初ダイビング!@Fagaloa Bay
昨日はサモアで初めてダイビングに行きました。
潜る気満々で赴任した割にはシュノーケルばかりで、半年たってようやく初ダイブ。
と言っても、そう頻繁に行けるもんじゃありません。
2ダイブで一ヶ月の生活費の20~25%を持っていかれるので...。汗
...あ、やっぱり遊んでばっかりだって?
いやいや、前回のブログには書いていませんが、この半年の成果である、新コース設立の計画書を金曜に提出しました!
8月中旬には、来期開講するコースを決定する会議があるので、それまでに学科長や学部長と修正する流れです。
...ということで、すっかり気持ちも軽くなり、心から楽しみました!笑
ショップはSamoa Dive & Snorkel。以前書いたHome Cafeの隣です。
オーストラリア人の若者が経営する、割と新しいショップ。
ビーチエントリーが中心らしく、タンクはアルミ。軽くてありがたいです。
BCDなどの装備も比較的きれいだし、ダイブコンピュータを全員に貸してくれたり、オススメです。
Palolo Deepだと2ダイブWST280(≒\12,600)、遠征すると2ダイブWST360(≒\16,200)。
※器具レンタルはもちろん、ランチ・水etc.全部込み。隊員はボランティア割引で10%オフ。
今回の行き先は、アピアから西に1時間半ほどのFagaloa Bay。
地図からも分かるとおり、かなりえぐれた湾になっています。
切り立った山に分断された谷で、島を周回する道路も避けてしまっているくらい。
なので、用がないと行かない、ちょっと秘境感のある場所です。
↓帰り際、峠から湾を見下ろして。写真右側の岸からエントリー。
↓エントリーしたビーチから峠方面。
メンバーは、ダイブマスターからオープンウォーター取り立てや5年ぶりまで様々。
↓もちろん助け合います。協力隊ですから。笑
天気は良かったのですが、風&波が強く、ビーチエントリーにはちょっと厳しい感じ。
さらに、1本目はタイミング的に潮が満ちていく時間だったので、透明度も...。
浮力をコントロールできず浮いてしまう人がいたり、深い所は水も冷たく散々でした。
が!
午後の2本目は引き潮に切り替わり、透明度も水温も上がって、良コンディション。
チョウチョウウオやハタタテダイ、ルリスズメダイ、クマノミなどはいつもどおり。
さらにここでは、ウミガメがたくさんいました。
↓寝てるヤツ。頭隠して尻隠さず。笑
↓悠々と泳ぐヤツ。
↓眠そう?なヤツ。
谷の地形がそのまま海の中まで続いているので、ウォール沿いに深度を変えて、様々な魚が見られます。
ダイビングポイントまで、機材を背負って強い波の中を泳いで行くため、女性は大変かもしれませんが、潜ってしまえば潮流は穏やかです。
ここも、まさしく手付かずのサンゴ礁!
行くのも潜るのもちょっと大変ですが、その価値はあるかと。
行く人、来る人
昨日は、以前チラッと書いた開発コンサルタントの方の歓送会でした。
コンサル会社にもよると思いますが、数ヶ月(長くても半年とか)で交代していくケースが多いように感じます。
サモアは例外的に平和ですが、国や地域・時期によっては、開発現場とホテルを車で往復するだけで、「絶対に外には出ないでください!」なんてこともあるそうで、そうなると精神的にせいぜい2ヶ月が限度だとか。
決まっている日程と予算で、しかも(日本人からすると)不真面目な途上国の人たちと、環境の違う中、確実に結果を出さなければいけません。
南の島でのんびり楽しくやってるなんてことはまったくなく。
下手すると日本以上にストレスフルな仕事かもしれません。
...が、そんな空気は微塵も感じさせず。
いつも笑顔で、困難な状況も楽しんでしまうような雰囲気の方でした。
後任も同じく、穏やかで優しそうな方。
おそらく、そういう人じゃないとうまくいかないし、続かないのかもしれません。
仲が良かったシニアボランティアが腕を振るい、サモアとは思えない、ご馳走の山!
