Notes in Apia

常夏の島サモアで暮らす、青年海外協力隊員の覚え書き

サモアのお土産

青年海外協力隊員の(日本での)社会的立場は色々です。

新卒の学生(?)や休学した学生もいますが、ほとんどは会社を辞めた社会人かな?

自治体の制度を利用して休職している先生(公務員)もいます。

私は、と言うと、割と少ないですが、民間企業を休職して参加しています。

しかも同じ会社で2回目の休職という激レアケース!

 一度目はもちろんタンザニアの時。ホントいい会社です。足を向けて寝られません。笑

 

が!

12月の最初の営業日、人事部からメールが。

帰国に関して詳細な日程を...って、気が早すぎじゃなーい?

帰るの1月末なんですけど...。

なんか一気に現実に引き戻された気がして、ちょっと萎えたり。orz

 

本当に帰国がどんどん迫って、ますます落ち着かない今日この頃。

派遣が早かった(他の国の)同期は、もう月末には帰国だもんなぁ。

ホント、2年なんてあっという間。

 

ということで、お土産や記念品を探し始めました。

 

サモアの特産は?

と言っても...サモアには特産品なんてないんですよね...。汗

そんなものがあれば、もうちょっと貿易赤字も小さくて済んでるはず。

ホント、この国には産業と呼べるような産業がないんです。

海とか人とか文化とか、誇れるものはたくさんあると思うんですが。

全部「無形」なんだよなぁ。笑

 

それでも一応考えてみると...

飲食品

コーヒー、チョコ、ココナッツ(ミルク、クリーム、ジャムetc.)、蜂蜜あたり?

どれもサモア産100%が手に入りますが。

贔屓目に見ても、どれも一級品とは言い難い。汗

↓これはおいしい。割高だけど、ちょっとは買って帰ろうかな。

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あ、何度か書いてるパルサミ(タロイモの若葉でココナツクリームを包んで蒸し焼きにした料理)

これは缶詰があるから買って帰ろうかな。

でもこの缶詰を食べたことないからちょっと不安。

絶対ウム(焼き石で蒸す調理法)で作り立てとは天地の差だろうけど。

それでも日本の友達にも味わってほしい!

↓見た目はアレですが...味はおいしいのです。

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あと、気候的にはサトウキビだって作れるはずだけど、ほとんど作ってない。

隣にフィジーっていうサトウキビの一大産地があるからかなぁ。

タンザニアでは、マラウィって砂糖のブランド国の隣でもサトウキビ作ってたけど。

 

忘れちゃいけないのが...チップス!

これは軽いし、絶対買って帰る!!

バナナはどこでもあるけど、タロイモブレッドフルーツは若干レアかな、と。

揚げてあるから検疫にも引っかからない。

これらは日本に帰っても絶対懐かしくなって食べたくなるヤツ!

ま、サモアじゃないと買えない!って訳ではありませんが...。

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ビールもちょっとは持って帰りたい。

けど...サモア産は瓶しかないからなぁ。無駄に重い。

ちなみに日本持ち込み時のアルコール免税は2,280mlだとか。

全部ビールとすると、大瓶(750ml)3本or小瓶(355ml)6本か。

Vailima2種、Taula、Manutagiで小瓶4本、Taula Strong(大瓶のみ?)でちょうどピッタリ。

サモアのレギュラービールが一通り揃うのかぁ。

日本じゃ買えないみたいだし、根性出して運ぼうかなぁ...。悩

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飲食品以外だと...布とか服とかアクセサリ?

サモアで布と言えばラバラバ。

薄くて大きくて、腰に巻いたり、寒いときに羽織ったり、タオル代わりに使ったり。

何にでも使える便利な布ですが、実は一枚しか持ってません。笑

滅多に気に入るヤツがないというのも理由のひとつ。

タンザニアで買った布もあるし、日本ではそんなに使わないだろうしなぁ。

今持ってる、お気に入りの1枚だけでいいかも。

それに、おそらく大学の送別会で大量にもらえるし。

 サモアではお別れのときに布をプレゼントする習慣があります。

 

他にもいろんな布がありますが。

どれももちろんサモア産ではありません。涙

しかもプリントされた模様が、実はフィジーだったり、トンガだったり。

その辺り、どれがサモア柄なの?とか調べてまで買う元気がない...。

持って帰ってもテーブルクロスくらいにしか使わなさそうだしなぁ。汗

 

