Notes in Apia

常夏の島サモアで暮らす、青年海外協力隊員の覚え書き

飲酒 in サモア

サモアでは、公共の場での飲酒が違法です。

なので、お花見とか公園でBBQとかできません。

あ、お酒なしならOKか。笑

 

...ま、そういう国、多いですよね。

日本みたいに昼間から公園でビール飲んでもOKな国のほうが珍しい。

 

キリスト教が影響しているのか、日曜はアルコールの販売も違法です。

日曜も営業しているスーパーでも、お酒売り場やビールの冷蔵庫に鍵がかかったり。

隊員ドミトリーのすぐ隣にある店ではこっそり売ってくれますが、周りに人がいない時を見計らって、段ボール箱など中身が見えないような入れ物を持っていくのが最低限のマナーとのこと(そりゃそうだ)。

 

そして先日もチラッと書いたように、飲酒自体をNGにしている自治体(村)も!

私は首都アピアにいますし外国人なので、仮にNGな自治体だったとしても、お目こぼしされそうですが、ちょっと地方に行くと協力隊員であっても(本人が気を使って、という側面もあるにしろ)飲酒できない村もあるそうです。

 

さらに!

そもそも外で呑む、という文化が根付いてはいないようです。

パブや、それに代わる店がありません。

イギリス→NZ→サモアという文化の流れがここでは機能していないんですね...。

 

と言うよりも、そもそも飲酒するサモア人が限られている印象です。

ステイ先でもパパ世代以上の男性はみんな呑みますが、若者~子供たちと話すと「大人になっても呑まない!」とのこと。

思わず、「いやー、お酒は嗜みだぜ?人生が豊かになるんだぜ?」なんて、悪いオッサンモードに。笑

 

もちろん、レストランではビールを飲めますし、ふつうに呑むサモア人もいます。

大学のイベントでも職員が毎週のように(構内で)呑み会を企画しています。

「呑む」となったら、サモア人は体も大きいので、ものすごい量を飲みます(大瓶8本=6Lとか!)。

が、仕事終わりにいつものパブで一杯とか、スポーツバーでサッカー見ながら皆で盛り上がるとか、そういう文化はないようです。

タンザニアでは、そういう「呑みニケーション(死語?)」で地元の人と仲良くなった部分もあるので、けっこう残念です。

 

あ、ちなみにビーチでの飲酒は?というと。

公共の場だからNG、かと思いきや、ビーチは村のものだからOK!(公共じゃない)

でも村によっては、そもそも飲酒がNGだから注意、と。

 

↓ステイ先が呑む家でよかった!他は呑まない家庭も多かったらしい。

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村でのステイ先-4 「楽園の傷跡」

3日に亘って書いてきたように、私のステイ先は非常に恵まれていました。

村にいたオランダ人ボランティアにも、「なんていい家庭にホームステイしてるんだ!これ以上のステイ先なんてないよ!!」と言われるくらい。

 

特に、すぐ海に出られる点は大きく、毎日ひたすら潜ってました。

日本から持っていったウォータープルーフの日焼け止めを塗っていても、一週間で真っ黒。汗

 

一家の持ち物である、Nuusafee島にももちろん上陸!

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一周歩くのもあっという間の小さな島ですが、人の手がまったく入っておらず、まさしく楽園としか言いようのない、完璧なロケーションと景色。

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潜って昼寝して、潜ってご飯食べて、カニ採って潜って、みたいな。

ボランティアであることを忘れて、パーフェクトなリゾートを満喫しました。笑

世界の色々なリゾートに行きましたが、これ以上の環境はなかなかありません。

 

↓この日も午前中だけで大漁。

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食事は、水とタロイモだけ持っていき、獲った魚をそのままいただく。

味付けはもちろん海水!まさしく踊り食い状態。笑

↓食べかけ失礼。

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ただ、潜るとよく分かるのが、津波の爪痕。

ウポル島の南岸・東岸は、2009年の津波で壊滅的な被害を受けました。

そうと知ってGoogle Earthを見直すと、海岸線沿いに透けている浅瀬が意味を持って見えてきます。

地震後、かなりの世帯が内陸(幹線道路沿い)に引っ越したそうですが、それもよく分かります。

実際、海沿いを歩くと、空き家や基礎だけ残った家の跡などが多くありました。

 