総勢11人が集まって、お腹いっぱい食べて&飲んで。
お土産まで頂いてしまいました。
歓送会なのに、どっちがもてなされてるんだ…。笑
そして今日は、水曜に赴任したばかりの新隊員に会いました。
今回もシニアなしでJV9名。
小学校教諭や理数科教師、PCインストラクターなど、ほぼ全員が教育系。
最近の協力隊のトレンド通りですね。
アピア以外の隊員が多いので、機会を逃さず仲良くしないと。
それにしても、日本人らしい日本人に会うのが久しぶりに感じます。
...って、すぐに彼らも半分サモア人になるんですがー。笑
サモアのインフラ:ガス
サモア隊員は、ホームステイもあれば、一人暮らしもあります。
ホームステイと言っても、家族とは別棟で、実質的に一人暮らしというケースもあり。
同様に一人暮らしと言っても、ホテルのロングステイだったり、日本人長屋だったり、半分共同生活みたいなケースもあります。
私の場合は、大家の娘夫婦と同じ建物ですが、完全に二世帯に分かれているので、プライベートは守られつつ、安心感は高いという、ありがたい環境です。
サモア人の村の中にあるので、村生活を楽しめるという意味でもラッキーです。
※他の首都隊員は、街中やロッジなど、村生活からは隔絶された住居がほとんどです。
ありがたいことに、我が家は設備についても非常に恵まれています。
そもそも大家が「ずっと日本人に貸したい!」と言うほど親日家で、代々隊員が住んでいることもあって、サモア人の家にはあまりないホットシャワーがあったりします。
先日は、壊れかけの二槽式洗濯機に代わって、全自動洗濯機を買ってくれました!涙
※大家宅にも娘宅にも洗濯機なんてないのに...。
そんな超恵まれた環境にあって、特に気に入っているのがガスコンロ。
サモア隊員宅では電気コンロが一般的ですが...なんと4口でオーブン付!
料理する人は分かると思いますが、やっぱりガスが一番便利です。
オーブンがあるとケーキが焼けたり、選択肢も広がるし。
タンザニア時代は、色々試しました...。
電気コンロ→瞬間的な火力がないため、炒め物とか残念な仕上がりだし、何より停電になると使えない。長時間の煮物には便利。
灯油コンロ→燃料を入れる面倒さを我慢しても、臭いとススがすごい...。
炭コンロ→味は抜群においしいけど、手間がかかりすぎ。
...おかげで炭熾しは当然のように達人級になり、BBQなどでは活躍できますが。笑
ということで、ガスコンロ最高です。
IHなんて選択肢は当然ないので。汗
電気ポット、炊飯器、電子レンジも揃えたので、日本と大差なく料理できるのは本当~にありがたいです。
が!
もちろんガス管が敷設してあるはずはなく。
プロパンです。
で、一昨日ついに切れてしまいました。
日本と違って、業者が換えに来てくれたりはしません。
自分でボンベを外して店に持っていき、新しいボンベを買ってくる必要があります。
一応、人生初なので、隣のお父さんに外し方を習いました。
...って、もちろんただ捻るだけなんですが、見てると逆ネジでした(聞いてよかった)。
で、当然のように店まで車を出してもらえることに。
手で持っていくには難しい重さ&距離とは言え。
本当にサモア人は優しくて、何から何まで面倒を見てくれます。
とてもありがたいし、この家に住めてよかったと心から思います。
車の中で「今度、日本食作ってくれよ」とか頼まれましたが。笑
↓今までより1段階大きいボンベを購入(WST60≒¥2,700)。
どれくらい使えるか分かりませんが、小さいヤツ(3kg?しかも新品ではない)が5ヶ月もったので、これ(4.5kg?)は1年くらいは使えそうです。
料理にしか使わないとは言え、年間¥2,700なんて信じられない値段ですよね。
しかも、使った後は毎回元栓を閉めたほうがいいとか。
「コンロとかから微妙に漏れるからねー。笑」って。
ちゃんと閉めると、帰国まで換えなくて済むかも??
仕事を辞めずに青年海外協力隊
はてブからメールが来ました。
「Notes in Apiaを開設して半年が経ちました」
おぉ、そうか。
ということは、隊員生活も早6ヶ月。
あっと言う間に、任期(2年)の1/4が過ぎ去ってしまいました。
この半年、何やってたんだって言われると、何も成果が出ていないんですが…。汗
大学での新コース立ち上げに向けて、着々と準備しています!(と言ってしまおう)
言い訳するわけではありませんが、まったく新規の案件はこんなもんです、きっと。
私の場合、求められている活動内容とは、職種からして違っていたし…。
これに対し、継続案件では、活動を引き継ぐ形になるので実情も分かっているし、赴任→即、お仕事!となるのがメリットかと。
何かと前任と比べられてしまう、というデメリットもありますが。
仕事を辞めさせられる?
本題。
青年海外協力隊には、休学している学生や新卒もいますが。
大半は「仕事を辞めて参加する社会人」です。
彼らの中には「仕事も辞めたいし、協力隊にも参加したい!合格したら、いい機会だから辞めちゃえ」的な人もいます。
が、「協力隊に参加したい!たとえ勤め先が許さなくても」という熱い想いで、仕事を辞め(させられ)た人も少なくなく。
実際、「2年もボランティア!?だったら辞めろ!」って会社・機関がほとんどらしいです。
…うーん。
日本におけるボランティアへの理解は、かくも浅いのか…って感じです。
ボランティア経験の有無が人生を左右する欧米とは大違い。
経営者が確認すべきは「帰ってきてからもウチで働きたい?」じゃないでしょうか?
