Notes in Apia

常夏の島サモアで暮らす、青年海外協力隊員の覚え書き

タヒチことFP(フレンチポリネシア)旅行を回想

サモアに戻ったら、やっぱり怒涛の日々が続いています。

と言っても、主に呑み会なんですが。笑

例えば以前書いた「とことん会」、実は毎月開催していて。

今月はお寿司を握り、アイスとケーキを作ったり。

↓ユッケ軍艦、サーモン、赤身。+ヅケと卵の5種。注文で握る、寿司屋方式に挑戦!

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↓我が家のクリスマスの定番ザッハトルテサモアで一番おいしいアイス(自称)

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...ということで、年末年始はいつもに増して呑み会三昧です。

肝臓の限界に挑戦! ...って、いつもこんなこと書いてる気がしますがー。汗

 

以下、本題のタヒチことFP旅行の続きを。

...と言っても、前回書いた通り日本人が山ほど行く訳で。

サモアとは違って、私なんぞが書かなくても、情報も山ほどあります。

が、私のようにバックパッカー的に旅する人は少なそう?なので、そんな視点で。

 

言葉

機内のアナウンスからして、仏語、タヒチ語、英語と3ヶ国語。

入国審査&税関もふつうに英語が通じました。

夜に着いたのでタクシーに乗りましたが、ここでも英語OK。

それも、めちゃ流暢!

こりゃ楽勝だな、と思ったんですが。

実はこのドライバー、NZ出身でした。そりゃ英語通じるわ。笑

 

せっかく言葉が通じるので、タヒチ語を習いました。

 Ia Orana → Hello(昼夜問わず使える) 「ヤオラナ」くらい繋がって聞こえる

 Mauruuru → ありがとう 「マウルルー↑」と歌うように聞こえる

 Nana → さようなら 「ナッナー↑」と歌うように聞こえる

以上、どの国でも必須な3つをとりあえず。

どれも歌うみたいな節があって、個人的にはイタリア語的な抑揚に近い印象。

 

2日目、国内線の待ち時間にビール呑もうと思ったら。

売店のお姉さん、英語が通じませんでした。国際線と同じ空港なのに。汗

でもま、「Bière s'il vous plaît」「Combien?」「Merci」くらいなら言えます。笑

ちなみに「Bière」が分からなくても、「Hinano(タヒチビールのブランド)」って言えばOK!

ヒナノ、シルブプレ」 ...ね?簡単でしょ?笑

不便ですが、こういうのこそが旅の醍醐味です!

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一泊目&最終泊はタヒチ島バックパッカー宿。

離島はランギロア(ビレッジステイ的なロッジ)とティケハウ(ペンション)に行きましたが。

これがまた、英語がほとんど通じない!!

英語がダメだと言われる日本より通じないくらい。汗

が、こっちの言ってることは何となく分かるっぽくて、貼り紙とかを指します。

...ので、それ(もちろん仏語)を自分で理解します。

むかーし昔、独学だけどちょっとだけ仏語勉強しててよかった...。

Google翻訳を使おうにも、ネット自体がめちゃ遅いので注意!

 回線が空いてる早朝に、オフラインでも使えるように仏語パックをダウンロードしました...。

 

なので、文章で話さず、分かりやすい単語だけで話すといいかもしれません。

「Breakfast time?」とか「Payment? Credit card OK?」とか。 って、中学生かよ!笑

あとは「Yes / No」 で答えられる質問。

答えが「Oui / Non」なら、こっちも分かりますから。

 

ダイビングでも、ブリーフィングなどは基本的に仏語。

英語しか通じない人が多いと英語でも対応してくれますが...あまり達者ではなく。

currentが「クーラン」に聞こえたり、聞き取るにもコツが要ります。

仏語を話せないのが私だけのときは、なんと「84、OK?」だけでした。笑

 いや、数日連続で同じポイントに潜る最終日だったからなんですが。それにしても。

 

あ、でも日本の旅行代理店が紹介するような高~いホテルはそんなことないはず。

実際、ランギロアの星野リゾート(Kia Ora)は、それはそれはきれいな英語でしたよ。

当たり前か。笑 あ、泊まってません、もちろん。汗

 

