Notes in Apia

常夏の島サモアで暮らす、青年海外協力隊員の覚え書き

ラストサバイイ

サモア国立大学では先週で最終試験が終わり、採点&評価、会議タームに突入。

スタッフの休みは年末年始だけですが、学生は長~いお休み。うらやましい。

新年度の授業は実質的に2月スタートなので...

1月末に帰国する私としては、任期の2年を待たずして活動も終わった感じです。

結局何も残せてないような...。orz

 

ともあれ。

先週末のサバイイ小旅行のことを。

おそらくこれが最後のサバイイか?ということで、感慨深い2泊3日でした。

最後っぽいので、サバイイ情報もざっくりまとめます。

 

ウポル→サバイイ

前回も書きましたが、当日朝まで豪雨!

こりゃダメだ...と思っていたら、家を出る頃には止み、フェリーに乗る頃には晴れ!

さすがの晴れ男っぷりを今回も発揮しました。笑

 

以下、おさらい。

バス

サバイイ島へ渡るフェリーターミナルへのバスは、魚市場横のバスターミナルから。

行き先名は「Pasi o vaa」、終点まで乗ってWST4(≒180円)です。

フェリー出航の2時間前を目安に出発します。

 

ちょっと早めに行ったら、ちょうど出発したバスが通りがかったので乗り込みます。

 ※サモアのバスは、動いていても合図すると停まって乗せてくれます。

が、そうやって乗ると当然ながら...中は満員です。

ほぼ必ず誰かが席を立って座らせてくれますが、奥に空席を見つけたので、そこへ。

と、空いてる席(窓際)が濡れてる。

それで空いていたようで、「濡れてるけどいいか?」と隣のおじさん。

雨も上がったし、いざとなれば窓を閉められるので「拭いて座るからいいよ」と。

すると、そのおじさんが手で拭って、自分が窓際に移ってくれました。

お礼を言って、快く譲られた席に座って、さぁ出発!

天気と言い、幸先いい感じ!

 

...が、なんと!

バスが減速/停車するたびに、隣の席に上から水がポタポタと...。

最初気付かなかったんですが、隣のおじさんの動きがおかしくて気付きました。

「ごめん、おじさん大丈夫!?」と聞くと

「濡れるのは気にしないんだけど、寝ようとすると水滴に起こされちゃう」だって。

いやいや、濡れるのも問題でしょ!!笑

よく見ると、エアコンの吹き出し口から水が出てきてる。

↓落ちてたスナックの袋と、手持ちのビニール袋&洗濯ばさみで対策。

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これを見てた周りのサモア人、「さすが日本人!」って拍手喝采&馬鹿ウケ。

無事におじさんの睡眠も守ることができました。笑

港に着くとおじさんが「ありがとう。お前の分もバス代払わせてくれ」だって。

いやいやいやいや、そもそもおじさんが席を替わってくれたんだし!

むしろこっちがありがとうだよ!!

ということで、仲良く握手して下車。

サモア人の優しさ&人の良さに心が温まりました。

 

フェリー

フェリーは大人WST12(≒540円)

ターミナルにはお店がたくさんあるので、飲食は心配ありません。

 

船では、2階の客室or3階の屋外。

雨風が強いときは2階一択ですが、たいていの場合、冷房が超強いので注意。

今回はめちゃ暑かったので2階にしました。

エアコンの吹き出し口をよく見て、なるべく風が直接当たらない席へ。笑

↓船内にも売店あり。でも選択肢は少ないのでターミナルで済ませておくべき。

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サモア人はカップラーメン食べる人が多い。笑

匂いが苦手な人はやっぱり3階に逃げるべきかも。

 

↓船内では映画とかラグビー中継とか。

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Manaseで一泊!

サバイイ島に着くと、バスがずらっと並んでいます。

もちろんタクシーの客引きも多数ですが...ぼったくりに注意。

サモアでは滅多にないぼったくりですが、サバイイのタクシーでは頻発です。

相場をざっくりとでも把握して、乗る前に必ず値段交渉しましょう。

料金の目安はSamoa Land Transport Authority(LTA)のWEBサイトを参照。

 ※情報が古いのが難点。あくまで目安です。

 

目指すManaseまではバスでWST6(≒270円)。 

宿泊先をドライバーに言えば、目の前で降ろしてくれます。

もちろん、周りのサモア人に頼んで停めてもらうのもアリ。

 

何度か書いていますが、Manaseはサバイイ観光のメッカ。

中級ホテル1軒、その手前にビーチファレが5つも軒を連ねます。

↓今回は、未泊のTanu Beach Fales。

結論から言うと、5軒の中では一番オススメでした!

5軒それぞれ、手前(東側)から行くと...

Regina Beach Fales

泊まってませんが、Google Mapの写真でも分かるとおり、海に消波ブロックが...。

これだけで気分は台無しです。

ご飯はおいしいらしい。

Vacations Beach Fale

同じく、消波ブロックが目の前に。

しかも海まで段差があるのに階段とかがない!

