Notes in Apia

常夏の島サモアで暮らす、青年海外協力隊員の覚え書き

サモアの命綱

昨日、職場の窓から見えるくらいの大きな客船が港に停まっていました。

街に出ると、年配の白人がたくさん。

「P&O Cruises」と書いてあり、イギリスの船らしいです。

 

思い返すと、サモアに赴任して約1ヶ月半で、QE号、ピースボート、今回で計3隻。

村でのホームステイ中など、気づいていないこともあり得るので、結構な数の客船が来るようです。

 

が!

いずれも滞在はごく短時間。

今回も昼前に着いて、18時には出航でした。

...うーん、そんなにサモアって見どころない?

と思いましたが。

 

よく考えると、アピア港はサモアの大動脈なんでした。

ほぼすべての輸入品がアピア港から入ってくるので、客船を長い間停泊させる訳にはいかないんです。

アピア港以外にタンカーレベルの大きな船を停められる港はない上、アピア港自体もそれほど大きくないので、大型客船1隻停まると、もう貨物船は停まれません。

ということで、「停まりたくても停まれない」が真実です。きっと。

 

サモアで輸入が止まったら、本当にあっという間にみんなが困ります。

何か災害でもあってアピア港が機能しなくなったらどうするんだろう?

 

...そんな訳で、アピア港、拡張工事が行われています。

日本のODAで。

桟橋が今の2.5倍?3倍?になるそうです。

近いうちに大型重機が設営されるそうなので、そうなったら見物に行ってきたいと思います。

 

↓出航。サモア人も海水浴します。
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