Notes in Apia

常夏の島サモアで暮らす、青年海外協力隊員の覚え書き

トンガ4日目「母子クジラ」

サモアに戻ってから、何だか慌しい日々が続いています。

帰国した翌日は明け方からマラソン→打ち上げ。

日曜を挟んで、月曜はNZから遊びに来た日本人留学生たちと呑んで。

火曜は大学で行われているカンファレンスの発表の手伝い(英語のリバイズ)

で、昨日は小学校にPCの出張授業。

そのひとつひとつに思い出深いこともあったりするのですが。

全部をブログに書くなんてとてもとても...。残さないのはもったいない気もしますが。

 

そんなことより、家が全然片付きません。笑

が!

どれも好きでやってることだし。

声をかけてくれる人がいるのは素直に喜ばしいことです。

 

そんな中、日本では台風がすごいようですね。

特に関西!

また友人・知人に家族を心配していただきましたが、おかげさまで今回も無事です。

半日停電したそうですが、子供たちのいい教育になったかな?なんて。笑

それにしても今年の関西は天災が多くてたまりませんね...。

と思ったら、北海道では地震だって!?

...被害に遭われた方に心からお見舞い申し上げます。

 

本題。

トンガ旅行の4日目です。

 

母子クジラ

ホエールスイム2日目!

前日は日本人は2人で、他、フランスのカップルとOZ人でしたが。

なんとこの日は同船した6人中5人が日本人!!驚

 しかも大阪で超近所に住むご夫婦がいたり。世界は狭いですね。笑

でもババウにそこまで多くの日本人が来ている訳ではなく、あくまで偶然です。

 

もう一人はアメリカのおばあちゃん。

めちゃ元気で茶目っ気たっぷりの人で、もらった名刺の肩書きは「Explorer」!

協力隊では「こんな風に年をとりたい!」と思わせてくれる人によく出会えます。

 

この日は、湾内の割と浅いエリア(水深20m以下)にいる母子クジラがターゲット。

チラッと見える背中だけで明らかに子どもと分かるクジラを見つけ。

驚かさないように低速で近寄ります。

ガイドと海に入るときも水音を立てないようにゆーっくり。

前日とは違い、プカプカ浮いていたり遊んでいるので、急いで行く必要はありません。

逆に、速く近付いていくと逃げてしまいます。

子クジラを守るために母クジラが浮上してきて、危なかったりもするらしいです。

 浅い&透明度が高いので、水面から海底で休憩?している母クジラも見えます。

 

ゆーっくり近付いても、逃げてしまう子クジラもいましたが。

たいていは、むしろ遊んでくれて、けっこう長いこと一緒にいられます!

やっぱり超近いので、触ろうと思えば触れますが、こちらから触りにいくのは厳禁。

向こうが触ってくる分にはしょうがないってことですが...

子クジラとは言え、十分大きいので、当たりそうになると怖くてよけてしまいます。笑

↓これは浮上してきた母クジラ(連続写真)。よけなきゃ余裕で当たってました。怖

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↓上がってきた母クジラに泳ぎ寄る子クジラ。ビデオだとけっこう感動的なんですが...。汗

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↓もちろん母子だけでなく、ダイナミックに泳ぐクジラにも遭えました。

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↓近!めっちゃ見てる!!

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↓近くで見ると傷だらけなのが分かります(上の写真とは別のクジラ)。 

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きっと、何日いて何回見ても飽きることがないと思います。

それくらい非日常で、神秘的とも言える体験。

 高いお金を払って毎年通ってるって人もいましたが、気持ちが分かる気がしました。

タンザニアでゾウやライオン、カバ、キリン、チンパンジーなども間近で見ました。

が!

それよりもっと近いし、もっと大きいし、なんていうか...もっと幽玄な感じ。

神様が地球に具現化するとしたら、こういう生物なんじゃないか?と。笑

 

前回も書きましたが...

本当に「人生で一度はしたいこと」に誰もが追加していいくらいの経験です!!

 

クジラの後は

7:30出航のホエールスイムですが、クジラを見るのは午前だけ。

お昼を食べた後はシュノーケリングしてから帰港しました。

2日ともポイントは同じで、Swallows CaveとMariners Cave。

どっちも人気のメジャースポットのようです。

Swallows Cave

↓海がめっちゃきれい!!聖地Poor Knights Islandsを思い出す地形。

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↓内部はこんな感じ。

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↓足元にはとんでもない魚群!!気持ち悪いくらい。笑

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Mariners Cave

こちらは潜って入る洞窟。

その時の潮汐にもよりますが、私の行ったときは3mくらい潜ったらくぐれました。

息がギリギリで焦った!なんて人もいたので、自信のない人はやめたほうがいいかも?

でも、いざとなっても根性でくぐれるくらいの、危険度は低い深さ&距離かと。

↓写真はいまいちですが、めちゃくちゃきれいでした!!

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↓人と比較すると大きさはこんな感じ。

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船酔い&寒さ対策を!

ホエールスイムはけっこう長いこと船に乗りっぱなしです(帰港は15時前くらい)

なので、乗り物に弱くない人も酔い止めを飲んでおくほうが無難かと。

私は3日連続だったので、サモアに戻ったくらいまで、揺れてる錯覚が続きました。笑

 

また、赤道に近い南国とは言え、南半球は冬です!

気温は27度くらいですし、水温は22~24度。

クジラを見る間ずっと浸かっているとそれなりに冷たいし、何より船上で寒い!です。

特に真夏の日本からだと10度くらい下がるわけで...。

 サモアからでも3~5度は下がる計算。肌寒く感じました。

分厚いボートコートを着ても震えている女性もいたくらいです。

半袖ウェットを貸そうとしてきますが、必ず長袖をリクエストしましょう。

天候によっては、その上に半袖を重ね着してもいいくらい。

濡れてもいい羽織りものは必須です!