Notes in Apia

常夏の島サモアで暮らす、青年海外協力隊員の覚え書き

Wait&See

...ウソウソ!

一夜明けたら、凹んでた昨日が嘘みたいに元気でした。

単純に、連日の寝不足&呑みすぎでやられ気味だっただけ?

ちょっと体調も悪かったしなー。

よく寝たらオールOKです。

我ながらアホか?ってくらい単純。笑

 

いや、もちろん寂しい気持ちはありますが。

そもそも楽天的だし。

自分を不幸にする要因には敏感で、自動的&即座に距離を取るようになってます。

自分でコントロールできないことは受け入れるしかないしー。

 

ということで。

今日はバリバリ仕事しました!

って、サモア人の同僚とバカ話でゲラゲラ笑うのも、もちろん仕事のうち。笑

今、一番!ってくらい癒される時間でもあったり。

 

仲がいいスタッフとも、くだらない話で長時間盛り上がって。

 業務時間中から。笑

その後はチラッと呑むつもりが、割とガッツリ呑んじゃっちゃってました。

しかもお宅訪問まで。

そろそろ日付が変わりそうです。笑

 

何のことはない、いつもの愛すべき日常が変わらずそこにあって。

 

それに、誰かを失って感傷的になるのは決して悪いことじゃありません。

以前、サモア赴任直後に大好きな人が亡くなったことを知り、かなり落ち込みました。

その人とは、日本を出る前の送別会が最後でしたが。

スキルス性の癌で、すでにステージIV。

帰国後に会えないことはお互いに分かっていて。

なんて言っていいか分からない私に

「気をつけて行っておいでや。サモア、えぇなぁ。アフリカと比べたら天国やでー。楽しみやなー」

と、いつもの優しい笑顔で肩を叩いてくれたのが、はっきり心に残っています。

私よりちょっと年上なだけなのに、早すぎる...。

すごく辛くて寂しくて悲しくて、何もできないのが悔しくて情けなくてイライラして。

...でもそういう経験をしてきたからこそ分かることや得たものもあります。

 

この人の場合は、ちゃんと「これが最後」と分かっていて。

だからこそ後悔のないお別れができました。

 いや、それでも「もっと~できたかも?」とか、今も時々思っちゃいますが。

が!

人生で起きる離別のほとんどは「これが最後」なんて予め分かってません。

「これが最後かも」とすら思えない。

 

40年も生きてると、若くして突然亡くなった人...親もそうだし、友人も何人かいて。

いつ誰に何が起こるかなんて想像もできないんだよなぁ、と実感します。

 

中でも、前回のタンザニア赴任中に亡くなった、高校時代の先輩。

亡くなる直前に、アフリカにいる私を気遣って、めちゃくちゃ優しいメールをくれて。

その文面だけでもすごく愛情を感じて泣けちゃうのに。

彼女とはそれが最後になってしまったので、心にずっと残り続けています。

間違いなく一生忘れません。

 

そして、それ以降、私の心のどこか片隅、ホントに薄っすらと&ほんの少ーしだけですが

「この人とはこれが最後かもしれない」

が常にあるような気がします。

ほぼ無意識に。

だから、ケンカ別れとか捨て台詞とか、絶対しない! ...ようにしてるつもり。

日常的に、相手が誰であっても、いつでも離れるときはできる限りポジティブに。

万が一それが最後になっても後悔しないように。

 

ホント、私がいた頃のタンザニアとか、HIVが蔓延し過ぎてて、昨日まで元気だったヤツが翌日にはもう家から出られなくなったり、ふつうにあったので。

 

そういう意味では、協力隊の赴任とか帰国とか、分かりやすいですね。

いい節目というか。

(きっとまた会うだろうけど、もしかしたら)これが最後かも」と自然に思えるので。

後悔のないお別れ、と言ったら大げさですが。

ちゃんとポジティブに、伝えるべきことを伝えて離れられる、いいタイミングです。

だから今は辛くも悲しくもない!

 

...って。

なんだかずいぶん話が大きくなっちゃったな...。汗

ま、要は、元気ですよって話でした。笑

 

今日のタイトルは「コントロールできないことは受け入れるしかない」から。

 変えられないものを受け入れる力
 そして受け入れられないものを
 変える力をちょうだいよ

元ネタは「ニーバーの祈り」ですね。

 

この曲、10代の宇多田作品でベストだと思うのは私だけでしょうか。

単純にいい曲ってだけじゃなくて、アレンジやミックスも含めて「よくできてる」!

個人的にかなり好きです。

Jam&Lewisのプロダクションにやられてるだけかなー?笑

ジャケもMVも好き。今見るとめちゃくちゃ若いな!