売店は中国系の経営が多いせいか、英語OKでした。

話すことがふつうに通じるし、答えもふつうに英語で返ってきて、不便ない感じ。

 

離島では、偶然ですが島2つとも宿が同じで日程もほぼ同じカナダ人がいて。

さすがカナダ人、当然ですが英語もフランス語もペラペラです。

しかもダイビングのインストラクターなので一緒に潜ったり。

ローカルレストランや宿の人と話すときは、彼に通訳してもらってました。

 コイツのおかげで旅行中の酒量も格段に増えたんですが...。笑

 

あ、パペーテ市街は日本語表記もたくさんあってビックリです。

でもさすがに日本語は話して通じるって訳じゃないだろうな。もちろん。

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発展具合

タヒチ島パペーテしか見てません(それも数時間散策しただけ)が。

サモアから行った私にとっては大都会!でした。

ホント、ビル&人&車の多さに、サモアに帰りたくなったくらい。笑

イメージとしては...グァムくらい?それほどでもない?でもセブよりは都会って感じ。

↓市場がこれだもんなぁ...。2階建てだし、エスカレーターあるし。サモアと大違い。

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車は日本車の比率がグッと低く。それでも50%くらい?

ルノープジョーシトロエンなんかが走ってて。

カルフールもあったりして、さすがフランス領!です。

 

ランギロアに飛ぶと、一気にサモアの田舎と同じ感じ。笑

でもちゃんと舗装されてるし、公衆電話がある!のにビックリ。

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空港の目の前にATMがありますが、ティケハウ前に行ったら故障中...。

かなり現金社会なので、引き出せるときに引き出しておくのが吉です。

 

ティケハウはランギロア以上に田舎!売店2つだけ!レストランなし(多分)

でも道は舗装されてるし。家もけっこうきれい。

ATMはないので、来る前に現金を用意しておきましょう。

 

交通

フライト

国内線はユルユルです。

水のPETボトルを持ってても乗れる、って言うか、荷物チェック自体なかった。笑

って、それどころか、犬を膝に抱いて乗ってる人もいたし!!驚

タヒチ人が「空のバスみたいなもんだから」と言ってましたが、正に。

↓これ、空港です。開く/閉まるの概念がない。笑

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↓ティケハウでは柵すらない。滑走路にも入り放題。笑

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バス

タヒチ島、タクシーは高いのでバスを。 ※夜は走ってません

パペーテ市街から空港まで200円。

サモアなら70円の距離ですが、まぁ許せる値段です。

サモアと違って、どこでも乗り降りできず、バス停のみ。

当たり前なんですが、私にとっては久しぶりすぎて新鮮でした。笑

 

歩いていると、車が100%道を譲ってくれます。

横断歩道じゃなくても...。

唯一譲ってくれなかったのはレンタカーでした。笑


NZでも、ほぼ必ず道譲ってくれるよなぁ。

え?法律がそうなってるって?

日本も「信号のない横断歩道は歩行者優先」って法律ですけどー。

JAF曰く「信号機のない横断歩道の車の一時停止率は8.6%」だって。

ひどいな、日本。

心の余裕の問題じゃない?

ホント日本人は幸せ下手すぎー。

 一時停止率が最も高かったのは「長野県」だって!これ、国内訓練@駒ヶ根で感じた!

 

自転車

ランギロアもティケハウも小さな島です。

宿で自転車を無料で貸してくれたので、二島とも一周しました。

FPの自転車は、ほとんどがビーチクルーザーで。

ハンドブレーキがなくて、ペダルを逆回転させると止まるタイプ(コースターブレーキ)

晴れた日の昼間でも、そこまで暑くはないので(サモアとの比較ですが。笑)オススメです。

あ、帽子&日焼け止め&サングラスは必須です。もちろん。

 ...って、協力隊員は自転車禁止でした!帰りの飛行機で気付いた。汗

 

物価

噂には聞いてましたが、めちゃ高いです。日本以上。

空港からパペーテ市街まで6km弱が、夜間料金2,700円(荷物の大小でも変わる)

サモアだったら450円くらいですよ...。涙

 

板チョコ1枚750~1,000円とか。輸入品のデカいヤツとは言え...。orz

ローカルレストランでも一食1,000円以上は確実にかかります。

 

ビールは大瓶も小瓶もほとんど値段が変わらないので、大瓶一択です。

500mlで250~350円くらい(島&店による)

が!

