どうなる!?
ココナツの発芽
サモアの一般家庭にはココナツの木がたくさんあります。
村ステイの家では毎日大量に消費する(食べる以外にも、豚の餌だったり)ので、広大な敷地を手押し車で回って、たくさん拾っていました。
が、ウチの大家ファミリーは落ちた実を拾いません。
そもそもあんまり食べないのかも。
全部庭師が持っていくのかな?
外皮を剥く鉄の棒(こんなの↓)とか見ないしなぁ。
都会住まいの裕福なサモア人は、生活がNZナイズドされている人も多いです。
で、今朝気付いたのですが、庭に落ちた実から芽が!
ココナツも種なので、当たり前と言えば当たり前ですが...。
発芽を初めて見て、その巨大さにびっくり。
この状態から根が出てきて、とか、今後どうなる?というのが非常に楽しみです。
小学校の頃の観察日記、こういうのだったらちゃんと続けられたと思いませんか?笑
活動内容
大学への配属が学期の途中だったので、いきなり授業を持つ訳にもいかず。
今のところ、仕事らしい仕事をしていません...。
が、あくまでボランティアとして仕事をしにきているのです。
本人もたまに忘れかけます。笑
で、これまではサモア人の授業を見学したり手伝ったり、会議やセミナーに出席して、状況の把握に努めてきましたが。
ようやく待ちに待った、私の活動内容に関するミーティングがありました。
そもそもJICAからは「ロボット工学のコースを立ち上げる」という要請だと聞いていました。
が、実際にはロボット工学はおろか、工学の要素もほぼない、というのが現実だったのは以前書いたとおり。
かと言って「だから何もすることがありません」という訳ではありません。もちろん。
「自分のできること」と「配属先が喜ぶこと」の摺り合わせが、協力隊員の大切なテーマです。
が、私の専門は電子工学(電子回路や電磁気学)なので、「理学部コンピュータ学科」ではなかなか活かしにくいのが本当のところ。
配属先の一番の問題点・要望は「プログラミング教育」なのですが...。
ま、くだくだ書いてもしょうがないので結論を。
学科長や学部アドバイザーを交えて、スタッフと小一時間話した結果。
・新コースの立ち上げ(ロボット組込を題材にC言語の基礎を教える)
・イノベーションプロジェクトへの参加(Raspberry Pie、Arduino、ドローンを教育・研究・設備使用につなげる)
・太陽電池プロジェクトへの参加(低コストでソーラーパネルを導入し、学内の電気代を下げる)
の3本柱でいこう、と。
新コース設立がメインですが、来年度(1月~)立ち上げて、1年教えてバトンタッチ(帰国)するので、サモア人教諭の育成が肝。
イノベーションPjは、いずれもほぼ経験がありませんが、メンバーもみんな素人なので、何ができるか楽しく考えながらやれれば、と。
太陽電池はさっそく計画を見せてもらって、ブラッシュアップすべく口出し。
これも専門外ですが、計画を見るとメンバーよりは数段知識があるようなので頑張らないと。
...うーん、どうなることやら。
若干の不安はありますが、方向が決まると俄然やる気も湧いてくるし、ワクワクしますね。
気負って詰め込みすぎないようにだけ注意して、と。笑
で、次のボランティア(私の後任)は、PCインストラクターに変更することに決めました。
「Androidアプリの開発経験」「C言語で製品組込の経験」「できればRaspberry Pie、Arduino等の知識がある」人かな。
あと、必要な語学力レベルをBからAに変えよう。
こういうことは本来、ボランティア調整員というJICAスタッフの仕事ですが、多ジャンルに亘る協力隊員の職種すべてに精通してはいないので、新規案件の場合は特に隊員からの働きかけが重要だったりします。