Notes in Apia

常夏の島サモアで暮らす、青年海外協力隊員の覚え書き

NZ旅行-6「ダイビング@聖地Poor Knights Islands」

サモア生活、一年が過ぎました!

NZ旅行編が終わったら、少し思うところを書こうと思います。

 

ちょうど一年違いの新隊員も赴任しました。

一つ前の隊次はサモア派遣ゼロだったので、久しぶりに見る、フレッシュな日本人。

みんな白い!&きれい!

...ま、2,3ヶ月もすれば、ハーフサモアンのできあがりなんですが。笑

 

つい先週くらいまで市場にマンゴーがあって。

あれ?自分が赴任したときはもう並んでなかったのになぁ、と思ってたら。

今週、見事に消えてました。

やっぱりこの時期の隊員は、マンゴーはしばらくお預けですね。

 

今日はいよいよ(ようやく?)ダイビング@聖地です。

 

Poor Knights Islands

Poor Knights Islandsは、NZに来るダイバーは必ず!ってくらいの聖地らしいです。

が、そもそも、なんで聖地と呼ばれるのか。

フランスにJacques Cousteauって海洋学者がいまして。

キューバダイビングの始祖(機材の開発とか)でもあるんですが。

この人が「世界横断してでもダイブしにくる価値がある!」とか「世界で10本指に入る!」なんて言ったとか。

ま、要は、超有名な人が「ココいいよ!」って言ったから、なんですよ。

 

...私、正直言って、この手の話は眉唾で。

話半分以下で聞くようにしてます。

だってその人、世界中の海をくまなく知ってる訳じゃないでしょ?と。

タンザニアでも「~~国立公園が最高!」とか声高にアピールする人もいましたが。

じゃ、その人、全部の国立公園に行った上で比較してるの?って思うわけです。

複数回行って、それぞれの一番いいコンディションを知ってるわけでもないだろうし。

 ※実際、そこしか行ったことない(他と比較できない)のに、ココ最高!って言ってたり。

 

ということで、旅行評とかホテル評、さらに言えば映画評とか書籍評、音楽評etc.(もちろん悪名高き?「食べログ」も)、ほぼ信用していません。

その人がどれだけのバックグラウンドがあって評価してるか分からないし。

そもそも、そういう評価が、私の感じる評価と一致しないことが多いんですよね。

...ま、私が天邪鬼だったり、変わり者ってだけかもしれませんが。笑

 ※「全米が涙した!」なんて映画に「ハァ!?」って思ったこと、皆ありますよね?

 

が!

予備知識がないときには便利な情報であることは否めず。

NZに行くに際して「せっかくだから」と思って選んだのは事実です。弱

が、前述の通り「過度な期待は禁物」とも思うし、実際あまり期待せずに行きました。

 

ダイブショップ

Tutukakaにあるショップは3つ。

確認するまでもなく、どのショップも必ずPoor Knights Islandsに行きます。

Dive! Tutukaka

Perfect Day

Yukon Dive

私が選んだのは「Dive! Tutukaka」。

パイヒアに続き、またもそのまんまネーミング。笑

 

Perfect Dayは名前が新興宗教っぽいからパス。 ...ではなく。笑

ここはダイビングがメインではなく、シュノーケリングやパドルボートの人たちと一緒に大型の船で行く(=潜るポイントなどを限定してしまう)ため、避けました。

旅の同行者がダイビングしないなら、逆にオススメかもしれません。家族連れとか。

 

Yukon Diveは、Tutukakaに店舗がなく、ちょっと面倒そうだったのでパス。

特に深い理由はありません。

 

Dive! Tutukakaは、ダイビングがメインの(おそらく間違いなく)最大手です。

 カップルで来て、同じ船に乗って、一人はシュノーケリング、とかもOK。

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お客さんも山ほど来てました。

まずは店舗前のテラスで、紙とペンをもらって書類の記入。

書き終わったら、店舗内で受付&支払い。

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その後、機材のサイズ合わせ&レンタル。

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店舗自体はそこまで大きいわけではありませんが、スタッフが流れるように接客して(と言って、事務的ではなくフレンドリー)、大量のお客さんをどんどん消化していきます。

こんなにシステマチックなダイブショップ初めて!

かなり好印象です。

 

乗船は店舗の目の前。中央の5隻はすべてDive! Tutukakaの船です(他にも数隻)。

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船は、ライセンスのレベルや経験本数などを基に振り分けられるようです。

私は初日、3桁オーバーの皆さんと一緒でラッキー。

やっぱり上手い人と潜ると、トラブルがないし、勉強にもなります。

当然、潜るポイントもレベルで異なるので、上手い人のチームに入れるのは嬉しい。

 

↓この日は、こんな大きな船にゲスト7人!(もちろん日によります)

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この船はホットシャワーが付いていましたが、ない船も。運次第。

船によると思いますが、それなりに揺れます。

お昼も船上なので、酔い止め必須です。

 ※Poor Knights Islandsは、法で上陸が禁止されてます。超高額な罰金があるとか。

 

いざダイブ!

Poor Knights Islands周辺は天気が変わりやすいとのこと。

なので、ちょっと晴れたり雨降っても、一喜一憂しないこと。笑

 

↓一説には、騎士が仰向けに寝てる(右が頭)ように見えるから、とも。

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↑この後、これ↓ですから。

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島の地形は、いかにも火山島のゴツゴツ感。

アーチや洞窟だらけで、船が余裕で通れる(入れる)大きさのものも。

ルーク(・スカイウォーカー)が隠遁生活してそうな地形だな、と。笑

そう言えば、オークランド出た時「アイルランドみたい」って思ったんだった!

正解!! ※ルークの島のロケ地はアイルランドだとか。笑

 

島周辺には60のダイブポイントがあるそうです。

が、季節や潮の状況から、同じポイントに何隻か集まることも。

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...で、結局、どうだったの?

 

えーと。

もうね、眉唾とか言ってごめんなさい!!!って感じ。笑

超!良かったです。

さすが聖地。大変失礼いたしましたー。orz

 

水温は低く、もちろん熱帯魚もいません。

 ちなみに、パイヒアほどは冷たくないのは暖流の影響だとか。

が!サンゴや海綿類のカラフルさと、圧倒的な魚影!

ウミウシなどの小生物から、エイ(数種)、キングフィッシュなどの大型まで。

見逃せない瞬間が多すぎて、飽きることなく、毎回あっという間のダイブでした。

 

特に、私の潜ったポイントの中ではNorthern Arch。ここが白眉です。

 ここは潮の流れが強いので、その日の条件や、チームのレベルで潜れないことが多いとか。

↓強い潮流の中、大量のエイがエサを待ち受けます。30尾以上いました。

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ウミウシだけじゃなく、周りもカラフル!

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ウツボもこうして見ると画になる。笑

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↓エビもいました。

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↓フォルムが優美。触れるくらい近くにも来ました。もちろん触りません(尾に毒)。

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ドライスーツを持ってきてて、一週間毎日潜るというツワモノもいましたが。

ホント、「一生に一度」ではなく、何度も潜りたい!と感じました。 

値段は少々高いですが、その価値は十二分にある、素晴らしいダイブスポットでした!

 あ、ランチはやっぱり自分で用意したほうがいいかなー。笑

 

深くはないので、ライセンスはオープンでもOKですが。

チーム(=船)で潜れるポイントが異なるので。

アドバンスト以上を持って、たくさん本数を稼いでから行くのがBetterかと。