Notes in Apia

常夏の島サモアで暮らす、青年海外協力隊員の覚え書き

やっぱり人間関係が大切

サモア語の語学研修は、海沿いのホテルの会議室?を借りて行っています。
通うにはバスターミナルから海沿いの堤防を歩いていくので、天気が多少悪くても、それだけで毎日リフレッシュです。
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※あ、もちろん、研修の方法や場所は国etc.によって異なり、タンザニアの時は寄宿制の語学学校でした。

 

学び始めてわずか3回目の授業ですが、サモアはマタイ制に代表されるように、やっぱり家族や人との関係性が大事なんだなぁ、と感じます。
と言うのも、サモア語は語彙が少なくて、ひとつの単語でいろんな意味を持つことが多い(20種類以上の意味がある単語も!)にも関わらず、人との関係を表す際には細かいんです。
たとえば、父親が言う「息子」「娘」と、母親が言う「息子」「娘」は全然違う単語です。
同様に、男が言う「兄弟・姉妹」と、女性が言う「兄弟・姉妹」も違います。
また、「子供」も身内か否かで単語を使い分けたりします。


さらに代名詞も、「私たち」は英語で「we」ですが、話している相手を含めた「we」と含めない「we」は異なる単語です。

 さらにさらに、1,2,3人称に関わらず、1人、2人、3人以上が、それぞれ別の単語だったりします。

つまり、たとえば「私・私たち」は英語で「I/we」だけですが、サモア語では6種類が存在します。

単数の「自分」にも2種類あるので、非常にとっつきにくいですが、人との関わりに重きを置くサモア人が偲ばれます。

 

日本語のように語順がわりと自由だったり、すごく大らかであるように思えて、こだわるところは細部までこだわった、非常に興味深い言語です。

 

...今日も100以上の単語を覚えなければならないので、この辺で。汗