Notes in Apia

常夏の島サモアで暮らす、青年海外協力隊員の覚え書き

2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

空の傷跡

3月最終日、ということで、そろそろ雨季も終わり。 ...と書こうと思ったら、今日は久しぶりに大雨。笑 朝から断続的にスコールが降っています。 サモアの雨季は、日本の梅雨みたいにシトシト降り続いて、暗くてジメジメして、と聞いていたのですが。 たしか…

ここは豊田市?

以前もチラッと書きましたが、サモアは2009年に車の進行方向を反対にしました。 右側通行を左側通行(日本と同じ)に変更したんです。 ...って、言葉で書くとあっさりしてますが、実行するのはものすごく大変そうです。 日本みたいに信号や標識、高速道路など…

less but better

昨日も「買えない!」って書いたし、停電や断水、日曜はバスも店も休み!なんて書きました。 実際、サモアでの生活は日本より圧倒的に不便です。 それはもう比べようもないくらい。 きっとこれからも愚痴ったりします。笑 が! 日々触れる幸福感はサモアの圧…

買えない!(食)

以前、「サモアでは(お金さえ出せば)たいていのものは手に入る」と書きましたが。 意外と身近なものが手に入らないことを知り始めました。 ブランドや細部にこだわっているわけではなく、そもそも売られていないものがあるんです。 しょうゆ、海苔、味噌、米…

自分で髪を切る

海外で暮らしている人は、どうやって髪を切っているんでしょう? 先進国なら、美容院とかヘアサロン的なものがいくらでもありますよね。 英語圏だったら好みのスタイルにしてもらうのも、それほど難しくないかと。 でも第2外国語以下の言語圏では、コミュニ…

サモアの日曜日

赴任直後の研修でサモア語を習っていた先生は、偶然にも私の住むToomatagiエリアの牧師さん。 再三誘われていたこともあって、日曜ミサに参加してきました。 まぁ説教も聖歌もサモア語なので、正直さっぱり分からないし、雰囲気だけ楽しむ?感じで。 ↓みんな…

サモアのライフライン事情

ライフラインと言えば、主に水、電気、ガスですよね。 とりあえず今回は、交通インフラとか情報インフラは除いて、この3つに絞ります。 サモアの水道 ウポル島はほぼ全域、水道が引かれているそうです。 飲料水を井戸とか川から汲まずに済む、という意味です…

サモアの東大

久々に(初めて?)仕事の話。 協力隊では、職種ごとに隊員を募集します。 看護師、歯科衛生士などの医療系、サッカー、柔道などのスポーツ系、野菜栽培、稲作栽培などの農業系etc.、多ジャンルに亘って様々あるので、誰でも何かしら当てはまるものがありそう…

犬好きの憂鬱

サモアの家には、たいてい犬がいます。 もちろん飼っていない家もありますが、飼っている場合はまず間違いなく複数飼っています。 ちなみに、私の家のオーナーは2世帯で7匹飼っています。 日本では犬を家族として扱いますが、サモアでは大きく異なります。 …

Samoa Walker

サモア人は歩くことが嫌いです。 もう本当にびっくりするくらい、ほんのわずかな距離でも車に乗ります。 例えば、私の家から大学までの間に小学校があるのですが、200mくらい手前の家から車通勤する人がいます。 初めは「今日は荷物が多いのかな?」なんて思…

協力隊員のイメージと現実

「アフリカで井戸掘るの?」 協力隊に参加すると言うと、こんな反応が返ってきます。(実話)笑 まぁこれは極端な例としても。 一般的なイメージとしては... 電気も水もない場所で 家と呼ぶにはためらわれるような小屋で寝起きして 真っ黒に日焼けしながら 黒…

首都隊員

JICA事務所や大使館は、どの国もおそらく間違いなく首都にあります。 ※厳密には、タンザニアのように首都(ドドマ)ではなく、旧首都(ダルエスサラーム)だったりしますが、実質的な最大の都市という意味で「首都」と呼んでしまいます。 そして、協力隊員も首都…

サモアの命綱

昨日、職場の窓から見えるくらいの大きな客船が港に停まっていました。 街に出ると、年配の白人がたくさん。 「P&O Cruises」と書いてあり、イギリスの船らしいです。 思い返すと、サモアに赴任して約1ヶ月半で、QE号、ピースボート、今回で計3隻。 村でのホ…

