Notes in Apia

常夏の島サモアで暮らす、青年海外協力隊員の覚え書き

協力隊に参加する醍醐味

昨夜、新隊員がサモアに着きました。

今年の1月に来た私たちにとっては、初めての後輩隊員です。

時期によって色々ですが、最近は年間に4隊次あって、3ヶ月ごとに隊員が出入りします。

 

 

3ヶ月...。

すっかりサモアに馴染んでしまったので、もっと経っている気もするし、あっと言う間だった気もします。

でも日本での訓練(駒ヶ根での合宿生活)が遥か遠い昔のようですが、実はまだ半年足らず。

時間の感じ方は不思議ですね。

 

...話を戻して。

年間4隊次あって、任期が2年なので、トータル8隊次が滞在している計算です。

そのたびに歓迎会や送別会をするので、大きい国や交通の便が悪い国は大変です。

タンザニア時代はJICA事務所から800km離れた街に赴任していたので、とてもすべての会には参加できませんでした(当時は年間3隊次でしたが)。

今は首都隊員なので、なるべく出席するように考えています。

 

ちなみに日本→サモアは、実質的にNZ(オークランド)経由しかありません。

しかも乗り継ぎが長いんです。

私たちのときも7時間待ちでした。

が、昼間だし、微妙な長さなので、ホテルに行って寝るわけにもいかず。

 

サモア着は21時前。

入国手続きして、アピアまで行くとなると、どう頑張っても22時。

隊員ドミトリーで迎えましたが、明らかに疲れてる...。かわいそうに。

空港まで迎えに行ったりする調整員も、仕事とは言え、夜遅くまで大変です。

中には13時着なんて便の日(曜日によって異なる?)もあるので、そういう便を選べばいいのに。

でも派遣までは日本のJICA事務所がコントロールするので、現地のJICA事務所にはどうしようもありません。

 

特にサモアは、長期滞在するために「犯罪経歴証明書」が必要です。

この発行に日本で時間がかかるため、他の派遣国に比べて2週間~1ヶ月以上遅く派遣されます。

そのため、遅いなりに少しでも早い日に、という意識がはたらくのか、到着時間は考慮されないようです。

あまり贅沢は言えませんが...もうちょっと考えてくれても。

 

ともあれ。

そんな訳で、2人の新しい隊員を迎えました。

協力隊に参加する醍醐味のひとつは、日本で生活していたら滅多に出会えない人たち(隊員)と出会えることです。

これまでも、日本語教師、栄養士、農業土木、水産開発etc. それまでまったく接点のなかった人たちと知り合えました。

今回の2人も、公衆衛生・水泳という、どちらも割とレアな職種の方々なので、色々と未知の刺激を得られたら、と思います。

 

まぁ「出会うことがレアな職種だから貴重」なのではなく。

「協力隊員として出会う人たち自体が貴重な存在」なんです。

協力隊員になる道を選ぶ、そんな人たちはやっぱり皆どこか尊敬できるところがあって、短い期間でもすごく深い関係が築けたりします。

協力隊に参加することで築けた人間関係、これはホントに人生の宝と言っても過言ではありません。

それを求めて、というのも、参加2回目の理由のひとつだったり。

 

↓愛すべき訓練所の同期たち&語学の先生・スタッフ(これだけ小さくすれば掲載OKかな?)

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