Notes in Apia

常夏の島サモアで暮らす、青年海外協力隊員の覚え書き

サモアの雨とネット事情

急に大雨がザーッと降ってピタッと止まる、それが熱帯地方のスコールですよね。
が、サモアの雨季はスコールよりも日本の梅雨に近く、長時間どんよりしてシトシト降り続くことが多いです。

 

と思ったら。
今日は一日スコールでした。
...と言っても、スコール後に晴れるわけではなく。
ザーッと大雨が降って止まっても、どんより曇ったままでシトシト降り続くというイヤな感じ。笑
大雨警報も出るくらいだったので、床下浸水?な建物↓もありました。
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本題。
昨日の続き、と言うか補足で、サモアのネット事情を。

  

携帯は2社

サモアでは、BlueskyとDigicelの2社だけが携帯電話サービスを提供しています。
どちらがいいかは一口には言いづらく、使う人や地域によります。

 

地域というのは、もちろん電波状況のことで、ある地方では片方しか入らない・安定しない等があるようです。
また、単純にデータ量当たりの価格を比べるとBlueskyのほうが安いですが、やや高いながらDigicelのほうが有効期限が長かったりします。
速度の点でも、Blueskyは3Gまでですが、Digicelは4Gも提供しているなど、本当に「使う人・地域による」としか言えません。

 

SIMは安いので「2枚持ちして、都合のいいほうに入れ替えながら使う」のが正解かもしれません。
私のスマホはデュアルSIMなので、2社とも挿しています(現状ではDigicelのほうが、私には合っていそうです)。

 

データの価格

代表的なプランだと、3GBで45~48WST(≒¥2,025~2,160)・有効期限14~30日です。
この他には基本料などがかからないことを思えば、日本と変わらないくらいですが...
現地人(そして協力隊員)の感覚的には1WSTが¥100くらいなので、3GBで5万弱と考えるとかなり高いです。

 

フリーWiFiなんてない!

ということで、サモアは国中でネットが超高いので、フリーWiFiなんて存在しません(多分)。
空港や高級リゾートホテルでも従量課金制でした。

 

なんと、JICA事務所でも隊員はネットNGです。
正確には、ネット接続されたデスクトップPCが2台だけ使用OKです。
もちろん活動に関する使用のみで、私用NGです。
驚いたことに、調整員(スタッフ)ですらWiFiには接続させてもらえないとのこと。
当然ながら、今滞在しているドミトリー(隊員連絡所)にも無料のネットはありません。

 

※なので、しばらくネットに接続できませんでした...。

 

ネットのプロバイダ

いわゆるインターネット・サービス・プロバイダは、BlueskyとDigicelに加え、Lava Spotという一社があります。
AP(アクセスポイント)が見えれば接続できます。
が、やはり高いです。
実情は全然使っていないので分かりませんが、3社とも一長一短で、一概にどこが良いとは言えないそうです。

 

スマホSIMフリーではない場合

昨日、自分のスマホを使うには「SIMフリー」であることが前提と書きましたが。
Digicel、Blueskyとも、モバイルWiFiを100~200WST(≒¥4,500~9,000)で売っています。
これを使えばWiFi接続でスマホを使えるので、電話をかけないのであれば、SIMフリーでなくてもOKです。

 

電話も高い!

ネットが高いと書きましたが、同じように電話料金も比較的高く感じます。
日本にいると、定額通話だったり、LINE通話やSkypeなどが中心だったからかもしれませんが...。

 

結局、課金したらデータプランを買って、なるべく電話はLINEとSkypeだけにするのが正解なようです。
LINEもSkypeも使っていない現地の人とは、SMS中心に連絡するのがいいかもしれません。

 

日本とのネット通話

ネットが安定しているときは、遅延や音質など、国内にいるときと変わりありません。
少なくとも首都アピアにいる限りは、大雨でネット自体が不安定になったりしない限り、全然問題なさそうです。

 

サモアスマホを買う

サモアではSamsungが主流です。
というか、それしか売っていないのでは?(あまり興味がないので細かく見ていません)
数機種売っているようなので、選択肢はありそうです。
自分のスマホが壊れたり紛失したらお世話になるはずなので、その際にレポートします。

 

>これから来る隊員の方へ

現状、JICAから貸与されるのはガラケー(懐かしのNOKIA)なので、自分のスマホを持ってくるのは必須です。