村でのステイ先-2 「水辺の生活」
昨日に続いて、ステイ先の話。
川を渡る日常
Poutasi(隣村)を治めるだけあって、教会や婦人会など、よく西の隣村に行きます。
ふつうに考えると、東側の村道から北の幹線道路を回って西に行きます。
が!
この家では、敷地から直接川に出てショートカットしてしまいます。
潮が満ちていればカヌーで、引いていれば海側を回って徒歩で(水位は膝くらい)。
↓Google Earthで、ピンの下辺りに桟橋が写っているのが分かるでしょうか?
夕方、ここに椅子を置いて、ビールを飲みながら釣り、なんて最高でした。
水がきれいで、魚もたくさん。
昼間は家の子供たちが川で遊んだり。
冷たい川の水が気持ちよくて、海からの帰りはいつも浸かってました。
↓桟橋から南西方向を。対岸には渡った後のカヌー、手前(左)には海に出るカヌーが。
家の南側・西側はマングローブで、カニやヤシガニがたくさんいます。
美しい景色に加え、波の音と鳥の声だけが聞こえる、静かで穏やかな空間。
この桟橋周辺が、今サモアで一番好きな場所かもしれません。
もちろん海も日常
ステイ先のお父さんは漁師です。
そりゃ家から直接海に漕ぎ出せるしなぁ。笑
↓後ろに桟橋とマタイファレが見えます。
カヌーでひとり漕ぎ出すと、素潜り漁(銛をパチンコで打つ!)で山ほど魚を獲ってきます。
↓ゴーグルのみ。フィン等なし。獲った魚は紐を通して腰周りに。
何度か一緒に海に出ましたが、1回あたり2~3時間で40~60匹。
しかも銛には紐などがついていないので、打つたびに潜って拾いに行きます。
それで1時間に約20匹!
...信じられませんが本当です。
まぁ魚も超豊富にいるんですが、それにしても。
正直、働かなくても十分生活できると思うのですが、獲った魚は売ったり(もちろんあげたり)もするそうです。
ということで、私のステイ先では毎日新鮮な魚が食べられました。
これは間違いなく、サモアでも珍しいことです。
魚の調理は焼く、茹でる、揚げる、蒸し焼き(トオナイ)、色々でしたが、一番多かったのは茹でかな?
私はいつもオカ(生)で食べていたので、よく分かりません。
お母さんがヤザキ(日本企業。もうすぐサモア撤退)で8年ほど働いていたそうで、日本文化に詳しく。
「生魚好きよね?」ということで、毎日食べさせてくれました。
オカと言えば、生魚と玉ねぎなどをココナツミルクで和えたもの、と思っていましたが。
魚の生食全般をオカと呼んでいるようです。
ココナツミルク和えも出ましたが、塩水にオレンジを浮かべて生魚を入れたものが一番よく出ました。
新鮮なだけあって、どれもおいしいのですが、ちゃんと切り分けてほしかったなー。
毎回、頭と内臓を取って、皮を剥いただけの魚にかじりつくスタイル。汗
カラフルな魚を食べるのは問題なし!おいしい!
...今日もまた食べ物に触れて終わり。笑