Notes in Apia

常夏の島サモアで暮らす、青年海外協力隊員の覚え書き

離島へ!

帰国まで3ヶ月半。

帰国フライトが決まったり、トランジットのNZや都内での宿泊先を決めたり。

1つ上の隊次もまだ帰国してないのに、なんだか自分まで帰国モードに。

やり残しのないように日々忙しくしています。

と言っても、ここはサモア

生産性は低いので、「忙しい」ってより、精神的に「忙しない」が本当かも。汗

ちょっと気が早すぎ?とも思いますが、まさか帰国までこのままとも思えないので。

とりあえずは慌ただしい日々を楽しもうかと。

色々ありすぎてブログに全然書ききれませんが、とりあえず先週末の離島旅について。

 

卒業旅行

以前も書きましたが、サモアでは帰国隊員を中心に、帰国前にみんなで旅行します。

もちろん必ずって訳ではなく、帰国隊員だけで行ったり、旅行自体がなかったりも。

昔のタンザニアではそんな習慣なかったなぁ。

ま、当時レジャー部会長と呼ばれていた私は、親しい隊員が帰る前には必ず旅行を企画してましたが。笑

国や時代が違えど、いつどこの隊員も似たようなことをしているんだと思います。

 

で、今回の帰国隊員(一人)を囲んで、総勢14名(サモア隊員の過半数)で旅行してきました。

 ホントはもっと参加希望者がいたのですが、船の都合で人数制限があり...。

行き先はManono島とApolima島。

サモアの二大島(ウポル島サバイイ島)の間に位置する、いずれも小さな島です。

 

Manono島

Manono島へは、ウポル島のManonoという村から船で渡ります。

正確にはManono-UtaからManono-Taiへ、かな?

村名-Uta、村名-Taiがいくつもありますが、Utaが山側、Taiが海側ってイメージです。

 

空港からアピア側は割ときれいに整備され、村も栄えている印象ですが。

空港から反対側、特にフェリー港から先は、一気に村落感が増します。

南国の海辺の村の、すごく平和で穏やかな雰囲気。

観光客がほとんど行かないエリアですが、昔ながらのサモア感ならこの辺り!

とてもオススメです。

 

我々は宿泊先の船で迎えに来てもらいました。

40分くらいですが、揺れは大きくないので、すごく弱い人以外は酔い止め不要です。

一泊三食&船の送迎付きで、WST100(≒4,500円)/人。

日帰りもできますが、絶っっっ対!泊まってゆっくりしたほうがいいです。

一泊だけでももったいないくらい。

最低2,3泊はしたかったなぁ。 というのが私の感想です。

 

島はゆーっくり歩いても、一周2時間くらいの大きさ。

車は一台もなく、道も当然舗装されていません。

↓島一周のメインロード(笑)はこんな感じ。

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が、島民は900人弱いるそうで、4つの村に分かれ、小学校が2つあります。

↓小さな島でも、やっぱり教会は立派!

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昔はサモア全土がこうだったんだろうなぁ、って想像できるノスタルジー感。

Manono島に行ったら、島一周もマストです!

 って、海入る/ゆっくりする以外にやることがないので、一周すると思いますが。笑

ウポル島の人たちより、ちょっとシャイな島民たちが何とも言えず、いい感じでした!

 

海はサモアの定番、超遠浅。笑

水草が多いせいか、ビーチ近くの海中は細かい気泡でやや視界が悪いですが。

↓見た目はこの通り、めちゃくちゃきれいです!

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サンゴは群生しておらず、点々とある感じ。

↓もちろんサンゴにはたくさんの魚が集まっています。

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水草がないエリアまで行くと砂地で。小型ですがエイがいたそうです。

宿の人曰く、6~7月頃はハンマーヘッドシャークやリーフシャークも来る!とか。

大物狙いの人は、それくらいの時期がいいかもしれません。

 

でも何にもしなくても、ボーッとしてるだけでめちゃくちゃいいところです!

むしろ積極的にボーッとしていたい。笑

海を眺めてビール呑んでるだけで完璧な時間です。

いくらでもそうしてられる感じ。

 

...ま、海に落としあったり、学生ノリ?って感じで遊びもしましたが。

しかも30代&40代(私)が率先して。笑

 

↓カカオ。白い果肉は甘酸っぱくて、ダークチョコレートの酸味が想起される味。

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公平を期すために書いておくと...悪い部分もありました。

ひとつはG。

たくさんいました。

しかも超アクティブで、夜は飛びまくり!

部屋にも出るので、中には寝てる間に体に落ちてきた!なんて人も。

怖くて部屋で寝られない!と、食堂で寝てるヤツ(♂)もいました。 弱っ!笑

 

もうひとつは部屋。

窓には網が張ってありますが、蚊帳がありません。

蚊はそれほどいませんでしたが、Gがね...。orz

苦手な人は寝られないかも?

しかもベッドには掛けるものなし。

ラバラバ(サモアの薄い布。腰に巻いたりする)を掛けて寝ましたが、ちょっと寒かった!

おかげで翌朝、喉が痛くなりました...。

 

が!それでもオススメです。

今まで行った中でも一番「昔ながらのサモア感」が残ってるかも?ってくらいなので。

短期の旅行でも、わざわざ訪れる価値があると思います。

 

Apolima島

時間は前後しますが、Manono島に着いた直後、Apolima島へ日帰りしました。

Apolima島⇔Manono島の送迎は、WST50(≒2,250円)/人。

本来は定員10人らしいですが、日本人は小さいしってことで12人で交渉。笑

 他2人は行ったことがあるとのことで、Manono島に残って。

 

Apolima島は、サモアの島には珍しく、サンゴ礁に囲まれていません。

↓航空写真だと一目瞭然!隣(南東)のManono島と比べてみてください!

NZの離島のように切り立った絶壁で囲まれ、海もそのままストンと深くなる感じ。

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完全に外海なので、Manono島のリーフブレイクの先に出ると急に波が立ちます。

30分ほどですが、弱い人は酔い止め必須かも。

実際、やや酔った人もいました。

 

↓そんな全周が切り立った島のごく一部にだけ、ちょうどいい入り江(北端に注目)が!

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なんて都合いいんだ!まるで映画とかマンガみたい!笑

その辺りを切り拓き、小さな集落がひとつだけあります。

↓これで全景。崖の上の灯台から。

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学校はありませんが、やっぱり教会は立派で。

島民全員の軽く3倍は座れそうな数のベンチが並んでたり。笑

 

集落は、庭や小道をすごくきれいに整備していたりで。

そのまま映画のロケに使えそうなくらいのテーマパーク感。

船代はやや高いですが、ここも雰囲気が素晴らしく、一度は行く価値のある島でした。

 

...が、聞くところによると、波が高くて船が出ないことも多いらしく。

3回行って3回ともダメで、4回目にしてようやく行けた!なんて人もいるとか。

そこまでする価値があるかって言うと...正直、そこまでではないかも。笑

でもここもオススメ!

 

直前&後は雨でしたが、旅行中は快晴!だったこともあり、大満足の離島旅行でした。

 

しかもアピアに戻って、またジェラート食べちゃったー。嬉

今回はChocolate FudgeとCoconut Gelato(←超美味!)

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