そんな布を購入して服を仕立てる隊員も多いです。

サモアで着るにはもちろん最適ですが...日本では着ないよなぁ。

よっぽど布やデザインを考えればともかく。

でもそれって逆にサモアっぽくないってことだし...。

サモアでは服屋と布屋はほぼ同義語。

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そういう仕立服は、理学部のユニフォームが2着。

あと、ビレッジステイ先からもらった1着。

先日の合唱隊ユニフォームも合わせて、計4着。

この内、2着かな、持って帰るのは。

日本の日常ではもちろん出番がありませんが、JICA関係の集まり用に。

表敬訪問とか、サモアのことを話す講演に呼ばれたり、意外と機会はあります。

協力隊の同期が結婚する時など、各国の衣装で集まったりもするし。

 なので最低一着はちゃんとした伝統衣装を持って帰るといいです。 >協力隊員

 

既製服は...まずはイエ・ファイタガ。

正装時の男性の腰巻スカート。

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前述の理由により、一着だけは持って帰ります。

他は全部人にあげる。

既製シャツも誰かにあげて帰ろうかな。

いずれもXSサイズだから日本人に。笑

 

あとTシャツ!

サモアのダイブショップ2軒で買ったヤツは持って帰る。

特にSamoa Dive & SnorkelのTシャツは良作!

大学のTシャツはいらない。デザインがダサすぎ。汗

VailimaビールのTシャツは買って帰ろうかな。

 

...あ、忘れちゃいけない!

マヌ・サモア(ラグビー代表チーム)!!

これはTシャツにするか、ユニフォームにするかが悩ましい。

ユニフォームはめちゃ高いんだよなぁ。

でもTシャツは作りが安っぽい。

 

アクセサリ類

木彫りの亀とか?

いらねぇ~~~。笑

あ、タノアは造りがいいのがあれば。

そもそもアバ(=カバ)を作る器ですが、小物入れに使えそうなサイズのも売ってるので。

 

ココナツ殻とか貝殻、牛骨なんかを使ったピアスやネックレスの類は山ほどあります。

でもサモアならでは!ってヤツは...あるのかな。

私の目にはフィジーだろうがトンガだろうが、区別がつきません。

これまた、よっぽど気に入るのがあれば、誰か用に買ってもいいですが...。

それを探し回るほどのやる気も元気もない。暑くて。笑

形に残るものは、あげる人を選びますしねー。

 

ココナッツオイル

おぉ、そう言えば!

ココナッツオイルはいいかも!

食品としても売ってるし、美容用としても売ってて。

オーガニックなんて謳ってるヤツも(ホントかよ?笑)

日本で買うより...安いか高いか分かりませんが、調べてみる価値はあるな。

 

無形文化

芸術関連もあります。

絵画は...サモアではあんまり盛んではないと言うか、イケてないと言うか。汗

これは!と思う作品に出会ったことがありません。

ま、個人の趣味によるので、バッチリ合う人もいるはずです。

 

タパという、木の繊維を叩いて作る布?紙?は一枚くらい欲しいかも。

サモアだけって訳ではありませんが、サモアの伝統文化なので。

大きいと高いし使いどころがないので、小さいヤツを。

これまたプリントされたデザインが重要。

気に入るのがあれば。

 

刺青

これこそサモアの文化!

実際に入れちゃう隊員もいますが...私はしません。

刺青についてはそのうち書こうと思ってるので、今回は割愛。

 

その代わりと言っちゃなんですが...

実はギターにサモアンタトゥーをモチーフにした彫刻を入れてもらいました!!

日本から持ってきたエレキはYAMAHAテレキャスタイプ。

ピックガードがないので、オリジナルのピックガードの形に彫刻してもらいました。

ステージでは柄物のピックガード?って見えるけど、実は...!を狙って。

↓before

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↓after

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↓おぉぉ、なんてカッコいいんだ!!!嬉

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↓最初のデザイン画。これも嫌いじゃないけど、やり直してもらってよかった!

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↓注文した形&サイズはこうだったけどー。実寸の型紙まで渡したんだけどなぁ。笑

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お願いしたのはコチラ↓ WST250(≒11,250円)でした。

↓彫刻だけじゃなくて、彩色もするし、絵画や刺青そのものも!

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実はこのギター、広島の営業所をクローズしたときにもらってきたもの。

倉庫の片隅で埃を被って、本当~にボロボロだった。

色んなところが錆びまくって、弦も3本くらいしかなくて、ガムテの跡がベタベタで。

HARD OFFのジャンク品でも売ってないよ!ってくらいの状態でした。

あまりにもかわいそうで捨てるに忍びなく。

大阪にもらって帰って、ピカピカに磨き上げて、完璧に調整して。

それだけでも皆ビックリの大復活だったんですが、まさかこんなに立派になるとは。涙

 

タンザニアティンガティンガを描いてもらったヤツ↓に次ぎ、世界に一本のギター。

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捨てられない&譲れない、一生モノのギターがまた増えてしまいました。

 

 

...いやー、実は今回のブログ、これを自慢するため!

と言っても過言じゃなかったり。笑