Notes in Apia

常夏の島サモアで暮らす、青年海外協力隊員の覚え書き

サモア最高峰、Mt.Silisiliへ!-1

サモア独立記念日(6/1)の連休を利用して、サモア最高峰のMt.Silisiliに行ってきました。

 

で、さっそく前回の記事の訂正ですが...汗

ファレオロ空港の新しい到着ターミナル、帰りに見たら稼動してました!

行くときのタクシーのドライバーは、未稼働って言ってたんですが...。

ま、サモア人情報の確度はそんなもんです。笑

 

 

事前準備

Mt.Silisiliはサバイイ島にある、標高1,858m*の楯状火山です。

 *サモアの地図では1,866mって表記も...。超適当。最高峰なのに。笑

Google Earthの写真を拡大すると、たくさんのクレーターが確認できます。

登るには、北側のAopo村からアプローチするしかないのですが...

ツアー会社などはありません!

なので、自分でAopo村のマタイと連絡を取って、ガイド等を手配する必要があります。

が!

まずふつうは連絡先からして調べようがありません。

WEBサイトに載っている番号や、観光局で教えてくれる番号は間違ってるので。笑

我々は、前回登った隊員から正しい電話番号を入手しました。

 個人の番号なので、さすがに掲載は控えます。「知りたい!」って人はコメントください。

 

いきなり連絡先の入手から困難ですが、さらに!

かけてもかけてもつながりません!!

SMSを送っても返事がないし。

前回登った隊員は、あまりにも電話が繋がらないので、仕事でサバイイ島に行ったタイミングで直接村を訪れたとか...。

ようやく電話がつながっても、なぜか音量が超小さくて。

音量を最大にしても尚聞こえにくい。

その上、かなりブロークンな英語で意思の疎通が難しい。orz

 

また、宿泊先⇔Aopo村の移動手段も事前準備が必要です。

人数に因ってはバンタクシーですが、サバイイ島にはそんなに多くありません。

一番簡単なのは、宿泊先に手配をお願いしてしまうことですが、ボラれないよう注意。

 ウポル島ではあまりありませんが、サバイイ島では観光客価格が横行してます。

 

協力隊員なら、いずれもサバイイ島の隊員に頼んだりできますが...

正直、観光客にはかなり高いハードルと言わざるを得ません。

 

費用と時間

Aopo村からは一泊二日の行程です。

1パーティー10人までで、登山客1人にガイド/ポーターが1人付きます。

マタイに払う金額は、登山客1人当たりWST150(≒6,750円)。

寝袋やテント、鍋、やかんのレンタルも含むので、かなり安いかと。

 

朝6時に集合して翌日の夕方~夜に下山するので、前後の宿泊が必須です。

↓夜明けに出発!

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ということで、登山料?に加えて...

・前後の宿泊 (ビーチファレに泊まるとして)約WST80x2

・港~宿泊先~Aopo村の移動 WST300 (←かなり高めの見積り。サモア隊員ならWST200位?)

・飲食費 (山での飲食は調理も含め、自分たちで。登山料に含まれません!)

が必要です。

 細かく言うと、サバイイ島までのフェリーや港までの交通費もかかりますが割愛。

 

今回の私たちは8人パーティーで、ウポル島からの交通費や食費などすべて合わせて、一人当たりちょうどWST400(≒1.8万円)くらいでした。

 

注意点

前回登った隊員パーティーは、雨にやられた上、ガイドもひどくて散々だったとか。

ということで、たくさんの注意点を聞きました。

雨対策をしっかり(乾季でも!)

 レインウェアはもちろん、ザックや靴も濡れても大丈夫なものを。

 荷物の中身もジップロックなどで密封(特に電子機器と服)。

寒さ対策も!

 キャンプサイトは1,000m超。テント泊は超寒い!

 明け方などは余裕で10度を下回るので、いざとなったら着込めるように。

借りる装備を事前確認

 Aopo村で借りる寝袋やテントは、数が足りなかったり、超カビ臭かったり。

 事前&出発直前に必ず数などを確認!

ガイドの質

 どんどん先に行ってしまう上、荷物を持つのを嫌がったりするとか...。

 ペースや休憩のタイミング、持ってもらう荷物の量など予め伝えておくこと。

 

山に登るなら当たり前って話もありますが。

結果から言うと...我々は天気にもガイドにも恵まれて、まったく問題なく登れました!

出発前日と帰ってから今日までは、スコールが断続的に降っているのに。

相変わらずの晴れ男っぷりを発揮しました。

ホント、帰国したら旅の神様(アラハバキ?)にお参りに行かなきゃ!?笑

↓ナイスガイ揃いだったガイドたち。精悍!見慣れた横綱体型はもちろんいません!

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今回はとりあえずこの辺で。

って、記事中まだ登り始めてませんが。汗

次回から実際の山の話を。