Notes in Apia

常夏の島サモアで暮らす、青年海外協力隊員の覚え書き

サバイイ島二周目-その後

昨日もライブに向けて音合わせ。

自分の中でアレンジが固まりきってないので、色々試し&迷いながら、ですが。

ドミトリーで聴いてた隊員には好評を得たので一安心。

ライブは生ものだし、練りすぎるとおいしくなくなるので。

このまま「Don't think, feel (by燃えよドラゴン)」でいきます!笑

ま、元々が超名曲だし!

曲と歌の導くままに。

ギターなんて添え物ですからー。

 

夜は久しぶりにTifaimoana Indian Restaurantへ。

 ほんのちょっとずれた場所に移転してました!知らなかった...。

Taj Mahalというインド料理屋ができて以来、そっちばかり行ってましたが。

ここのナンとビリヤニが食べたくなって。

時々しょっぱくて、それで行かなくなったんですが、今回はおいしかった!

同期だけでご飯も久しぶり!色んな話できて楽しかった!!

 

本題。

前回までで「自力でサバイイ島一周達成!」を書きましたが、その後をちらっと。

 

前夜祭

サバイイ島には、3人の同期隊員がほぼ隣合った村に住んでいます。

昨日泊まった同期の家は3人の真ん中。

港に一番近い同期の家に預けていた荷物を取りに行って。

港から一番離れた同期と合流して、マラソンに参加するみんなのために買出し。

...って、これが10kmもない距離内の出来事です。

日本にいた時は、お互い相当離れてたのに。

遥か遠くサモアまで来て、同期で超ご近所さん。ちょっと面白い。笑

 

今回のサバイイマラソン、日本人参加者は全部で14人+病欠1人。

内、協力隊員は12人。

...って、サモア隊員が今26人だから...1人病欠しなかったら半分だ!

みんなどんだけ走るの好きなんだよー。ホントすごいな。

 私は今回だけの記念参加の予定ですよ...。笑

 

フルを走る3人(スタート地点が遠い)を除き、Joelan Beach Fales(隊員御用達)に集合。

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走る前日、よせばいいのに海にも入るしビールを買い込んで前夜祭!

...いや、こういうのがあるからこそ、参加しようって気になるんです!!笑

くだらない話はもちろん、ババ抜きや指スマが異常なほど盛り上がったり。

 

特に指スマ!

個人的には「いっせーの、(数字)!」が一般的と思ってますが...

「いっせーのーせ、(数字)!」だったり、地方によって?若干違いますよね。

中でも「チッチッチッチッ、バリチッチッチッ、(数字)!」。

初めて聞いたときの衝撃ったら!

みんな呆気にとられ→次の瞬間爆笑!で、本人以外、誰も指上げられず。笑

...とにかく笑い転げた前夜祭でした。

 いや、決してバカにしてる訳じゃありません。あまりにも想定外だった、という話です。念のため。

 

いざ!マラソン

サバイイマラソンは、折り返しなしでひたすら道なりに直進です。

距離が違ってもゴールは同じで、港近くの銀行前。

ということで、フルマラソンだと島の東側を全走破するイメージです。

 ↑実際のコースは海岸線沿いのメインロードです。

あとは距離に応じて、途中から同じ道を走ります。

で、ゴールの時間を大体同じにするため、長い距離ほど朝が早い!

フルだと4:30とか5:00スタートってことですが...それって走る時間なのー?怖

ということで、ファレも性別&距離別で。

...ま、ハーフ組が出発するときには10km組も起きてて見送ったんですが。

10km組が出発を待つ間に、フル組やハーフ組が通り過ぎてく!速っっ!!驚

 

私は、と言うと...この旅の前に10km試走して関節が痛くなったと書きましたが。

島一周で体を酷使した後なので、その時より状態が良くなってるはずもなく。

走り出してわずか3kmほどで早くも右膝が痛くなってきた!

その後は色んなところがどんどん痛くなって、割と地獄でした...。

 「あー、なんで10kmなんて言ったかなー。ちっちゃいプライドだよなー」なんて。笑

が。

アドレナリン効果か、体が暖まってきたのか、5km過ぎあたりから楽に。

空も適度に曇って割と涼しく。 もちろん汗は大量でしたが。

2,3日前に移動して下見?したおかげで、コースはよく分かってるし。

Dive Savaiiの夫婦や、先にゴールしたフル組が給水所で応援してくれたり。

結局、最後まで止まったり歩いたりすることなく、ちゃんと完走しました!!