当然、海の中にも影響があって。

津波で倒れたり引き抜かれた木々が海底に沈んでいたり。

大量の土砂を被ったサンゴは死滅し、ほぼグレー一色です。

この広大なサンゴ礁が、かつてはどれだけきれいだったか、想像するだけで切なくなります。

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何よりも救いなのは、サンゴが復活し始めており、一部は花畑のように色とりどり芽吹いていることです。

魚もたくさんいます(黒いのも魚ですよー)。

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10年、20年のスパンで元通りとはいきませんが、このまま人の手に触れることなく、ゆっくり回復してほしいと思いました。

死ぬ前にもう一度見に来たいなぁ。

 

↓なんと言っても一番の魅力は陽気なサモア人。笑

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村でのステイ先-3 「サモアの食卓」

ようやく食事メインの話。

これまで書いてきたとおり、私のステイ先は決して平均的なサモアの家庭ではありませんが...。

朝食

朝は食パン。

これはどの家庭も変わらないようです。

トーストしたり、しなかったり。

スライス済みで売っているものも、自分で切る場合もかなり薄め。

日本のサンドイッチ用ほどではありませんが、それに近い感じ。

ピーナツバター、ジャム、マーガリンetc.を塗ります。

マヨネーズ&ピーナツバターのコンビネーション(子供たち大好き)にはビックリしました。

 

で、次にポピュラーで、いかにもサモア!と思うのがココライス。

ココアの粉、ココナツミルクで米を煮たもの。

もちろん甘~い味付けです。

が、この家の場合は、ミカンの若葉が入れてあり、ふわっと爽やかな香り。

他の隊員曰く「そんなの聞いたことない」そうなので一般的ではないようですが、あるほうが断然おいしい!

サモアで流行るといいな、と。

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あとは...バナナかな。

朝からカップラーメンも食べたり(同期隊員の一人は毎朝だったとか...)。

缶詰のパスタ(トマト味)も食べてました。

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さらに私のステイ先では、ゆで卵や目玉焼きなどの卵料理が出たり、フレンチトーストだったり。

パンケーキやドーナツ(?パンケーキと同じタネを揚げたもの)もありました。

バナナをすりつぶしたものが混ぜてあって、バナナ風味のパンケーキ&ドーナツ。おいしかった!

ソーセージ(焼き)とかポテトサラダも出ました。

 

飲み物は(朝に限らず)、紅茶!

ミルクと砂糖たっぷりの甘~いヤツがやかんに入ってます。

 

あとはコーヒー。

インスタントだけでなく、粉もあります。

アラブ文化圏と同じで、直接お湯に入れて上澄みを飲むスタイル。

でもそこまで濃くしないみたいです。

ミルクは入れたり入れなかったりですが、これも砂糖はたっぷり。

私は紅茶もコーヒーもブラックで飲んでました。笑

 

昼&夕食

家で食べる分には、昼と夜は差がない感じです。

が、外で食べるのは別。

お弁当と言うか...職場の同僚は、食パン&ツナ缶とか、ご飯&コンビーフ缶とか。

それにアボカド、バナナ、ココナツなんかをおやつ感覚でつまんでます。

 

他、店や露店で売っているもの(主に揚げ物)。

チキンが入った揚げパンや、クリームを挟んだり、砂糖をまぶした揚げパン、チキン&チップスやフィッシュ&チップスetc.

見るからに脂っこいので、私は避けてますが...。

他にも、ホットドッグやスコーン的なパンも売っています。

ココナツミルクに細かく切ったマンゴーetc.を入れたジュース?は、日本でも流行りそう。

 

主食は、よく食べる順にタロイモ→バナナ(甘くないヤツ)→米→パンの実かな?

パスタ(スパゲティやマカロニ)も食べますが、主食ではなくおかずって感じ。

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...書いてきたように、サモアの一般家庭では野菜摂取量が非常に少ないです。

 

が、ステイ先では、ちょっと違いました。

昨日書いた魚料理の他は、ピラフ(カレー風味)、フライドチキン、カレー、マカロニスープ、野菜スープ(ポタージュ?)なんかが出ましたが。

少量にしても、なるべく色々なおかずに野菜を加えているようです。

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お母さんからは「ヤザキで働いてるとき、日本人も同じお昼を食べてたの。なのに、なぜ日本人はスリムなの!?」etc.聞かれました。

和食は野菜を摂ること、油や砂糖(炭水化物)をあまり使わないことなどを話しましたが、すでに知ってて気を使ってる様子でした。

 

食事の方法

伝統的には床に座って食べるそうですが、ステイ先ではテーブルと椅子でした。

周りを見ても、おそらく椅子に座って食べるほうが最近では一般的かと思います。

 

