Samoa Walker
サモア人は歩くことが嫌いです。
もう本当にびっくりするくらい、ほんのわずかな距離でも車に乗ります。
例えば、私の家から大学までの間に小学校があるのですが、200mくらい手前の家から車通勤する人がいます。
初めは「今日は荷物が多いのかな?」なんて思っていたのですが、荷物とか関係なく毎日でした。
同様に、家からバス停までの200mくらい、旦那さんと息子を車で送っている奥さんもいます。
大学でも、先生が授業のために違う建屋に行くだけで車に乗ったります。
日本だったら、歩行に不自由な人でもない限り100%歩く(と言うか車に乗るなんて考えもしない)距離なのに。
あ、マイカーとは限らず、バスやタクシーも同様です。
村でのホームステイでも、毎朝バンのタクシーが学校に行く子供たちを乗せてました。
日曜の教会にも(同じ村内なのに)、タクシーで来る人が多かったです。
大学の生徒はバス通学が多いですが、家族が送り迎えする子も山ほどいます。
先生はほぼ間違いなく車通勤です(マイカーかタクシー)。
で、それが理由かどうかは知りませんが、バスもタクシーも非常に安いです。
バスはアピア市内(表現が適切じゃないかも)だったら、どこでも1回1~1.5WST(≒45~68円)で乗れます。
タクシーは(メーター制ではないので経験則ですが)、700m/1WST(≒45円)くらい。
換金レートではなく、サモア人感覚だと1WST=100円くらいだと思いますが、それでもかなり安いですよね。
ほとんどのバスは18時くらいには終わってしまいますし、土曜午後や日曜には走っていません。
そのためか、タクシースタンドが各村に1つくらいは必ずあって、基本的にいつでも誰かがいます。
...だから太るんじゃないの~?笑
昼間は暑くて、ちょっと歩くと汗が吹き出るから、気持ちは分かるけど。
少しは歩こうぜー。
なんて思ってました。
が!
隊員によっては「職場の人は結構な距離を歩いて通勤してる。みんな、お金ないから」と言ってたり。
私の家がお金持ちエリアに位置することや、職場も大学で、周りにお金持ちが多いから勘違いしているのかもしれません。
それにしても街中を歩いている人、滅多に見ないんですが...。汗
ともあれ。
首都アピアでも、朝と夕方は混むにしても、渋滞には至りません。
信号がない交差点での右折など、譲り合いの精神が強いことが影響しているのだと思います。
また、タクシーが安くて、スタンドがそこかしこにあって、しかもシェアしたり、というのは便利だしエコだし、いいことですね。
日本のように狭い土地に人口が集中している所こそ、見習いたいシステムです。
↓特に雨の日は送り迎えも多くなります。ロータリーにどんどん車が入ってきます。ふだんは校門までのバスも構内まで入ってくれます。