Notes in Apia

常夏の島サモアで暮らす、青年海外協力隊員の覚え書き

フィジー旅行-3「ビーチリゾート+α」

メキシコでは地震が続き、バリでは噴火が懸念され、北朝鮮は相変わらず大暴れ。

サモアにいると平和ボケしてしまいますが、日々安心して生活できるのは本当にありがたいことです。

 

今日はフィジー旅行ネタ、第3弾。

いよいよリゾートの話! ...と、他ちょっとだけ。

 

 

フィジーのネット事情

最近また、大学のネットが絶望的に遅く、よく途切れるので使い物になりません。

自分のスマホテザリングしても、途切れないだけマシですが、やっぱり遅め。orz

 

フィジーはどうだったかと言うと。

まず安い!

フィジーも従量制ですが、ざっくりサモアの半額という印象。

で、速い!

動画を見たりするのも、あまりストレスを感じませんでした。

安定していれば言うことなしですが...残念ながら、ちょいちょい途切れてました。

サイズが大きいものをリジュームなしで落とすのは厳しいかもしれません。

 

ま、最近はどこでもネット環境がぐんぐん良くなっているので。

サモアもフィジーも、きっと近いうちに快適になるでしょう。

...と信じたい。笑

 

フィジーの水

Fiji Waterと言えば、ハイビスカスのボトルでおなじみ!

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アメリカのセレブがSNSで持ち上げて、絶大な人気が出ましたが。

もちろんフィジーでは、ふつうにどこでも買えます。

しかも、他ブランドと同じか、ちょっと高いくらいで。

ま、味が飛びぬけておいしいなんてことはなく。

美容効果についても疑問です。笑

が、安売りの水を買ったら、オエッとなる味だった...なんてことは避けられます。

 

ちなみに、このフィジー・ウォーターの水源、実はそもそもJICAが掘ったものだとか!

初耳でしたが、水関係で派遣されたSVが言っていたので間違いないはずです。

元々は鉱物資源を狙って掘った→外れだったけど、水源として良かった、と。

それをアメリカの某巨大企業が買い上げ→セレブを使って宣伝?→超有名になって今に至る、らしいです。

う~ん、やっぱり国際協力って難しいですね...。

 

ちなみに、水道水は飲めません。

場所によって差があると思いますが、日本人にとって煮沸は必須かと。

バの隊員宅は水がひどく、ろ過→煮沸が必要でした。

それでも味はまずい...。

後述しますが、離島の水道水は薄い塩味でした。笑

途上国の海際では、よくある話ですね。

 

フィジーのビール

フィジー産は4種類(多分)。

Fiji Premium, Bitter, Goldと

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亀のマークがかわいいVonu。

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どれもやや癖があって、慣れが必要かな、と。

日本人の舌にはGoldです! ...と独断で言ってみる。笑

 

ビールはサモアの圧勝ですね。

これまた個人的見解で断言。笑

 

滞在したリゾート

フィジーのビーチリゾートと言えば、ビチレブ島西部の島~ヤサワ諸島でしょう。

ナンディ空港から近いこともあり、世界中から人々が押し寄せます。

 

まぁフィジーはたくさんの島々から成るので、もっときれいなところも絶対あるはず。

でも観光客にとっては、アクセスの良さは大きいですよね。

私もご多分に漏れず、ヤサワ諸島に行きました。笑

 

が、なるべくローカルなところがいいな、と。

先進国経営の、いかにもなビーチリゾートだと、世界中どこに行っても変わりません。

同様の理由から、日本人だらけの場所も避けます。

フィジーに限らず、どこに行くときも気をつけています。

 

お金を途上国に直接落とす、という意味でも、協力隊としては考えたいところです。

ま、そのほうが安いって話もあります(むしろそれが重要?笑)。

 

そんな私が選んだのは、タベワ島にあるCoralview Island Resort

もうWEBサイトからして、ローカルな匂いがぷんぷんします。笑

ドミトリー形式でも、ふつうにロッジを借りても、ヤサワでは激安かと。

島までの船も、宿泊者は片道70FJDと格安。

費用の点では文句の付けようがありません。

 

行ってみると、狙い通りフィジー人が経営するアットホームなホテル。

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日本人はおらず、イギリス人、アメリカ人、イタリア人たちと楽しく過ごしました。

 

泊まったロッジは一番海側。

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ベッドの脇の窓から目の前の海が眺められ、絶好のロケーション!