また、ゲストと家長が先に食べて、男性→女性→子供たちの順に余り物を食べるなんて聞いてましたが。

ステイ先では特に順番はありませんでした。

母屋に祖父母&私、外の食事ファレに子供たち、なんて分かれることもありましたが、決まってはいません。

でも「みんな一緒に」かと言うと、そうでもなく。

わざわざ寝てる人を起こさないし、いない人を待たない。

食事ができると順次集まって、食べ終わった人から解散という感じ。

タイミングが合えば、いる人たちでお祈りしてから食べる。

合わなければ、個人的にお祈りしたり、しなかったり。笑

 

ただ、中には「ゲストからご飯で、その間は子供が団扇でハエを払って、終わると手洗い鉢を持ってくる」なんて家庭もあったようです。

この辺りは家によって違うんだと思います。

個人的には大人も子供も分け隔てなく、仲良く食べられたのが良かったです。

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あ、昨日のオカの写真、差し替えました。

オレンジを浮かべて、って書きながら、オレンジがない写真を使っていたので。汗

↓これはココナツミルクのオカ。

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村でのステイ先-2 「水辺の生活」

昨日に続いて、ステイ先の話。

 

川を渡る日常

Poutasi(隣村)を治めるだけあって、教会や婦人会など、よく西の隣村に行きます。

ふつうに考えると、東側の村道から北の幹線道路を回って西に行きます。

が!

この家では、敷地から直接川に出てショートカットしてしまいます。

潮が満ちていればカヌーで、引いていれば海側を回って徒歩で(水位は膝くらい)。

 

 ↓Google Earthで、ピンの下辺りに桟橋が写っているのが分かるでしょうか?

夕方、ここに椅子を置いて、ビールを飲みながら釣り、なんて最高でした。

水がきれいで、魚もたくさん。

昼間は家の子供たちが川で遊んだり。

冷たい川の水が気持ちよくて、海からの帰りはいつも浸かってました。

 

↓桟橋から南西方向を。対岸には渡った後のカヌー、手前(左)には海に出るカヌーが。

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家の南側・西側はマングローブで、カニやヤシガニがたくさんいます。

美しい景色に加え、波の音と鳥の声だけが聞こえる、静かで穏やかな空間。

この桟橋周辺が、今サモアで一番好きな場所かもしれません。

 

もちろん海も日常

ステイ先のお父さんは漁師です。

そりゃ家から直接海に漕ぎ出せるしなぁ。笑

 

↓後ろに桟橋とマタイファレが見えます。

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カヌーでひとり漕ぎ出すと、素潜り漁(銛をパチンコで打つ!)で山ほど魚を獲ってきます。

↓ゴーグルのみ。フィン等なし。獲った魚は紐を通して腰周りに。

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何度か一緒に海に出ましたが、1回あたり2~3時間で40~60匹。

しかも銛には紐などがついていないので、打つたびに潜って拾いに行きます。

それで1時間に約20匹!

...信じられませんが本当です。

まぁ魚も超豊富にいるんですが、それにしても。

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正直、働かなくても十分生活できると思うのですが、獲った魚は売ったり(もちろんあげたり)もするそうです。

ということで、私のステイ先では毎日新鮮な魚が食べられました。

これは間違いなく、サモアでも珍しいことです。

 

魚の調理は焼く、茹でる、揚げる、蒸し焼き(トオナイ)、色々でしたが、一番多かったのは茹でかな?

私はいつもオカ(生)で食べていたので、よく分かりません。

お母さんがヤザキ(日本企業。もうすぐサモア撤退)で8年ほど働いていたそうで、日本文化に詳しく。

「生魚好きよね?」ということで、毎日食べさせてくれました。

オカと言えば、生魚と玉ねぎなどをココナツミルクで和えたもの、と思っていましたが。

魚の生食全般をオカと呼んでいるようです。

ココナツミルク和えも出ましたが、塩水にオレンジを浮かべて生魚を入れたものが一番よく出ました。

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新鮮なだけあって、どれもおいしいのですが、ちゃんと切り分けてほしかったなー。

毎回、頭と内臓を取って、皮を剥いただけの魚にかじりつくスタイル。汗

カラフルな魚を食べるのは問題なし!おいしい!