飲酒 in サモア

サモアでは、公共の場での飲酒が違法です。 なので、お花見とか公園でBBQとかできません。 あ、お酒なしならOKか。笑 ...ま、そういう国、多いですよね。 日本みたいに昼間から公園でビール飲んでもOKな国のほうが珍しい。 キリスト教が影響しているのか、日…

村でのステイ先-4 「楽園の傷跡」

3日に亘って書いてきたように、私のステイ先は非常に恵まれていました。 村にいたオランダ人ボランティアにも、「なんていい家庭にホームステイしてるんだ!これ以上のステイ先なんてないよ!!」と言われるくらい。 特に、すぐ海に出られる点は大きく、毎日…

村でのステイ先-3 「サモアの食卓」

ようやく食事メインの話。 これまで書いてきたとおり、私のステイ先は決して平均的なサモアの家庭ではありませんが...。 朝食 朝は食パン。 これはどの家庭も変わらないようです。 トーストしたり、しなかったり。 スライス済みで売っているものも、自分で切…

村でのステイ先-2 「水辺の生活」

昨日に続いて、ステイ先の話。 川を渡る日常 Poutasi(隣村)を治めるだけあって、教会や婦人会など、よく西の隣村に行きます。 ふつうに考えると、東側の村道から北の幹線道路を回って西に行きます。 が! この家では、敷地から直接川に出てショートカットし…

村でのステイ先-1 「大マタイ?」

今日から村でのステイ先について、何回かに分けて書きたいと思います。 村での私のステイ先は地元の名刹で、ある種「特殊」でした。 百聞は何とかなので、まずは地図から。 ピンが立っているのが母屋で、他に大小いくつもの屋根が見えます。 この敷地、すべ…

日曜は聖なる日

サモア人の信教は、ほぼ100%キリスト教です。 宗派はカソリック、プロテスタント、メソジスト、モルモン等、色々なようです。 元々あったはずの土着宗教はどこに行ってしまったのか、今のところ見かけません。 もちろん、布や刺青の模様、思考様式の基礎な…

教員の現職参加&ビール瓶

教員の現職参加 ビール サモアの土曜日 村の土曜日 教員の現職参加 昨日は一部の先輩隊員の送別会でした。 教員で現職参加した隊員は、学校の年度に合わせて派遣されます。 日本で3月いっぱいまで働いて、2年後の4月から復職する、ということです。 通常の隊…

モアナと伝説の海

本題の前に ちょっとだけ昨日の続き。 今朝起きると、寝室に一回り小さいムカデ(死骸)が。 前の晩に、床と壁の隙間に殺虫剤を吹いといてよかった...。 Morteinの黒缶! これがないとね。 たしかタンザニアでも同じ銘柄使ってたような。 また2年間お世話にな…

咬まれた!

村の生活を書こうと思いましたが、早くも一旦中断。 サモアの恐怖1 犬 サモアで注意することと言ったら、何よりもまず「犬」です。 犯罪にはほぼ遭遇しません。 最近、女性への暴行事件があったそうですが、日本以上に犯罪に遭う確率は低いです。 車も歩行者…

サモアの家・家族

今日から少しずつ、村でのホームステイを振り返ってみます。 が、私の滞在した家は、歴史あるマタイの家族で、言うなれば地元の名刹のため、平均からは大きく外れています。 なるべく、この家ならではのことと、この村やサモアで普通なことを明確にするよう…

青年海外協力隊(の募集案件)の真実

職場2日目。 特に進展はなく、JICAに提出する最初の報告書を書き始めたりしてます。 ↓選挙。学生組合的なものがあるらしい。 あ、学科長(女性)には昨日の帰り際に会えましたが、特にプラン等はなく、何をするか等々、これから一緒に考えようか、という感じ。…

WS loves NZ

ずいぶんサボってしまった...。汗 言い訳 えーと、8日間のVillage stayの後、自宅に引越。 ようやく今日から職場に通い始めました。 ということで、村からアピアに戻ってから毎日バタバタでした...。 村の生活や新居のこと、これから少しずつ書こうと思いま…