Notes in Apia

常夏の島サモアで暮らす、青年海外協力隊員の覚え書き

トンガ旅行まとめ

トンガ旅行、いい加減まとめます。汗

ホントはもう1日あるのですが、海に行ったりしなかったので。

 

サモアからのアクセス

今回、Faleolo空港→Nadi空港(フィジー)→ババウとFiji Airways(以下FJ)で。

が!

アピアの町外れ(我が大学NUSの近く)にあるFagalii空港からも飛べます。

隣の米領サモア(Pagopago空港)とトンガタプの三角飛び。

このルートは去年就航したSamoa Airways(以下OL)です。

首都の島トンガタプからは、トンガの国営航空Real Tonga(以下RT)でババウへ飛べます。

 

で、どっちがいいの?って話ですが...。

OL&RTのほうがトランジットの接続の点などから都合がいいです。

でも...RTは悪名高きMA60って機体を使っていて。

この機を使ってるフライトはJICA的にNGなんです...。

 RTでは事故起こしてません。念のため。

なので使えるフライトが限られてしまい、むしろ接続は悪く。

協力隊員的にはFJを使わざるを得ません。

 トンガタプでもゆっくりするなら、もちろんアリですが。

 

ま、値段的にはそう変わりません。

むしろ時期によってはFJのほうが安かったり。

あと、信頼性としてはFJのほうが断然上。

OLもRTもフライト時間の変更やキャンセルが多いので要注意です。

個人的には、帰りフィジーで一泊して買い物できたので、FJで良かったな、と。

 

↓牧歌的なババウ空港。 全景!これで!!

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世界中いろんなとこに行きましたが、国際空港でこれはなかなかです。

タンザニアキリマンジャロ空港や、上に挙げたFagalii空港と並ぶユルさでした。笑

 

サモアとの比較

...と言っても、ババウ(しかもネイアフの町中)だけだったので。

サモアとトンガってより、アピアとネイアフの比較です。

 

今回、わずか一週間の滞在でしたが、民家を借りられたのは大きくて。

ふつうにマーケットで買い物したり、現地生活を楽しめました。

以前ちらっと書いたかもしれませんが、旅行は現地生活が一番!と思ってます。

ホテルやユース泊まりで観光地ホッピングだと、本当のその国が分からない感じ。

なので、どこに行っても、なるべく自炊できるところに長期滞在、を心がけてます。

 

国民性etc.

サモア人とトンガ人、超近い!笑

みんな明るくて優しくて社交的。

宿に「洗濯機使っていい?」って聞いたら、タダで洗ってくれたり。

でもサモア人ほどの底抜けの陽気さはないかも。

 

治安は観光地ってこともあって、トンガ隊員曰く、アピアより悪いかも?ですが。

私は嫌な思いをまったくしませんでした。むしろ感謝のみ!!

 

ネイアフは観光地だし、ヨットマンの聖地なので、外国人も多いです。

中国人、NZ人、OZ人等々、住んで商売してる人もたくさん。

それもあって、英語で全然問題ありません。

が!

サモア語とトンガ語はすごく近いので、隊員ならサモア語で話してみるのもアリ。

意外と通じました。 ←サモア語、しゃべれないくせに。笑

 

というか、日本車がいっぱい走ってたり、サモアの田舎と変わらない。笑

もちろん違いはあるのですが、サモアに1年半住んでるから分かるくらいの差かも。

電波少年(古!笑)的に目隠しして連れていかれたら、一瞬どっちか分からないけど。

ちょっと車で走ったり、町を歩いたら絶対にどっちか当てられるくらいの差。

 ↑もちろん知らない町・村で、ですよ。

...サモアほどのガーデニング文化がない点が大きいのかな?

 

一番危ないのは犬っぽいのもサモアと同じかなぁ。

私は襲われませんでしたが。

明け方や夜に猛然と吠える声がよく聞こえました。

暗い時間帯は要注意かも。

 

物価・物資

総じて、物価は若干サモアより高いかなー。

と言っても、ホントに少しだけ。

特にビール!

呑む人が少ないらしいトンガに比べれば、大酒飲みなサモアが安いのは当然?

トンガは島に分かれているので、輸送費もあるんだと思います。

ただ、ふつうの大きいトマトが一山3ドル(≒150円。正しい通貨はパアンガ)なんて羨ましい。

 

品揃えも、そりゃアピアと比べちゃうとね。って感じではありますが。

地方隊員として赴任して住むのは全然問題なし!

いざとなれば、おしゃれなバーやレストランもあります(アピアより高いけど)

↓ダイブショップの隣。たまたまメキシカンナイトでタコスとか。おいしかった!!

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↓有名なMango Cafe。マリーナ隣接ですが...外明るすぎー。笑

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↓Otaika。サモアで言うOka。刺身をココナツミルクで頂く。おいしかった!!

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あ、水道水は塩味でした。ボトルウォーター必須です。

確認せずに沸かしてコーヒー入れたら不思議な味になって気づきました。笑

やっぱり小さな島国で水道から真水が出るっていうのは、ホントに稀有なこと。

サモアは雨が多くて嫌になることもありますが、水が安定してるって点では大感謝!!

 

ババウの良さは、何よりもゆっくり&のんびりな雰囲気!