 

...今日もまた食べ物に触れて終わり。笑

村でのステイ先-1 「大マタイ?」

今日から村でのステイ先について、何回かに分けて書きたいと思います。

 

村での私のステイ先は地元の名刹で、ある種「特殊」でした。

百聞は何とかなので、まずは地図から。

ピンが立っているのが母屋で、他に大小いくつもの屋根が見えます。

この敷地、すべてステイ先の家族が住んでいます。

 

※母屋の南南西にある大きな屋根がマタイ会議用のファレです。

 他の家がすっぽり入ってしまうくらい大きいですね。

↓南からマタイファレを。
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↓マタイファレの横から母屋を。
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地図をちょっと引くと分かりますが、他の家々と比べて明らかに広大です。

そして、すぐ東にある村道と、北にある幹線道路に囲まれた辺り、ほとんどこの一族のもので、貸してるんだとか...。

さらに言うと、南に見えるNuusafee島も!

 

で、家の住所としてはVaovaiという村ですが、西の隣村であるPoutasiを治めています。

何でも、昔は辺り一帯を治める、大マタイだったんだとか。

 

...どこまで信じていいのか分かりませんが、大真面目でした。汗

実際、お金持ちらしく、トラクターやモーターボート、草刈車、バギー、カヌー、カヤックなど、たくさん持っています。

 

↓敷地の一角にはマリア像も。
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そして、これだけ広大な土地を持っているので、畑もすごいです。

サモアで一般的なタロイモ、ココナツ、パンの実、バナナの他、レモン、オレンジ、カボチャ等々、食のほとんどを賄えるんじゃないかってくらい。

おかげで他の同期隊員と比べると、かなり健康的な食事を頂けていたそうです...。

これはまた後日。

日曜は聖なる日

サモア人の信教は、ほぼ100%キリスト教です。

宗派はカソリックプロテスタント、メソジスト、モルモン等、色々なようです。

元々あったはずの土着宗教はどこに行ってしまったのか、今のところ見かけません。

もちろん、布や刺青の模様、思考様式の基礎などには息づいているのだと思いますが...。

 

話を戻してキリスト教、ということで日曜は安息日です。

村でも朝から教会に行きました。

たいていは村にひとつ教会があって、そこに集まるようです。

つまり村全体が同じ宗派。

例外もあって、宗派が異なる家は、隣村の教会に行ったりもします。

 

多分、どこの教会も日曜のドレスコードは白。

ふだんはカラフルなサモア人も、日曜は上下とも白です。

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ただ、そこまで厳密ではなく、中には白でない人もいます(もちろんお洒落着ではある)。

私も白の上下を持っていませんでしたが、OKとのこと。

 

厳密じゃないと言えば、集合も適当です。

子供たちは朝8時から行ってましたが、大人は9時過ぎから三々五々来る感じ。

中には、最後の30分くらいしか参加しない人も。

でもこの辺りは村や宗派によって違うかもしれません。

 

家に帰るとトオナイ(日曜のごちそう)です。

ウム料理と呼ばれる蒸し焼きがメイン。

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↑ココナツの皮などで石をガンガン焼く。

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↑バナナの皮で包んだ肉や魚、タロイモやパンの実を焼いた石で囲んで蒸し焼きに。

遠赤外線の蒸し焼きなので、どれもおいしいです。

タロイモも、ふだんの茹でたもの(サトイモに近い)よりホクホクして、また違ったおいしさに。

特にパルサミ!(写真では鍋に入って真ん中)

タロイモの若葉を玉ねぎと一緒にココナツミルクで蒸し焼きにするのですが、とても気に入りました。

しいて言えばグラタンに近いかな?

言葉では説明できないので、ぜひ食べに来てください。笑

 

盛大なお昼の後は、のーんびり。

何と言っても「安息日」ですから。

ただ、ちょっと村の中を散歩に出かけるときもドレスアップするのにはビックリ。

ふだんは全然服装に構わない(ように見える)人も、日曜は特別でした。

 

で、夕方も教会。

でも朝ほどは集まらない印象(これも村・宗派によるかも)。

トオナイの準備で朝行かなかった人が行ったり。

 

ということで、まさにオフの日。

店やバスを含め、ほとんどすべての業種がお休みです。

一部タクシーは営業してる(教会の行き帰りとか)ので、もちろん全員が休みって訳ではないんでしょうが...。

 

ちなみに、日曜は「Aso Sa」=聖なる日。

教会は「falesa」=「fale+sa」=聖なる建物。

サモア語の名詞はこういう連結語が多いので、割と覚えやすいかもしれません。

教員の現職参加&ビール瓶

教員の現職参加

昨日は一部の先輩隊員の送別会でした。

 

