Notes in Apia

常夏の島サモアで暮らす、青年海外協力隊員の覚え書き

空の傷跡

3月最終日、ということで、そろそろ雨季も終わり。

...と書こうと思ったら、今日は久しぶりに大雨。笑

朝から断続的にスコールが降っています。

 

サモアの雨季は、日本の梅雨みたいにシトシト降り続いて、暗くてジメジメして、と聞いていたのですが。

たしかにそういう日もあるのですが、晴れてるのに急に大雨がザーッと降って、また何事もなかったかのように晴れるパターンのほうが多いです。

いかにも典型的な南国のスコールという感じ。

 

洗濯物も、晴れていれば強力な太陽のおかげでサッと乾くので、雨季でも特に困りません。

ただ、日本から着てきた冬物は、クローゼットに入れっぱなしだったのでカビが生えかけ...。

慌てて洗濯しなおして、外に干しました。汗

 

サモア人は雨でもあまり傘を差しません。

傘を差しているのをよく見るのは成人女性くらいかな?

男性や学生、子供は、基本的に傘を使わず、濡れるのを厭わない感じ。

ま、そもそも「雨が降ったら止むまで待つ」スタンスなのは途上国共通?ですが。笑

濡れてもすぐに乾くし、気にしないようです。

「濡れても寒くない」というのも大きいですよね。

 

そして、サモアは空気がきれいなのか、太陽が出ている時間に雨が降ると、かなり高い確率で虹が見られます。

それも2重とか3重で見えることが多いです。

初めのうちは割と感動的に見ていましたが、最近は「雨が降ればほぼ必ず見られる」と分かって感動が薄れてしまいました。汗

 

↓昨日の写真もこれも、よく見ると2重です。

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そんな虹、サモア人にとっては何の感慨もないようです。

日本でも虹がレアじゃない地域ではそうなのかもしれませんが...。

 

虹は、サモア語では「nuanua」と言います。

サモア語はこのように同じ音を繰り返す単語が多いのですが、たいてい1回と2回ではまったく違う意味になります。

例えば「lava=とても」「lavalava=布・衣類」という感じ。

ちなみに「nua」1回だと「傷」という意味です。

なので、私の頭の中では「虹は空の傷跡!」と変換して記憶されました。笑

 

余談ですが、星もすごくきれいです。

首都アピアでも、オリオン座の中に星が(三連星を除いて)10個以上見えるくらい。

村のステイのときはもっとすごくて、毎晩のように眺めてました。