電池プロジェクトの一人がNZの大学へ進学することになり、また一人仲良しがいなくなってしまいました。

聞けば、家族を置いて単身で行くとか。

サモアでは、父親だけ進学とか出稼ぎとか、かなり普通によくあります。

入り婿が多いので、奥さんと子供を置いていっても、元々奥さんの実家だし大家族だし、不安は少ないのかと。

 

↓送別会@スタッフルーム

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我が家にも変化があり。

敷地内のもう一軒に、イギリス人の女の子が来ました。

といっても、4週間だけですが。

ボランティアや留学ではなく、文化交流プログラムだとか。

久しぶりに生のBritish Englishを聞いて、「あ、オレ英語分かるじゃん!」と。

ふだんはサモア人の英語に四苦八苦なので...。笑