Notes in Apia

常夏の島サモアで暮らす、青年海外協力隊員の覚え書き

「男のロマン」と出会う

「怒涛」という形容詞がぴったりの2週間&その前の激忙を終えて...

しばらく呆けてました。汗

まさに放心状態。

日曜はずいぶん久しぶりに「何もしない」日でした。

 ...なのに、10~16時半くらいに突発的な停電があったのがいかにもサモアらしい。笑

やらないと困る洗濯だけして、あとはほぼ何もせずぼんやりor読書。

体も疲れが溜まってるのか、10時間以上眠りました。

 

今日は、そんな怒涛の2週間の主原因(?笑)となった出会いについて。

 

男のロマン

呑みに呑んだ送別会の翌日、夕方にアピア随一のおしゃれバーEdgeへ。

と言っても、呑みに行った訳ではありません。さすがに。 ホントに死んじゃう。笑

目的はバーではなく、隣接するマリーナ!

ここに到着したばかりのヨットを訪問したのですが...

なんと!日本から太平洋一周中!!とのこと。

それは是非会って話を伺いたい!!!

↓これがそのヨット!Escargot号!!

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詳しくはエスカルゴのブログを読んでいただくとして。

広島を出発して、小笠原から太平洋を東へ。

途中で北転してアラスカへ向かうはずが、予定変更を余儀なくされてハワイに。

サンフランシスコ→メキシコ→いよいよ南太平洋へ...と、とんでもない旅です。

↓リアルタイムのトラッキング。 ※表示はサンフランシスコ以降だけ

 

聞けば、27歳で初めてヨットに出会って以来、惚れに惚れ込んで。

ずーーーっと計画を温めて&お金を貯めて、いよいよ!60過ぎて実現へ!!

そしてまさに今!夢の真っ只中!!

 

うーん...これこそ男のロマンです。

女性から見れば、何も産まないアホな行為&自己満足と映るかもしれませんが。

こんな話に憧れない男はいません(断言)

って言うか、憧れないヤツなんて男じゃない!!笑

 

出発時は4人だったメンバーも、途中で降りたり乗ったりがあり。

今はキャプテンと、最初から乗ってる女性の2人。

なんとこの方、20年以上勤めた仕事を辞め!エイヤッと参加。

「こんな機会、一生で出会うことすらないだろうと思って」だって。

いやー、すばらしい思い切りです!見習いたーい!!

船酔いがひどかったり、想像をはるかに超える過酷な船旅に、何度も「何やってんだろ?」「次こそ降りよう」と思ったそうですが。

それでも最初からずっと乗っているのが、本当に貴重な経験の証拠ですよね。

 

ひたすらお世話になる

話を伺うだけで本当に面白くて。

"楽しい"より、"大変"や"辛い"のほうが絶対多いはずなのに、そんな印象はなく。

すごくキラキラして見えて、とても魅力的なお二人でした。

 

ということで、アピアに停泊していた2週間、何度も伺わせていただきました。笑

↓船内。船って言うより、家にご招待された感じ。

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キャプテンの料理がおいしくて!

↓他にもエビチリとか。船で出るご飯じゃない!

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↓たまたま市場でゴーヤを売ってた。キャプテン、引き強いなー。笑

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↓もちろん日曜朝の魚市にもご案内。戦利品ですばらしい料理の数々!

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しかもキャプテンがまたよく呑む!!

 ...と言うと「いやいや、お互いにね」と言われるんですが。笑

隊員の家にもご招待したり、呑む頻度&量が尋常じゃない2週間でした。

 

また、この時私が作ったヅケをすごく褒めてくれたので。

自作の漬け醤油をプレゼントしたら、かなり気に入ってもらえてるようで何より。嬉

 

通訳兼ガイドとして、お二人にお供して一泊旅行に行ったり。

 この話は後日また。

 

さらにヨットにも泊めていただき。

↓背後のバー(Edge)に負けじと船上セッション。笑 この角度で見るEdgeが新鮮!!

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↓船室。停泊中なのでほとんど揺れず、超快適!

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↓船上で朝ごはん!最高です。

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最後には体験セーリングも!!

↓はしゃぎすぎな我々。笑

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出会いはご縁

で、どうやって知り合えたかと言うと。

書くと長いんですが...

この辺りで買い付けをしている日本人と隊員の一人が偶然アピアで知り合いに

→この方がニウエ在住の日本人(Kさん)とも知り合いになって、隊員と繋ぐ

→ヨットでニウエに着いたキャプテンがKさんと知り合って

→「次はサモア」と聞いたKさんが隊員を紹介 

という流れ。

ニウエのKさんと隊員は直接会ったこともないのがポイントです。笑

 

で、こんな話が好きそうな私(実際、大好物!笑)を誘ってくれた、と。

おかげで、この二週間ですっかりキャプテンと呑み友達気分です。笑

絶対日本でも会うし、呑む!!

 

他にも、マリーナに停泊中のハワイ人やNZ人、カナダ人親娘と知り合ったり。

一泊旅行中に知り合ったNZ人は、司書さんだったのですが。

「Hiroshi Ohashi知ってる?」と。

聞くと、設立時から国際大学IPU NZの図書館に勤めてたとか。

 

さらに!伝説的なヨットとも出会うことができました!!

最年少で単独世界一周した女の子(出発当時14歳)が乗ってたGuppy号。すごい偶然!!

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こんな小さな船で一人...しかも14歳か...ホント、とんでもないな...。orz

 

世の中、本当に色んな出会いがあります。

すべてはご縁ですが、何より自分の心が開いてないと出会えるものも出会えません。

人との繋がりを感謝すると共に、大切にしようと改めて思った日々でした。