これはもうたまりません。

2年もいたら、日本に帰りたくなくなっちゃう。笑

正直、フィジーとは違って、トンガなら隊員として赴任も大いにアリ!と感じました。

 

気候

寒い!です。南の島にしては。

って、海に入ってばかりだったからですが。笑

でも日本の夏に行っても、南半球は冬なので。

最高気温27度、最低気温22度くらいで、肌寒く感じるかと。

サモアと比べても、緯度で4度くらい違って。

夜はTシャツ1枚だと厳しくて、羽織りものが一枚必要です。

昼間は全然問題なし。むしろ暑すぎることなく快適!

 

発展の度合い

トンガの首都ヌクアロファ、フィジーの首都スバ、共に行ってないので何ともですが。

フィジーは文句なしにダントツで発展してます。

帰りにナンディで一泊して、改めてフィジーはすごいな、と。

去年から、また更に発展してました。

で、かなり離れて、サモア→トンガの順かと。

サモアとトンガは多分どんぐりの背比べ。笑

どっちものんびりして穏やかな雰囲気が魅力です。

前回も今回も、ナンディからアピアに帰って、その穏やかさに心からホッとしました。

でもおそらく、元々はフィジーだってもっとのんびりしてたはずで。

経済発展によって、その良さを失った/失いつつあるのかと。

国際協力とかって本当に難しいな、と思います。

 

ネット事情

私はDigicelのSIMを使いました。

データプランの値段はサモアと変わらないくらい。

でも、宿にはフリーWiFiが!!

お世話になったゲストハウスだけではなく、たいていの宿にはあるようです。

サモアではまずありえないのでビックリしました。

無理してSIMを買う(5ドル≒250円らしい)ことはないかな、と思います。

 隊員は電話連絡できないとダメなので購入必須です...。

 

が、夜になるとやっぱり激重。

夜に安いプランとか使い放題とかあるようなので。

これはサモアでも変わりません。

あ、観光シーズンだから外国人がめちゃ使ってる?のかも。

 

お土産

サモアと大差ないかなぁ。

ココナツの殻とか牛骨で作ったアクセサリが主。

クジラの骨製は、他では見られないレアアイテムかも。

↓このTシャツ屋はハイセンス!オススメ!!

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ちょっと高いので、自分では買いませんでしたが。

3日連続で同船した日本人女性に「お世話になったから」ってプレゼントいただき。

しかもすごくいいセレクトで、めちゃ気に入ってます!

 

出会い

観光のトップシーズンだったので、日本人にも多く会いました。

ホエールスイム2日目はゲスト6人の内、5人が日本人だったのは書いた通りですが。

他にもたくさんいて、写真やムービーのシェアのために連絡先を交換したり。

中でも3日一緒になった子は、年が近いこともあってか気が合って仲良くなり。

 なんと精神科医!話が面白すぎ!

たまたま遊びに来てたサモア隊員OBと、偶然会ったトンガ隊員と毎日呑んでました。

楽しかったーーー!!!

 

宿は、ゲストハウスのほうにはあまり行かなかったのですが。

台湾とか、NZ、OZ、アメリカ、色々なところから来てました。

あっちに泊まったら泊まったで楽しかったかもなー。

 

泊まった民家には、後からNZ人のおじいちゃん2人組が来て。

名前が「JohnとPaul」だって。

本名?って聞いたら、「イギリス人じゃないけどね。一曲歌おうか?」と。

日本の若い子は分かんないよ!って言っておきました。笑

 

お世話になったのは...

宿はPort Wine Guest House

Booking.comなんかでも検索に当たると思いますが。

私は直接連絡取れるなら、直接派。

その甲斐あって、一杯だけど家を一軒貸してくれるっていうミラクルもあったし。

このゲストハウス自体が町中ですが。

泊まった一軒家はまさに目抜き通り沿いで超便利でした!

 

ダイブショップはBeluga Diving

ホエールスイムもダイビングもこちら。

オーナーのOZ人?がちょっと嫌な感じで、日本人には評判悪かったです。汗

が!スタッフは超フレンドリーでいい感じでしたよ!! 

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日本人はDolphin Pacific Divingを使う人が多いみたいです。

 

湊かなえ絶唱

協力隊員でも意外と知らない人が多いですが。

「告白」で有名な、作家の湊かなえさん。

実はトンガ隊員OGです。

主な著作はミステリですが、「絶唱」はトンガが舞台の非ミステリ小説。

絶唱

トンガに行くなら、これは絶対読んでおいたほうが。

行った後に読んでも、旅行中に読んでも、もちろんOKです。

トンガがより楽しめると思います。

超おすすめ。

この人の著作は、どれも読後感が何とも言えないですね...。

 

帰ったらいつもの...

サモアで長いこと家を空けると何が起きるか。

 

...虫です。

 

が!

今回は死骸が全然ない。

でもミントスプレーしとくの忘れたのになぁ、と思ったら。

 ↑ミントスプレーすると、ホントに虫が出ません!お試しあれ!

 

シャワーを流したら、排水口から小さいGが出るわ出るわ、5匹も!orz

そして寝る前には恒例のムカデ!それも15cm級!!デカすぎ!!!怒

ムカデはファミリーで暮らすって噂通り、その後も続けて2日、計3匹出ましたよ。

 

ま、みなさん、お亡くなりになりましたが。笑

旅行は楽しいことばかりじゃないってオチでしたー。