 タイムは...74分。我ながら遅っ!...ま、いいんです。記念参加ですからー。笑

↓ゴールはみんなでお出迎え。

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実はサモアのマラソンイベントは、日本人(≒協力隊員)がいないと成立しません。

 しかも、ほぼ全マラソンでレコード保持者は日本人。笑

今回も、Peace Corp.やサモア人なども参加しているとは言え、人数的には半分?

特にフルとハーフは、ほぼ全員日本人でした。

 もちろん、だからこそ気楽に参加できるという側面もありますね。

 

そして、何事もおおらかなサモアでは、距離もタイムも超適当です。

例えば、フルランナー曰く、「自分のGPSだと43km以上走ってるんだけど」とか

ハーフの一位がゴールしたときには、スタッフが一人しかおらずタイムなし、とか...。

ということで、シリアスランナーは距離もタイムも自分でどうぞ、と。笑

 

打ち上げ!!

全員ゴールして表彰も終わった後は、もちろん打ち上げです。

朝早くスタートしてるので、まだ昼前ですが。

これがないと参加しないよ!!ってくらい大事なイベントです。笑

 

行った先は港近くのリゾートホテルLusia's Lagoon Chalets

ビール呑んでご飯食べて...だけではもちろん飽き足らず。

当然、海にも! テラスから落としあったり。笑

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午後のフェリーでウポル島に帰る人たちを見送った後も宴は続きました。笑

楽しかったーーー!!

 

寝落ち!!!

泊まりは、おととい泊の同期とは別の同期宅へ。

実はこの旅、裏テーマが「全サバイイ隊員4人とサシ呑み」でした。笑

ということで、最後の一人!

...の予定でしたが。

同じ敷地内にPeace Corp.が一人いて。

しかも割と最近来たばかりなので初対面。

せっかくなので一緒に呑むことにしました。

 

彼女はベジタリアンで、サモア食はあんまり。

なので、一緒にご飯を作るところから。

 聞いてもないのに「これすごくおいしい!好き!!」と私の料理を褒めてくれて嬉しい。笑

Peace Corp.だけあって当然社交的だし、年が近いからか、すごく話しやすく。

とても!楽しかった!! のですが...。

 

なんと衝撃の寝落ち。orz

...これ、私をよく知る人ならどれだけレアか分かるはず。

って言うか、ここ10年15年の友達・知り合いで見たことある人いないんじゃ?

それくらい自分でもビックリな出来事でした。

...年?いやいや!疲れですよ!!って話はもう書きましたね。笑

 

謝辞

ということで、サバイイ島を超満喫した11日間でした。

が!この旅は本当にたくさんの人に支えられて実現したものです。

 

まずは...何よりサモア人!

毎日毎日、一体何人のサモア人と出会い、助けてもらったか!

手を振るだけ、あいさつするだけの人もいれば、併走して応援してくれたり。

ファレで休ませてくれたり、ご飯をご馳走になったり、食べ物や飲み物をくれる人も。

涼んでるママたちにも「Sau!(おいで!)」と呼ばれて、格好の暇つぶしにされたり。笑

トイレも借りたし、「オレの車に乗ってけ!」なんて人もたくさん。

宿泊先では、日本人と呑んだ以外は、毎晩サモア人と呑んで盛り上がってました。

 多分、(瞬間最大風速的に)今一番サバイイで有名な日本人は私です。笑

ホント、この国でなければ起こり得なかったことがたくさんあります。

サモア最高!!

 

そして、もちろん在サモア日本人。

サバイイ隊員のサポートがなければ、この旅の企画自体がなかったし。

4人全員と呑んで、FalealupoではJICAスタッフとも

寂しくなる夜なんて全然ありませんでした。笑

ラソンチームのおかげで、超!盛り上がって旅を締めくくることができたし。

サモア隊員も最高だー!!

 

あ、支えてもらったのはサモア外の友達も、ですね。

日本食や桜、築地、温泉なんかの写真を大量に送りつけてきた、帰国した大人会2人!

嫌がらせだなっ!!怒

...いや、もちろん超なごませてもらいました。笑

地球1/3回転向こうの同期とも、(たまたまですが)旅の間中チャットしてたり。

日本の友達とも、ふつうの他愛ない日常のやり取りですが、すごく落ち着きます。

非日常の環境にいながら、すぐ側にある日常に癒される感じ。

自分ほど人に恵まれたヤツもいない!というのが私の密かな自慢です。

 

一人旅は自分と向き合う時間、なんて言われ。

実際そんな時が多いかな、と思いますが。

今回は「人との関わり」を見つめなおす時間でした。

側にいてくれる(もちろん実際の距離ではなく)大切な人たちに、改めて心から感謝。