Notes in Apia

常夏の島サモアで暮らす、青年海外協力隊員の覚え書き

コーヒー&犬 in サモア

今朝急に、ハチに刺されたところの痛痒さが再発!

それも「触ると」じゃなくて、「触らなくても猛烈に」痛痒い。

刺された内の2ヶ所(手の腹&上腕)だけとは言え...なんで一週間も空いて急に?

痛痒さの程度は波打ちながらも夕方くらいには収まりましたが。

なんかありそうで超怖い...。怯

こんなときは日本じゃないことが不安になります。

そもそも刺されたハチの種類も分かんないしなー。orz

 

先週末は超久々に何の予定も入れない休日でした。

ホント、何週間ぶり?って言うか、何か月ぶり?ってくらい。

洗濯、掃除はもちろん、庭でコーヒー飲んだり、いくつも映画観たり。

でもそれなのにブログを更新してないと言う...。汗

 

...まさかハチ刺されの痛痒さ再発は天罰なのか!?笑

 

ということで(?)、週末インスパイアの小ネタをいくつか。

 

コーヒーinサモア

私のコーヒー歴は、年齢に対して比較的浅く。

実はタンザニア時代(28歳)にスタートしました。

もちろんそれまでも飲んでたし、特に嫌いでもありませんでしたが。

そこまで好きでもないし、特にこだわりもなく。

が!

任地に、キリマンジャロで有名なタンザニアの中でも最上級のコーヒー豆を生産する農園があって。

当時はイタリア人が経営していて、そこで飲んだエスプレッソが超衝撃的!

今まで飲んでたコーヒーは何だったんだ...と。

それでどハマりして、旅すると必ずそこのシングルオリジンを買って試して、を繰り返し。

エチオピアのコーヒーセレモニーや、ザンジバルのアラブ式コーヒーなど、様々な経験も。

そんな感じでフリーク化して今に至ります。

 

じゃ、サモアは?と言うと。

コーヒーは生産してますが...高い上にそんなにおいしくない...。涙

いや、もちろん味は好みによるので何とも言えませんが。

WST84.7(≒3,800円)/kgは、サモアの物価を考えなくたってちょっとね...。

系統としてはハワイアン・コナやフィジーのコーヒーのように軽い飲み口。

コクとか「どっしりした」なんて表現とは無縁の、いかにも南の島のコーヒーです。

まぁコーヒーは、豆の選別とローストだけでも味が激変するので。

熟練の職人がサモアを訪れたら、それだけで大幅に印象が変わるかもしれません。

↓フィジーで買ったBulaコーヒー。

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そんなサモア人が日常的に飲むコーヒーは、大半がインスタントで。

それも3in1なんて名称で売られる、ミルクと砂糖入りの激甘コーヒー。

NESCAFEも売ってますが、どっちにしてもミルクと砂糖を大量に入れて飲むのがサモア流です。

ドリップやエスプレッソが飲めるコーヒースタンドもありますが...

アピアの街中限定?だし、安くても一杯WST6(≒270円)なので、かなりの高級品です。

 ※現地人感覚では600円以上のイメージ。

イタリア人経営のMILANI CAFEだとWST10(≒450円)~。

ふつうに美味しいですが...なんと日本人にとってもスタバ価格を超える超高級品。

そりゃ滅多に飲まないよね~。って感じです。

 

となると家で淹れるのが一番!ってことになりますが。

以前も書いた通り、ドリッパーやペーパーは一切売ってません。

フレンチプレスとステンレスフィルタのコーヒーメーカーのみ。

ま、コーヒーの素性を楽しむには最適な手段ではあります...。

 

そして何より豆!

これがまた滅多に売ってない!

スーパーで見かけたら即買いするしかありません。

ちなみにこれまでアピアで買えたのは...

↓日本でもたまに飲んでたLAVAZZA。間違いないヤツ。美味い!赴任当初に3kgまとめ買い。笑

Super Crema Whole Bean Espresso Coffee, 2.2 lb. Bag, Vacuum-Packed (並行輸入品)

↓偶然出会ったINCA FE。右のペルー産がめちゃくちゃ美味しかった。日本でも買えるかな?

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↓最近買ったRaley's(サモアで買う最後の豆だな)。文句言ったら罰が当たるけど...可もなく不可もなく。

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サモアで売ってないと言えばDecaf。

インスタントはもちろん、粉に至っては絶望的。

欲しい人は、見かけたら即座にまとめ買いすることをお勧めします。

 

犬との生活 その後

そんなコーヒーを淹れたら、我が家自慢の庭で飲むのがお気に入り。

晴れた日に木陰に椅子を出してボーッとするのが最高です。

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...と、どこからともなく犬が寄ってきて。

足元でくつろぐ犬をかわいがりながら、というのが休日の定番。

 

そんな我が敷地の犬、全部で7匹いるのですが、とうとう最後の1匹を陥落しました。笑

以前、私を襲った(サモアで唯一私に傷を負わせた)犬なんですが。

目がほとんど見えないらしく、飼い主である大家にすら吠えかかるくらい警戒心が強い。

が!

