Notes in Apia

常夏の島サモアで暮らす、青年海外協力隊員の覚え書き

NZ旅行-5「聖地最寄の村、Tutukaka」

昨日ブログを書いた後、はてブからメールが。

「Notes in Apiaを開設して1年が経ちました」だって。

おぉ、「サモアほぼ一年」とか書いたのに忘れてましたが、ブログが一周年でした!

初投稿は出発前夜、日本だったなぁ。

振り返るとあっという間の一年でした。

どうでもいいことか、サモア情報という超ニッチなニーズしかないブログですが。

おかげさまで色々な方に読んでいただいて、本当にありがとうございます。

 

今日はNZ旅行の話に戻りますが、その前にサモアの話をひとつ。

 

血液検査その後

火曜日に検査できないと言われた項目の採血をするため、朝から国立病院へ。

さすがに朝8時だと空いていて、待っているのは我々を除くと数人。

って、JICAスタッフ(サモア人)が来ない!笑

遅れること10分くらい?スタッフが来ましたが、ドクターもまだ来ていないとか。

...ま、これがサモアです。

って言うか、途上国は多分どこも同じで。

予約だろうが何だろうが、何かが定刻通り進むなんてことは激レアです...。

 

で、ようやく、我々の一人目が呼ばれたと思ったら...何か揉めてる?

しばらくして...「ハイ、解散。帰りましょう!」と。

えっ!?どういうこと??驚

 

以下、かいつまんで聞いた内容をざっくりと。 ※カッコ内は私の心の声

病院「試薬(?)が3つしかないから、今日は3人ね」 (予約させといて確保してないの?)

JICAスタッフ「いや、6人。金曜の朝に来いって言われて、来るの2回目だけど?」

病「12時くらいにならないと届かない」 (なら最初から金曜朝に来いって言うなよ!)

ス「そもそも、そんな特殊な検査のはずがないんだけど」

 ~ここで顧問医に電話して確認~

病「勘違い。火曜の採血で終わってるわー」 (医療関係でそんな誤解、絶対ダメだろ...)

 

ということで、そもそも今日は行く必要すらなかったんでした...。

もう一度書きますが、「国立病院」ですよ。

ホント、大丈夫か?サモア。orz

 

Tutukakaへ

長く空いてしまいましたが、NZの話に戻ります。

Paihiaの後は、南下してTutukakaに行きました。

途中の街Whangareiまでは、ここでもInterCityを利用しました。

20分くらい遅れてきましたが、オークランドから来たことを思えば十分許容範囲です。

そして、Tutukakaへの公共交通機関はありません。

しかも「小さい店1軒しかないから、たっぷり買い物してこなきゃダメ」 とのこと。

 

...って、Tutukakaはダイビングの聖地(Poor Knights Islands)への玄関口で。

ダイバーを中心に、観光客が山ほど来るはずなんですが。

ホテルは数軒しかなく、自炊しようにも店がない、と。

ということで、ふつうはWhangareiに泊まり、朝Tutukakaに移動して夕方戻る、と。

でも私はせっかくなので泊まりたい!

って言うか、街はどこも似たり寄ったりだから、そういう村にこそ泊まりたい。笑

 

Purring Ocean Views

で、選んだのがPurring Ocean Views

Tutukakaから若干離れていますが、半島の丘の頂上。

ぐるっと270度以上のパノラマが広がる、とんでもない景色が楽しめます。

↓部屋からの景色。Whangaumu bay。ビーチの賑わいが遠くに聞こえていい感じ。

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↓写真じゃ伝わらない...。夕暮れ時は神秘的でめちゃきれいでした。

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↓裏に回るとPoor Knights Islandsまで一望。コーヒー片手にずーっと見てられます。

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↓部屋の中はこんな感じ。

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↓自炊、は厳しいですが、食器や塩こしょうもあって、サンドイッチやレトルトなら。

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↓こんな感じでベランダで食事。ホント、最高でした。

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やや「人を選ぶよなぁ...」というのがシャワー。

トイレは部屋にありますが、シャワーは共同。しかも外です。

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私は男だし、こういうの全然問題ない(むしろ好きかも)ですが。

女性は水着じゃないと不安?かもしれません。

↓入ってるときは白い鎖で一応アピールできます(通路右手がシャワー)。

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ま、宿泊客は最大でも10人以下だし、外からは人が来ない場所なので。

見られる心配はあんまりないかと。

でも夜浴びるのは寒い!です。きっと。

私はダイビングから帰るとすぐ浴びてました。

まぁ夏なら日が長いから大丈夫かな?

 

オーナー一家は、すごく気さくで、かと言って干渉もしてこず。

誰にでも、ではありませんが、オススメの宿です。

 

交通手段

で、そんなとこどうやって行ったの?Tutukakaとの往復は?って話ですが。

他の宿泊客はみんなレンタカーです。

そもそも観光客は(私が会った限り)レンタカーがほとんどで、バスは少数派でした。

NZは一部の都市を除いて、車がないと不便だよな、という印象です。

 

私はWhangarei Coastal Commuterを利用しました。

レンタカー以外でTutukakaへ行く、おそらく唯一の手段です。

Whangareiに泊まるダイバーたちも、車がない人はみんな使ってました。

と言うか、私はこの手段を見つけたからこそ、Tutukaka行きを決定できました。

 

偉そうな名前が付いていますが、気のいいおじいちゃんの個人経営で。

基本一人で運行しています。

オンシーズンだけ他の人にも頼んで増発するそうです(奥さんとか笑)。

 

事前にWhangarei→宿、宿⇔Tutukakaの移動を相談しましたが、とてもスムーズ。

やや特殊な動きをしてもらったので、バスじゃなくて自家用車で送ってもらったり。

タクシーより快適なのに、タクシーより格段に安くて、何だか申し訳ないくらい。

 

Tutukakaに行くなら、これしかない!

ホントに優しい、いいおじいちゃんで。

Chris、また会いたいなぁ。

 

次回、いよいよ聖地Poor Knights Islandsでダイブ!!の話(予定)。