教員で現職参加した隊員は、学校の年度に合わせて派遣されます。

日本で3月いっぱいまで働いて、2年後の4月から復職する、ということです。

通常の隊員は「任国での活動期間が丸2年」ありますが、現職教員の場合は「休職する期間が丸2年」なので、国内の事前訓練や派遣前準備の分、3ヶ月ほど活動期間が短くなってしまいます。

 

ただでさえ短く感じる活動期間なのに3ヶ月も短くなる上、任国の学校年度と派遣期間が一致することはまずありません。

サモアの場合は1月スタートなので、7月に赴任してもサモア語研修などがあって、後期の開始には間に合わず、本格的に活動できるのは次年度からでしょう。

もちろん帰国年度も授業をメインで持つことはできないだろうし、実質1年の活動とも言えます。

 

これ、何とかならないんでしょうか。

...かと言って、帰国するタイミングがずれたら復職しづらいし。

逆に、現職教員は丸3年の休職なんてどうでしょう?

ただでさえ各教育委員会が出したがらないのに、もっと難しくなりますかね。笑

 

ビール

サモアのビールは瓶です。

飲みに行けばドラフトの店もありますが、基本は瓶。

大瓶750ml(約6.5WST≒300円)、小瓶355ml(約3.5WST≒160円)だったかな?

缶は...おそらく輸入ビールだけかと。

 

で、瓶はリターナブルです。

たしか1本当たり40c(セネ:1WST=100c)のデポジットが含まれていて、瓶を返すと返金されます。

タンザニアもそうでした。

30年くらい前までは日本もそうでしたよね(って、今も瓶は返せる?)。

缶よりエコな気がしますが、配送や洗浄なんかを考慮すると、トータルではアルミ缶のほうがエコなんでしょうか?

...ま、一消費者としては面倒だし重いし、というのは否めませんが。笑

 

で、私の住んでいるToomatagiというエリアには、ビールを売っている店がありません!

と言っても40世帯くらいで、小さい個人商店が4つだけですが。
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↑イメージ。

(サモアでは、家の敷地に店を出し、奥さんが手の空いた時間に店を開けるケースが多いような)

 

なので、買うのは街でよくても、瓶を返せません。溜まる一方...。

昨日の送別会のときに先輩隊員に相談したら

「そこ、アルコールNGな地域じゃない?そういうとこあるよ!?」と脅され。笑

「タクシーで出かけるときに持っていくしかないね」と。

やっぱりそうか...。汗

 

サモアの土曜日

以前、「土曜日はごちそうを作る日」と書きましたが。

そのための買い物の日、とも言えます。

が、店もバスも昼前後で終わってしまうので、午前中は戦争です。

スーパーや市場、銀行、携帯ショップなどは、いつもの3倍増くらいの人が集まります。

 

...なのに、バスの本数は半分以下に。涙

サモア人は自家用車やタクシーを使うことが多いからかと。

しかも、大学と街を往復するバスは、土日は当然走っていません。

(ま、バス通りまで500mほど余計に歩けばいいんですが)

ということで、今日はしっかりスニーカーを履いて(いつもはサンダル)、街まで歩きました。

 

街まで5km弱の下り坂ですが、とにかく暑い!

日本の真夏ほどではないにしろ、午前中でも30℃超です。

おかげで汗だくになりました。

 

が、もちろん収穫も。

なんと大学の校門前の店がビールを売っていました!

灯台下暗しとはよく言ったものです。一安心。

...が、これで毎日飲む生活が確約されてしまったとも言えます。笑

 

そして市場や街中で、異常な数の日本人が!

明らかにJICAや大使館の関係者ではありません。

(全然慣れてないし、きれいなカッコしてる)

で、思い出してみると、今日はピースボートが寄港してるんでした。

昨日、酔っ払った耳で聞いたのですっかり忘れてましたが、突然たくさんの日本人を見てビックリしました。

 

村の土曜日

ステイ先でも同様の土曜日でしたが、買い物と炊事はママたち、おばあちゃんが洗濯とアイロン、男は畑仕事&ごちそう準備、子供たちは洗濯物干しやゴミ拾いなど、役割分担がきっちりできてました。

 

↓とてもよく働く娘たち

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日曜日は休息日(キリスト教徒)なので、土曜に一家総出で一週間分の家事を片付ける!という印象。

メリハリがあっていいですね。

自分の生活にも取り入れたいかも。