Notes in Apia

常夏の島サモアで暮らす、青年海外協力隊員の覚え書き

サバイイ島一周!(前編)

先週末はサバイイ島に行ってきました。

つい先月、来サモア9ヶ月目にして、ようやく初上陸したくせに、もう2回目。

ま、何事もタイミングってありますよね。

 

しかも今回は、サバイイ唯一のSV(シニア・ボランティア)のご好意により、島一周!

駆け足でしたが、主要な観光スポットをほぼすべて楽しむことができました。

 

 

金曜朝のフェリー

サバイイには金曜8時のフェリーで向かいました。

つまり、出航の2時間前=6時のバス。

自宅を5:30くらいに出発なわけで...当然真っ暗です。

が、アピアではタクシーが24時間呼べるので非常に便利ですね。

 

港までのバスは一台しかなかったのにガラガラ。

多分、月・土以外は朝イチに混むことはないかと。

もちろんフェリー自体も空いてました。

 

サバイイのレンタカー

港にはSVがレンタカーで迎えに来てくれました。

サバイイ島は交通機関がイマイチなので、観光にはレンタカーが一番かも。

バスは基本的にフェリーの発着に合わせてしか走らないし。

タクシーも捕まえにくいし、朝晩は営業していないとのこと。

 

ちなみに、今回のレンタカーはVOXY

30時間WST200(≒9,000円)だったそうですが、これは特別。

獣医であるSVが、オーナーの犬を去勢した関係で割り引いてくれたんだとか。笑

 

聞いてみたら、通常はPassoが24時間でWST120(≒5,400円)とのこと。

ホテルを通じて借りる(観光客価格)よりは安そうです。

↓港から歩いて行けますよー。一応、宣伝。笑

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Lava field

島を反時計回りに、一路北へ。

前回行ったLano Beachを超え、島の最北端近くのSaleaula。

Salealuaの手前は約100年前の噴火で生じた、真っ黒な溶岩地帯が広がっています。

その景色だけでも中々ですが、教会の廃墟と乙女の墓が見所です。

メインロード沿いにある入り口で入場料WST5(≒220円)を払います。

例によって、その土地を持つ家族の経営で、ママと小さな子が案内してくれました。

 

正直、全然期待していませんでしたが...

LMS(=London Missionary Society) church ruinは見る価値アリ!!

石壁に絡みつくように木が生えており、「サモアアンコール・ワット」と命名したくなるくらい、雰囲気がありました。

↓流れ込んだ溶岩がそのまま残っています。

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Virgin's graveは...まぁ時間があれば。笑

溶岩が、なぜか乙女のお墓を避けて流れた、という伝説らしいです。

↓たしかに空洞にはなってる。

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さらに奥まで散歩すると、波打ち際まで行けます。

ここの海と砂州の景色はかなりきれいなので、晴れていれば迷わずGoです。

 

サバイイ北部のランチ

サバイイ島の北部は、港から遠く、かなりアクセスが悪いです。

言ってしまえば「田舎」です。

が!ビーチが超きれいなので、外資系のリゾートが複数あって。

なんとピッツェリア(Leilina's pizzeria)まで!!

噂だけは聞いていたので、ぜひ食べたいと思っていたのですが...なんとお休み!

タイミング悪いな...。orz

 

でも、道を挟んでリゾートホテルが2軒もあります。

気を取り直して、車をピザ屋に置いたまま、いざリゾートへ!

「夕陽」を意味するLe Lagotoと、Savaii Lagoon。

前者のほうが高級だそうですが、今回は後者へ。笑

 

いや、Savaii Lagoonも十分きれいで、ビーチ隣接のテラスで最高のランチでした。

↓ランチ時のみ、ちょっとスコール。雨季だけど、他は全然降られず。

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↓Tuna pancakeだったかな?おいしかった!

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車に戻ると、ピザ店内に人影が...。

聞いてみると、これから営業するから準備だとか。

いやいやランチには遅すぎ(すでに13時過ぎ)だよー!!涙

 

サモア最西端の村

今回のメインの目的地はサバイイの秘境(笑)、Falealupoです。

島を一周するメインロードが避けて通る村。

ダート道を9kmほど行かないと、目指すビーチファレにはたどり着けません。

サモアタイムゾーンを変えるまで、「世界で一番最後の夕陽」が見える村でした。

 

が、そこに至るまでにも観光スポットが!

何と言っても行きたかったのが、Falealupo canopy walk。

林保護区内にある、木と木を結ぶ吊り橋だとか。

そりゃ行ってみたいですよねー。

入口でWST20(≒900円)取られますが、他の2つの観光スポットも含んでます。

 

森の中の小道を抜けて、見えてきたのは鉄塔の螺旋階段。

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かなり揺れますが、サモア人を支えるってことは日本人なら絶対大丈夫!笑

登りきると、10mほどの高さに吊り橋があります。

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一度に2人まで、と言われ、ここも揺れますが、サモア人を...(以下同文)笑

 

渡った先の木がスゴい!

宮崎アニメに出てきそうな巨大な木に絡みつくように螺旋階段があって。

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一番上まで登ると、森の上を見渡す絶景!!
しばらく眺め続けてしまうくらい、素晴らしい景色でした。

本当にオススメのスポットです! ※高所恐怖症の人を除く

 

入場料WST20の内のもうひとつが、Moso's Footprint。

吊り橋から、ダートをしばらく奥に行った民家の庭にあります。

神話に出てくる巨人の足跡で、右足はサモアに、左足はフィジーにある、と。

が...それにしては小さすぎない??笑

溶岩の流れの偶然でできた足跡っぽい形、というだけで。

正直、道沿いになかったら、見る価値はまったくないです。

札幌時計台以上のガッカリ観光スポットに認定。笑

 

入場料の残るひとつは、House of rock。

ロックの殿堂ですよ。

その名に相応しいのはRolling Stonesでしょうか。 なんて。

その正体は、溶岩でできた空洞です。

前述のVirgin's graveと同じく、偶然できた空間。

興味がある人は「lava tube」で調べるといいかもしれません。

これも、わざわざ見に行くほどではないかなぁ。汗

 樹上の景色、Moso's FootprintとHouse of rockはあえて写真なし。:p

 

Falealupo beach fale

ようやく辿りついた、最果てのビーチファレ。

が!それに値するだけのビーチがそこにはありました。

嘘みたいに真っ白な砂浜と青い海!

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しかも全然人がいない!(そりゃそうだ)

さらに、魚影は若干薄いものの、エントリー直後からサンゴ礁

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波がやや強いことを除けば、ほぼパーフェクトなビーチです。

個人的に、サモア暫定1位のビーチかもしれません。

↓元「世界最後の夕陽」。笑

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