Notes in Apia

常夏の島サモアで暮らす、青年海外協力隊員の覚え書き

通じる英語のコツ

今日はこの記事↓にインスパイアされました。

 

...期せずして3回連続で語学の話になってしまいましたが、今日で一旦終わります。汗

 

サモア人の英語は、「実は文法・発音ともにメチャクチャな人が多い」なんて書きましたが。

ローマ字読みの発音に近いので、日本人には聞き取りやすいと思います。

というのもサモア語は、母音がa, e, i, o, uの5つだけで、子音もf, g, l, m, n, p, s, t, vの9つだけなので。

50音で育った日本人とは親和性が高いのかもしれません。笑

 

だからなのか、発音の弱点も共通します。

よく言うL / R、B / Vもそうですし、特に弱いのがs / sh / th。

日本語には「つ」という音があるからか、日本人は割とthは区別できます。

が、サモアのsはshの発音しかないので、s / sh / thを区別しない(できない?)人が多いです。

 

母音も同様で、appleなどは、aかe、どちらかで発音されたり。

「further / farther / father」や「all / owl / oar」なんかは、完全にお手上げ。

...って、我々日本人も苦手ですよね。

英語上級者を自負する人でも、意外と自信持てないんじゃないでしょうか?

 

特に困るのがアクセント。

例えば「thirteen / thirty」はパッと聞き、nの有無よりアクセントで判断しますよね。

でもなぜかサモア人は強勢の前後を逆に覚えてる人が多いようで。

スーパーで会計時、「50.19タラ」と言われ、「えぇっ!?」と思ったら「15.90タラ」だったり。

最近はもう、耳で聞いた値段より、自分の買い物感覚を信じるようになりつつあります。笑

 

文法も

「Are you going there now?」「No. After.」とか、

「Who make this?」「He and me made it.」とか。

afterだけだと、何の後だよ?って思いますよね。

言いたいのは「later」なのでしょうが...。

2例目も、文法的には状況によってmakesかmadeですが、サモア人は気にしません。

特に「3単現のs」(←懐かしい)はよく省かれます。

答える側も、meではなくIが正しいですが、文の頭に何かが付くと、主語の「I」が「me」になってしまうことも多々あります。

 

...でも通じますよね。

前回も書いたとおり「通じればいい」というのは好きではありませんが、大切です。

間違うことを恐れるよりは、まず伝えることを優先させたいです。

 

...前置きがずいぶん長くなりました。汗

ということで、私が20年くらい温めてきた「通じるコツ」を少々。

英語ネイティブ/非ネイティブ問わず、イケるはずです。

責任はもちろん取りません。笑

が、手っ取り早く「世界的に通じる発音」を覚えるなら、多少は役立つかな?と。

ま、あくまで「この人はこうやって乗り越えてるのね」くらいで考えてもらえれば。

 

まずは定番「R / L」

基本的に何でも強調しましょう。

恥ずかしがっちゃダメです。

例えば「R / L」。

イタリア人の友人で「Rodrigo」ってヤツがいるんですが。

初対面で名前を聞いて「ロドリーゴね」と復唱したら、「違う違う!」「rロドrリーゴだ!」と。

もう思いっきり巻き舌なんです。

ふざけてるんじゃないかってくらい。

で、真似して(バカにしてんのか?ってくらいの巻き舌で)「rrロドrrリーゴね」と言ったら、「そうだそうだ」とニッコリ。

これは目から鱗でした。

分かりやすさは大事です。

「rice / lice」「river / liver」など、Rはアホみたいな巻き舌で、Lはカタカナでラリルレロ。

これで間違いなく通じます。

 

巻き舌できない人のR

でも巻き舌ができない人もいますよね。

そういう人は、Rを「ガギグゲゴ」に近く発音すると通じます。

マジです。

「ラリルレロ」を忘れてください。

 

これはフランス人から学びました。

彼らはRを喉を鳴らして発音するので、「ガギグゲゴ」的に聞こえます。

フランス映画を見てても「Paris」は「パギー」に聞こえませんか?