一旦懐いたら、逆にダントツで一番甘えてくるヤツに。

それだけ不安だったんだな、安心できる存在が欲しかったんだな、と思うと尚更かわいくて。

もう相思相愛でベッタリです。笑

でも...毛足が長いんですよ、コイツ。

しかも警戒心が強いから、他の人にほとんど体を触らせたりしない。

と、どうなるか。

もちろんノミ&ダニだらけです...。汗

家に発生したダニ、実はコイツから移ってきた疑惑が濃厚です。タイミング合うしなぁ。

 

隊員に「犬の村」と呼ばれるくらい大量にいる我が村の犬たちも、さすがに私を覚え。

一番激しく吠えたてる朝晩だろうと、サングラス掛けたり帽子かぶろうと、一人で歩いてる限り、まず襲ってくることはなくなりました。

風向きや暗さによっては吠えてくることもありますが、近くまで来ると「あ、知ってる人!」と。

で、そこからが犬の個性?が出て面白い。

「旦那ぁ、旦那じゃないですか、いや、アッシは周りにつられて吠えただけなんでさ」的に、急に上目遣いでご機嫌伺うヤツ。

「いや、オレ吠えてるの全然別件ですけど?」って感じで、急に方向を変えて吠えてごまかすヤツ。

明らかに気付いてテンション落ちてるのに、間隔を空けつつもとりあえず吠え続けるヤツ。

「ごめーん!間違えちゃた!てへぺろ~」な感じで駆け寄ってくる我が家の犬たち。

馴れればみんなホントにかわいいヤツらです。笑

 

が!

相手はサモアの犬。油断禁物です...。

もう何ヶ月か前の話ですが、父の日の後くらいだったかな?

今まで襲ってくることなんて一度もなかった近くの家の犬たちが、急に激しく襲ってきました!

それも4匹同時に。

ホント、吠えてくることもないヤツらだったので、完全に油断していて。

うわっと思った時には売店(閉店中)を背にして、4匹に囲まれていました。怖

そんなときに限って通りには誰もおらず、助けも求められない。

追い払う定番としては石を拾う/投げる振り(最悪、実際に投げる)ですが。

村の犬にはそんなことしたくない。

でもそのときはそんな余裕、まったくなく。

拾う&投げる振りしましたが...

4匹もいると、どうしても無関係な方向の犬が距離を詰めてきます。

で、飛びかかってきた瞬間、反射的にグーパンチ!

なんと鼻面にヒット!!

しかも2匹連続!!!

うーん、ボクシング観るのは好きで、大昔ボクサーに憧れたこともありましたが。

まさか土壇場でパンチが2匹連続でクリーンヒットするとは!

襲ってくる犬にパンチなんて、すごくない??

 乗り移ったのは井岡か?辰吉か?まさか石垣島の英雄、具志堅?きっと輪島ではあるまい。って、古!笑

ということで、奇跡的に無傷で逃れることができましたが。

その後もしばらく、通りがかるすべての人に襲い掛かっていたので。

おそらく父の日前後に来た村外の誰かとトラブルがあったんでしょう。

ホント、理由もなく犬を虐待するサモア人、やめてほしい。

卵と鶏かもだけど、犬に意地悪するから人を襲うんであって。

犬は人と心を通わせることができる動物の中でも、特に親密になれる存在なんだから。

愛犬家としては悲しい限り。

 

All's well

あ、熱くなって長く書きすぎた。汗

週末に観た、いくつかの映画から2本だけ紹介して締めます。

 

Point Break 

X-ミッション(字幕版)

 邦題は「X-ミッション」らしい。誰が付けたん?ダサすぎ。

この映画、ストーリーはどうでもよくて。

ただただXスポーツのシーンを楽しむ映画。

Xスポーツアスリートは恐怖を感じる器官が欠落してる、なんて言いますが。

ホント、そんな感じ。

唯一私が経験あるフリーソロのシーンを語るなら、映画としたってありえない!です。

例えばフリーソロの最中に両手を放すランジなんて...。

不世出の天才フリーソロクライマー、Alex Honnoldだって絶対そんなことしない。

...ま、映画ですから、あくまで。笑

多分、それぞれ実際にやる人からしたら、そんなシーンの連続なんでしょうが。

それでも人間の限界を見るハラハラドキドキが楽しめます。

 

3idiots

きっと、うまくいく(字幕版)

 邦題は「きっとうまくいく」だって。これまたダサいなぁ...。映画業界どうなってんの?

噂は聞いていて、ずっと観なきゃなぁとは思ってたんですが、ようやく。

だって3時間弱もあって、しかもインド映画。ちょっと避けちゃいません?笑

が!

頭カラッポにして楽しめる、超エンターテイメントでした!

インド映画らしいミュージカルはもちろん、友情、親子愛、ラブロマンス、コメディ、スリル、サスペンス、ロードムービーetc.、映画のエンタメ要素をこれでもか!って詰め込んだ3時間。

個人的にはオスカー獲った「Slumdog Millionaire」より楽しめました。

後に残る余韻もなく(もちろんいい意味で!)、スカッとします。

予備知識なく、難しいことも考えず、フラットな気持ちで観るといいかと。

オススメ!!

 

そんな3idiotsのメインテーマ曲が「All is well」。

これがまたアホみたいに単純な曲だけど、耳残りがすごい。笑

さすがインド人。音楽にかけては他の追随を許しません。

観終わった後、誰もがついつい「All is well~♪」と鼻歌したことでしょう。

 

でも私にとって「All is well」と言えばひろみちゃん。

SPARKのラストを飾る曲。

ホント、このトリオやって大正解。どの音源も手放しで称賛できる素晴らしさ。