ベッドでダニに食われたり、ビールの管理が悪かったり。

まったくオススメできません...。

詳しくは↓を。

Tailua Beach Fale

ここも泊まってませんが...前出のVacationsと同じ家族が経営。

...なのでちょっと信用できません。

あしからず。

Jane's Beach Fales

Tanuとどっちが一番オススメか悩むくらい良かった!

芝生がめっちゃきれいで、珍しく個室のファレ。

ママが超優しくて、すごくアットホームな感じも好きです。

Tanuとの差は...強いて言うなら、遠浅すぎる海と水周りのきれいさ。 かなぁ。

詳しくは↓を。

Tanu Beach Fales

イチ推しに選んだ決め手は...清潔!です。

ファレが新しかったというのもありますが...

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敷地が掃き清められていた点、シャワー&トイレを履物NGにしてた点が好感です。

 もちろん日本のレベルではありませんが、サモアのビーチファレではトップクラスでした。

海へも、階段が複数あってファレからすぐ下りられます。

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しかもいきなりサンゴ礁で、それもかなりの密度です。

遠くまで泳ぐ必要がないのでシュノーケリングが楽。

 潮はサバイイの常として、左から右へ(東向き)。それなりに強いので油断しないように。

なんと、小型ですがキングフィッシュ(ヒラマサ)もいました!

...ということで、幸運も含め、Tanu Beach Falesがイチ推しです!!

 

2日目はダイビング

Manaseに来たら、サバイイ島唯一のダイブショップ、Dive Savaiiへどうぞ。笑

予約しておけば、ビーチファレまでの送迎は無料です。

詳しくは↓を。

この日はシュノーケリング、体験ダイブも合わせて、日本人12人で貸切です。

Tanuで一緒になったフィンランドカップルが

「明日ダイビングしようとしたら満員って断られちゃった」と。

ごめん、それオレたちのせい...。

とりあえず謝っときました。汗

 

Dive Savaiiはドイツ人夫婦が経営しており、協力隊員価格、なんとWST200(≒9,000円)

2ダイブ(機材込み)でこの値段は、世界でも類を見ない安さです。

 ちなみにシュノーケリングx3はWST60(≒2,700円)。フィンとマスク&シュノーケルは各WST10。

12~2月は里帰りしてしまうので、彼らとはこれが最後。また来たいなー。

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↑朝から快晴! は良かったんですが。

体験ダイブの講習待ちの間、カツオノエボシ(猛毒)と思しきクラゲが多数...。

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たまたまタイミングが悪かったんだと思いますが、ボートに乗る前は要注意。

沖に出たらいないので大丈夫です。

 

↓体験タイバーたちと100本近いベテランダイバーの差。笑

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↓相変わらずウミウシハンターな私。

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↓ここは多分、ほぼ確実にカメに遭えます。シュノーケリングでも!

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クマノミも。1ダイブで「1ハマ2クマ3カクレ」を見られました。

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1本目と2本目の間のシュノーケリング中、強い雨が降ったりしましたが。

概ね晴れて、快適なダイビングでした。

が!

今回は船酔いする人が続出!!

手持ちの酔い止めを全部放出するくらいでした。

強い人も事前に飲んでおくほうがいいかも。

 

2泊目はLano Beach!

おなじみの感じですが...ウポルに帰る前日は港の近く!

ということで、Lano Beachへ。

ここは2軒のビーチファレが並んでいますが、いつも隊員御用達のJoelanばかり。

が、せっかくなので、もう一軒のLauiula Beach Falesに泊まってみよう!と。 

初め、全然電話が通じない!ってことだったんですが。

私がかけてみたら一発で繋がりました。笑

でも、その後、予約の変更の際には繋がらなかったりしたので、繋がりにくいかも。

メールして、SMSで「メール送ったからチェックして!」と送ると、早いレスでした。

 

予約のときに「妙に英語がきれいだな」と思った以外は事前情報もなく。

特に期待せずに行ったのですが。

なんと!チェコカップルが運営していて、雰囲気がおしゃれ!

ご飯も野菜がしっかり摂れる、サモアではありえない健康食!!笑

海も入るとすぐにサンゴ礁で。 残念ながらナマコが大発生中でしたが。

トータルでJoelanより数段オススメでした!

こりゃ隊員御用達も変更だなー。

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潮の流れはやっぱり左→右(南向き)。ここもわりと強いので注意。

 

3日目はLusia's!

これまたおなじみですが。

ウポルに戻る直前には、港近くのリゾートホテルLusia's Lagoon Chaletsへ。

いつものようにビール呑んでご飯食べて、当然、海にも!

テラスからのダイブも定番です!笑

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宿泊はイマイチらしいですが...

船に乗る前にちょっと遊んでご飯食べて、にはピッタリです。

 

ランチ前後だけ豪雨に降られましたが、水着なので問題なし。

ご飯が終わる頃には雨も止んで、結果オーライ。

 

最後?のサバイイ島を心ゆくまで楽しみました!

 

 

どうでもいいですが...タイトル、字面的に「ラストサムライ」っぽいな。笑