ということで、試しにRをガ行っぽく発音したら、よく通じた、と。

巻き舌には劣りますが、ラ行発音よりは絶対マシです。

「river」は「リバー」じゃなくて「ギバー」のほうがいいです。

 

「B/V」も同じ

Bはバビブベボですが、Vはマジで下唇噛む。

噛んでる前歯を相手にガッツリ見せるくらいの勢いで。

視覚から「vだぞ!」とアピールする。笑

「bend / vend」は「ベンド / ヴェンド」です。

これで自販機を「曲げ機」と言わずに済みます。

 

難関「s / sh / th」

shは簡単。サシスセソでOKです。

 

sがやや難ですが、小さい「シュ」を前に付けるイメージが一番良さそうです。

「see」を「スィー」と表現する人もいますが、個人的にはちょっと遠く感じます。

どちらかと言えば「(シュ)イー」のほうが、(経験的に)よく通じます。

 

thは難しくないと思っている人も多いかと。

が、「sin / shin / thin」を発音して、と言われたらどうですか?

カタカナ的に書くなら「(シュ)イン」「シン」「スィン」ですが。

thはタ行やザ行を混ぜるくらいのイメージで明確にすると通じやすいです。

「think」は「ツィンク」「ズィンク」的なイメージ。

ちょっと田舎くさい響きですが...サモアで必要に迫られて編み出しました。

これで「sick / thick / schick」も大丈夫。薬局で間違わずカミソリの替え刃買えます。笑

 

アクセント

アクセントも、日本人は弱いって言われますよね。

でも実は、ただ伸ばせばいいだけです。

アクセントのあるところを伸ばして、ないところを伸ばさない。それだけ。

例えば「thirteen / thirty」は「ツァティーン / ツァーティ」。

平坦に発音しても、伸ばすとアクセントに聞こえるので、まず通じます。

「コーヒー」みたいに日本語になってる単語は、惑わされがちですが。

「コーフィ」と、アクセントだけ伸ばして、他は短くするのがコツです。

「カフェ」も「カフェー(米)」「カーフェ(英)」と。

 

イントネーション

10代で初めて海外に行って、自分の英語が通じない時に、いろいろ模索した結果。

ドイツ人の友人を真似して喋ると通じることが多いと気づきました。

慣れてくると、ついネイティブっぽく喋ってカッコつけたいんですよね。笑

そうすると、前後の単語をつなげたり、結局変なイントネーションになることが多く、伝わらない。

ここでドイツ人の友人。

彼はリズム重めで、割と一単語ずつはっきり区切って発音してました。

 

「通じる」ことが大切なので、下手に演出した「ネイティブっぽさ」はむしろ邪魔です。

まずはゆっくり明瞭&丁寧に発音する。

早く喋ろうとするのはNG。

文全体のイントネーションは、あまり気にしないほうが結果的に良いことが多いです。

 

情報量!

あとは、なるべくたくさん喋って、察してもらうことです。笑

サモアで秤を買おうとして「Do you have weighing scales?」と聞いたら、巻尺が出てきました。

多分「weighing」が聞き取れないか理解できず、「scale」だけ拾ったんでしょう。

が、ここで「いや、weighing scaleだよ!」って言ってもダメです。

原因が私の発音なのか、相手の単語力・聴解力なのかは分かりませんが、通じないことを何度も言うのは無意味です。

なので「I'd like to measure weight」とか「for measuring 100g」とか言い替えたほうが通じます。

 

以前、日本で外国人に「オミ行きたい。オミどこですか?」と尋ねられ、意味不明だったんですが。

「オミ!オミ!」と繰り返す一人に対し、もう一人が「水いっぱいある」と言ってくれたので、「あ、海ね!?」と分かりました。

このように、相手の推察力に頼るには、情報をたくさん出すことです。

 

結語

長くなってしまいました...。汗

英語が超できる人にとっては異論も多々あるかと思いますが。

世界中いろんなところを旅して覚えた「通じるコツ」です。

いかにも非ネイティブの英語でいい、とにかく伝えたい、という人には試す価値あるかと。

 

「これが正しい英語でござい」的な本やWEBサイト、ブログ等、山ほどありますが。

そもそも「正しい英語」なんてないんですよ。

アメリカで覚えた人は「米語こそ正しい!」って思ってたりしますが、ネイティブでもイギリス、フィリピン、オーストラリアじゃ、全然違うし。

そもそも、同じ国でも地方によって全然違いますよね。

日本語だって、アナウンサーの話す日本語だけが「正しい日本語」なんですか?と。

もはや英語は世界言語なので、「これが正しい」なんて言うと、自分の了見の狭さをアピールするだけです。

 

...完全なる開き直り。汗

 

開き直ったオッサン英語の世界へようこそ!笑