Notes in Apia

常夏の島サモアで暮らす、青年海外協力隊員の覚え書き

NZ旅行-4「ダイビング@Paihia」

パイヒアはとにかく海(と島の景色)で有名らしいです。

私も「NZ 北島 ダイビング」で検索して決めたと思います。

ということで、ダイビング in NZの前半戦、パイヒア編です。

 

ダイブショップ

お世話になったのは、その名も「Paihia Dive」。そのまんま。笑

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事前にWeb予約していたこともあり、すんなり受付。

タブレットが渡され、情報を入力するのですが、ダイブショップでそんなの初めて!

個人的に紙媒体が嫌いなので、これだけで非常に好感が持てます。笑

 

受付後、店の裏手でウェットスーツなどのサイズ合わせ。

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が、オークランド編で書いたとおり、寒い!!!のです。

いや、昼間ふつうに歩く分にはTシャツ&短パンで全然OKですが。

海に潜る(しかも深い)となったら話は別。

そもそも7mmウェットを貸してくれますが、さらに「オレ、熱帯で潜っても凍えるんだよ?」と言って、フード付ベストと厚手のグローブを借りました。

グローブするとデジカメが非常に操作しにくくなりますが、背に腹は変えられません。

 

また、自分のフィン(MEW)を持っていったのですが、「これじゃ小さいから」と言って、一回り大きなフィンを貸してくれました。

...って、MEWを一目見て不十分って、どんだけ潮強いんだよ!?驚

 

パイヒアには2隻の船が沈めてあり、レック(沈船)ダイブが楽しめます。

が、深い(約30m)ので、アドバンスト以上のライセンスが必要です。

 ふつうのライセンス(OWD)だと、NZ$50追加だったかな?

また、このショップでは半年以上潜っていないと事前講習が必要(別料金)な点も注意。

 

Canterbury

一隻目は戦艦Canterbury。全長110m以上ある大きな船です。

深さは甲板上で水深25~28m、水底37m。

店から港まで、観光客でごった返す中をリヤカーに載せて機材を運びます。

パイヒア港を出て、向かいの半島Russellでもお客さんを一人乗せ、いざポイントへ。

ポイントは近いですが、揺れがややあるので、弱い人は酔い止めを。

 

沈船は魚礁になるので、小さな魚も、それを狙う大きな魚も見られます。

私は見逃しましたが、1m超のKing Fish(ヒラマサ)もいたとか。

↓上甲板はカワハギだらけ。

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船自体を探検するのも楽しい。

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ふと覗くと、山ほど魚が集まっていたり。

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この日はゲスト16人、スタッフ3人だったかな?

船の定員ギリギリって感じでした。

↓お昼休憩中。南国っぽく見えますが、水は超冷たくて凍えます(水温20℃以下)。

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ここで今回の旅で唯一、日本人と一緒になりました。

「寒いね~」って心から共感できるのは日本人くらい?笑

ちなみにショップでランチを頼むとNZ$12ですが...高い割にイマイチだったようです。

店で買うなり、作るなり、自分で用意したほうがいいかと(私はサンドイッチ等を持参)

お茶・コーヒーなどは無料です。

 

2本目は浅い(と言っても18m)ポイントで洞窟ダイブ。

NZを含め、オセアニアの島々は火山島なので、海中洞窟も多々あります。

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熱帯魚ではないので、青など地味な色の魚が多いですが、数がすごい!

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↓雑誌に載ってそう。合成写真みたいですが、本物です。笑

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レアものは撮れませんでしたが...

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何かを撮ろうとしても、たくさん魚が寄りすぎて訳分からないことに。笑

ケルプフィッシュとクレナイベラかな?右上は何だろ?

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上2枚にも写っていますが、ウニが山ほど。

岩の窪みという窪みに棲んでいて、エチオピアの岩窟教会の修行僧を思い出しました。

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インストラクターがナイフでウニを刺し、軽く振ると...周囲の魚が一斉に群がって、あっという間に食べてしまいます。

やっぱりウニのとげとげって大事なんですね。

って言うか、魚にとってもウニはおいしいのか!と。笑

 

水の中も、船に上がってからも寒い!ので、対策は必須です。

が、さすが7mm+フード付ベスト(グローブ&ブーツも)。

覚悟してたよりは、寒いなりに快適に潜れました。

 

Rainbow Warrior

二隻目はRainbow Warrior。悪名高き(?)Green Peaceの船です。

その歴史・事件についてはリンク(Wikipedia)からどうぞ。

Canterburyより10mくらい浅いですが、やっぱりアドバンスト以上のライセンスが必要なことには変わりありません。

 

Rainbow WarriorはCavalli Islands周辺に沈めてあるので、まずは車移動。

装備やボンベが載ったリヤカーを車で牽引して、Matauri Bay Holiday Parkへ。

NZには、車やテントで寝泊りできる、こういうキャンプサイトがたくさんありました。

長く滞在できるなら、こういうところを車で泊まり歩くのが楽しそう。

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ビーチから船を浮かべ、乗り移ります。

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ここでも南国っぽく見えますが...さっそく海が冷たい!

ちなみに船の名前はAka-Maru。和名のようですが、由来は不明。

 

さっそく船内探索。

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こんなかわいいヤツらばかりかと思いきや。↓カワハギ

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↓Triplefin(ヘビギンポ)

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ウツボが隠れてたり

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ケルプフィッシュが潜んでいるので、不用意に手を伸ばしたらいけません。

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この日のランチは無人島の砂利ビーチに上陸。

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南国っぽく見えますが...(以下割愛。笑)

凍える私を見て、一緒に潜った、立派なお腹のオッサン達が「肉がないからなぁ。もっとパイを食えよ!こいつの腹を見ろ!(爆笑)」と。

いや、だからエアがすぐなくなって、早めに上がる羽目になるんじゃん!笑

 ちなみに私はたいてい一番長くエアがもって、最後にインストラクターと上がってきます。

 

2本目はケルプの森へ。

ケルプをかき分けるとウツボ(たくさんいる)や

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タコ(サザエを食べたっぽい)

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エイなんかがいました。

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この日も寒かった!ですが、重装備のおかげでそれなりに。

日本人は7mmウェットに加え、フード付ベスト、グローブ、ブーツを借りましょう。

あ、車移動もあるし、船もやや時間が長い&揺れるので、弱い人は酔い止め必須です。

 

まとめ

どちらの船にもホットシャワーがないので、上がった後の寒さ対策も大事です。

タオルやパーカーなどより、風や水を通さないジャケットがいいかと。

私はこれ↓の上下を愛用してます。

サモアの豪雨にも対応する上、半袖にもなって便利!洗ってもすぐ乾くし。

 

どのダイブポイントも、イソギンチャク、スナギンチャク、サンゴの類がめちゃくちゃカラフルできれいでした。

ピンクや水色で群生していて、まさに水中花って感じ。

 写真で見るとどうしても地味に見えちゃいますけどね...

熱帯魚がいない海で潜るのは初めて(50本超えてるくせに)でしたが、また違った楽しさがありました!

 

あ、最後に。

MEWじゃ小さすぎるってことでしたが。

別に全然そんなに潮は強くなく。

むしろ慣れないフィンに苦労し、脛が筋肉痛になりました...。汗

ショップでも一応借りといて、自分のフィンも持っていくのがいいですね。