室内も広くて清潔で、冷蔵庫がやや壊れかけ(イマイチ冷えない)でしたが、問題なし。

なんとシャワーも温水です(が、太陽熱温水器なので、曇ると冷たい)。

水道水は、口に含むと塩味を感じるくらいでしたが...。

飲料水は食事エリアに給水器(しかも冷たい)があるので、これまた問題ありません。

電気もソーラーパネルがあるので、22時までの制限付きですが安定してます。

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食事は16FJD~と若干高めですが、離島だしリゾートだし、許容範囲内です。

と言うか、他のリゾートと比べれば、これまた激安です。

何よりおいしかったし。

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ホテルの裏手から、丘へのハイキングルートがあり、登ると島を一望できます。

20分もかからず登れて、絶景が楽しめるのでオススメです。

スニーカー&長ズボンの上、たっぷり虫除けしておくのがポイント。

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タベワ島へのアクセス

ラウトカからCoralview Island Resort経営のボート(Tavewa seabus)が出ています。

案内には「Lautoka port」とありますが、実際には「Lautoka wharf」なので注意。

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また、ホテルから事前予約と称してクレジットカード情報を要求されましたが。

いざ乗ろうとしたら「支払いは現金のみ」と断られました。

満員になることは絶対になさそうだし、予約は不要かと。

 ※50人乗りなのに、行きも帰りも10人くらいでした。

 

帰りも「現金持ってないからカードで払いたい!」とホテルで言っておきましたが。

カードリーダーの調子が悪く、到着ギリギリで支払いできたくらいだったので。

往復分の140FJDは現金を用意しておくほうが無難です。

 

外洋にしては、揺れが全然ないほうですが。

何せ時間が長い(4~4.5時間)ので、酔い止めを飲んでおくといいかもしれません。

直射日光も強いので、船内の前方一列を占領して、寝ていくといいかと。

 

物資の運搬も兼ねていて、途中の島々でボートが来て荷物を受け取っていきます。

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タベワ島へも同じように、直前でボートに乗り移って上陸!

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タベワ島の海

タベワ島には、いわゆるリゾート感のあるビーチはありません。

ホテルの目の前はサンゴ礁&岩場を切り拓いて作った人口ビーチがちょっとだけだし。

裏手のビーチも干潟です。

 

が!

シュノーケリングはたまりません!

フェリーから島までのボート水路を出ると、そこはサンゴ礁

超大量の熱帯魚の他、養殖しているシャコ貝、タコも見ました。

私は遭えませんでしたが、エイや亀もいるとか。

そうそう、ナポレオンフィッシュもいました!

↓気持ち悪いほどの群れ

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↓岩場に隠れたタコ

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↓シャコ貝は天然モノも。クマノミも何種類か

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ホテルでは、洞窟シュノーケリングや魚の餌付けの他、カヤックの貸出、村ツアーもやっているので、参加するのも楽しそうです。

 

ダイビングは、向かいの島の高級リゾート、Blue Lagoonに行く必要があります。

ボートで10分くらい?見える距離を送迎してくれます。

Blue Lagoonに頼むと40FJDでしたが、Tavewaに頼めばきっと20~30FJDだったな。

...と後から。笑

 

Blue Lagoonはさすがのきれいさ!

エアコンが効いていたり、いかにも高級リゾートです。

でも前述の通り、「フィジー感」は特にありません。

良くも悪くも、世界のどこのビーチリゾートとも大差ない感じ...。

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ダイビングポイントは多いですが、どこも島から近いので、船酔いは心配無用。

1本目と2本目の間は島に戻るし。

2日で4本潜りましたが、中でも「Chapel」というポイントのシャークダイブは圧巻!

エントリーポイントが鮫の回遊ルートのようで、次々に違う鮫が泳いできます。

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柱状に形成されたサンゴも回廊のようで面白く、オススメのポイントです。

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...というか、鮫でも見に行かないと、ダイビングの意義は薄いかも。

この辺りはシュノーケリングで十分色々見られるので。笑

 

水温が24~26度とサモアよりは低め。

私には寒かったので、初めての2重ウェットスーツ(長袖の上に半袖)。

よく見たらダイブマスター(フィジー人)も2重に着てました。笑

 

まとめ

フィジー旅行、とても満喫しました!

特に、ヤサワ諸島の海は素晴らしく、毎日ずっと海に入ってたくらい。

 

が。

一度は行きたい国ですが、再訪したいかと言われると微妙。

特に「これだ!」と感じるものに、私が出会えなかっただけかもしれませんが。

 

良いところもたくさんありましたが...。

治安の心配とゴミゴミ感、忙しない感じが大洋州っぽくないと言うか。

どうしてもサモアと比べてしまうので、開発や発展で、大切な何かを失っているように感じてしまいました。

やっぱり住めば都なので、サモアに着いた途端、何だかホッとしました。

 

夜中、家に着いたらGの死骸が3つと、15cm超のムカデが出迎えたことには目をつぶります...。笑