離島では空き瓶と引き換えでないと買えないので、宿で空き瓶を借りていきましょう。

 

宿は、安いところを探せば、個室とかロッジ一棟でも一泊6,000円とか。

離島はプライベートビーチ付! だってビーチに面してないところがないから。笑

↓こんな感じ。ちょっとレンズ濡れてます(中央右下)。汗

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これはサモアより安い!

しかもティケハウはレストランがない?せいか、朝夕食付!超お得でした。

 

食べ物

これまた噂には聞いてましたが。

バゲットが食べられるのがめちゃくちゃうれしい!

毎朝、マンゴーなどのフルーツと共に頂きました。

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私は買いませんでしたが、チーズや鴨肉が比較的安く。

スーパーに行けば大量のワインが並んでいるのはもちろん。

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離島の売店ですら、ワインの選択肢があります!

パペーテオープンカフェが山ほどあるし。

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ホント、フランス領万歳!!って感じ。

 

しかも、サモア、フィジー、トンガとは比較にならない量の野菜が食べられます。

メインの具に加えて、大量の野菜を挟んだバゲットサンドが350~500円とか。

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値段はやや高いですが、健康的だし、何よりおいしい!!

ホント、サモアも見習ってほしい!!!

 

前項で書いた、ティケハウの宿のご飯がまたおいしくて!

ベースがフランス料理なので、魚のクリーム煮や野菜のグラタンetc.etc.

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しかもデザート付!!

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毎日「今日のご飯は何かな~?」って、すごく楽しみでした。

 

...おかげで、わずか2週間の旅でお腹が出たことは言うまでもありません。汗

 

通信

私のスマホはSIM Freeなので、海外では現地のSIMを入手するんですが。

FPでは断念。

なぜなら...高すぎ!!orz

2GBで6,000円とか、信じられません。

2年前のサモアですら3GBで2,000円だったのに!!(今は2GBで320円くらい)

 

ただ、サモアと違って、おそらくほとんどの宿がWiFiを提供してます。

が!遅い!!テキストベースの連絡のみ、と思って間違いないくらい。

ニュースも写真なしで読む感じ。

ダイビング中、海底ケーブルを見ましたが、ビックリするほど細かったからなぁ。笑

...とは言っても、昨今のネットの改善具合はどこもすごいので。

来年とかには格段に良くなっている可能性もあります。

 

以下、サモア隊員向けの情報ですが。

電話は​Blueskyがローミング

タヒチ島ではVoda、離島ではVINIに自動的に切り替わるから離島でも電波ばっちり。

緊急連絡は心配なさそう。

NZのSkinnyはタヒチ島でVodaのみ。ランギロア&ティケハウでは使えず。

Digicelは試してないので不明。悪しからず。

 

気候

サモアよりはちょっと赤道から離れるので、やや涼しいです。

夕方、自転車で島を一周しても汗をかかないくらい。

って言うか、サモアが暑すぎー。

 

ダイビングも水深25mで水温28℃とか。

が、基本ドリフトダイブで、自分で泳がないのでウェット着たほうが冷えないかも。

 

雨は15分くらいのスコールが2回だけだったかな?

滞在中ずっと晴れてました。

私の晴れ男っぷりを別にしても、12月は雨季ど真ん中のはずなんですが...。

 

ということで、サモアとは違い、水が貴重です。

そもそも環礁の島なので、湿気の多い空気がぶつかって雨になる山もなく。

細ーい陸地では、水を貯える植物や、そのスペースもありません。

離島の宿でもふつうにシャワーを使えましたが...腐ったような臭いがあったり。

 

だって水源は...日本人は見ないほうがいいです。

シャワー浴びたくなくなります。

歯磨きもボトルウォーターでしたくなります。

そんな水源。

...でも笑えません。

離島の水の大半を使ってるのは、多分観光客なので。

ありがたく、大切に使わせていただくよう心掛けたいです。

 

 

ちょっと書きすぎたので...一番大事な海&ダイビングetc.は次回!笑