Notes in Apia

常夏の島サモアで暮らす、青年海外協力隊員の覚え書き

突然ひとりに

サモア人は、机の整理整頓が苦手です。

もちろん得意な人もいるのでしょうが、今のところ職場ではきれいな机を見ていません。

 

が、今朝見ると、相部屋の先生の机が片付いてました!

これはさっそく褒めないと、と思っていたら。

出勤してくるなり「片付けたのは、今日が最後の日だからなんだ」と。

 

は?急に何言い出したの??

話を聞くと、奥さんがNZの学校に合格して、向こうで暮らし始めた、と。

で、子供もいるし、自分も移住するとのこと。

子供は11歳、3歳、1歳だそうで、そりゃ奥さん一人じゃ厳しいね。

 

...プライベートな話は全然しませんでしたが、いろいろ腑に落ちました。

そういえば、ちょっと前「子供が病気だからNZ行ってくる」って言ってたな、とか(※成人した子供が重病なのかと思って深く聞けなかった)。

よく奥さんと電話して「miss you」とか「love you」とか言ってるな、とか(※サモア人の文化?なんて思ってた)。

 

仕事どうするの?って聞いたら、子供の世話があるから難しい、と。

基本、これまでの蓄えで乗り切るらしい。

NUSの給料は良いし、彼の立場的に考えると、年収450万(円換算)くらいはもらってただろうけど、それにしても。

NZの物価、高いだろうになぁ。

 

サモア人にとっては、大学や大学院を途切れ途切れに行くのは一般的です。

1年通って、お金貯めて、また1年通って、とか。

先日の卒業式でも、学士や修士、博士以外に、一課程の履修証明の取得だけの学生もたくさんいました。

親に払ってもらって4年連続で通うお金持ちの子もいますが、やっぱり自分のお金で来る学生のほうが真面目です。

...当たり前か。笑

 

また、奨学金制度も多々あって。

大学教員にも、日本、NZ、OZの政府やNGOから、たくさんの案内があります。

もちろん日本の奨学金と違って、全額返済だったり、利子が付くなんてことはありません(それじゃ奨学金じゃなくて学生ローンだよなぁ)。

今回の場合も、(真っ当な)奨学金なので学費の心配はないそうです。

 

余談ですが、そういう理由で日本に行ったことのある先生や、日本の大学で学位を取った先生がたくさんいて、日本語であいさつされたりします。

会議室に「温故知新」って貼ってあったり。笑

 

それにしても、今日まで教えてくれないなんて水臭い!と思ってたら。

理学科の学科長(彼の上司)ですら、昨日まで知らなかったんだとか。

いや、それって逆に問題では!?

と言うか、それでOKなのがすごい。汗

もちろん学部長や教務課は把握してたにしても...。

 

そんな訳で、今日は軽く送別会。

10時からって言ってたのに、定時には主役すらいなくて。

三々五々集まってきて、始まったのは11時。

これぞサモアン・タイム!

...うん、でもタンザニアン・タイムよりはだいぶ正確だな。笑

 

↓ランチタイムってことで、パンやパイ、ケーキ類。炭水化物と油脂の塊だー。涙

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ということで、明日から一人部屋に。

昨日書いたエアコン問題は、さっそくひとつ解決してしまいました。

ま、次に誰か入ってくるまでの暫定ですが。

でも仲良くしてた人がいなくなるのはやっぱり寂しいなぁ。涙

 

 

↓ゴミの話、写真追加&追記しました。