その人が2年後以降、社内において特異な経験をした人材になることは確実な訳で。
人材の多様性は企業の強さに直結するのだから。
「帰ってきても働きたい」と言うなら、手放す意味が分かりません。
正直、個人的には「たかが2年先の未来が見通せないような経営陣なら、そんな会社、辞めて正解」なんて思ってしまいます。汗
もしも協力隊の後も、本当にその会社で働き続けたいのなら。
しっかり調べて&きちんと話せば、理性ある経営者なら休職をOKすると思います。
…少なくとも、試してみる価値はあるかと。
現職参加制度
というのは、社会貢献が企業にとって云々とか理想論ではなく、現実的にお金の話。
JICAが補填を含めた制度を用意しているからです。
仕事を辞めずに参加する(私もそうです)ことを協力隊では「現職参加」と呼びます。
詳しくはJICAのWEBサイト(現職参加について)に任せますが。
おおまかに言うと、「人材を借りてる間、費用を負担しますよ」ってことです。
人件費は、休職中に隊員に支払う額をJICAが肩代わり(上限あり)。
諸経費(管理経費)は、人件費の40%をJICAが企業に支払う。
つまり、企業としては「人が2年いなくなる」以外の損失は、ほぼありません。
例えが非常に悪いですが、我慢して鬱病になって休職されるより、よっぽどいいですよね。笑
しかも、給与(実質JICAが負担)を払えば払うほど諸経費がもらえるので、無給休職より有給休職のほうが得です。
2年後、新しいスキル(少なくとも語学)や、日本では得られない貴重な経験を積んだ人材が戻ってくることを考えれば、企業にとって決して悪い話ではないはずです。
ま、すべての前提が「帰国後も働き続ける」ですが。
それをしっかりアピールして、かつJICAの補填制度もちゃんと説明して。
経営者視点で「損はない、もしくは極小だ」と理解してもらえば。
きっと有給休職が叶うかと思います。
経営者によって、「社会貢献(≒理想論)」を語るべきかは判断が分かれますが。
「損得」は絶対に外せない要素です。
だって相手は経営者ですから。
たいていの場合、直属の上司はただの中間管理職なのでダメかもしれません。
が、その上、またその上、と諦めずに辿ると、きっと理解ある上職に出会えます。
それでも「辞めろ」とか「無給で行け(※この場合、JICAからの補填なし)」とか言うなら、そんな企業は勤め続ける価値がないのでは?
それって多分、「ボランティアなんて遊びだろ?」という浅はかさか、自分ができないことをしようとしている若者に対する、ただの意地悪ですから。
うまくいったら…
「協力隊に参加したいけど、仕事が…」なんて思っているなら、ぜひお試しを。
試すだけならタダですから。笑
が、晴れて有給休職を得た暁には「帰国後もそこで働き続けて」くださいね!
後続のために!!
↓サモアにもハイビスカス。南国気分が上がります。(本文関係なし)
↓白も。沖縄でもレアですよね。
サモア小話いろいろ
またしばらくサボってしまった...。汗
大学で立ち上げを計画している新コースの書類締切が近く、かつ遊びの計画も色々で、最近は割と忙しくしています。
先週の金曜日は、先輩隊員の中間報告会でした。
報告書は任期2年の間に5回提出しますが、報告会は赴任1年後と帰国前の2回です。
って、こんなことばかり書いている気がしますが、年に4隊が入れ替わり(赴任&帰国)、それぞれが年に一度報告会をするので、歓送迎会と報告会を併せて、イベントが年10回前後ある計算です(報告会と送別会が同日だったりするので)。
これらは協力隊員にとっては一大イベントなので、どうしてもブログにも書くことになります。笑
今回の報告会は、SV(シニアボランティア)を含めて8名の大所帯。
最近の協力隊のトレンド通り、内6名が教育系(小学校教諭・理数科教師)です。
朝から密な話をガッツリ聞けました。
↓歯科隊員はデンタルモデルも使って発表。
男子の出席率が低い!?
サモアでは男女で比べると、男子の出席率が明らかに低いそうです。
途上国では「女に教育は必要ない!」という思想からか、女子の出席率が低いことがほとんどですが...。
サモアでは何が違うんでしょう?
たしかに私の働くNUS(サモア国立大学)でも、生徒も教員も60%以上が女性という感じですし、官公庁でもトップを含め、過半数は女性という印象です。
発表した隊員曰く「男の子は畑仕事に駆り出されるから学校に来ない」とのこと。
ホームステイした村を思い返しても、男性は畑仕事で、街に仕事に出るのは女性であることが多かったような。
確証は持てませんが、男性はマタイ(酋長)会議もあるし、畑と村のことは男、街での現金収入は女性という住み分けは意外と真実かもしれません。
大雨の翌日、欠席が増える!?
ある隊員の学校では、大雨の翌日は欠席が増えるそうです。
というのは、ウポル島はかなり水道が敷設されているのですが、その村では川が生活水なんだとか。
で、大雨が降ると、色んなところから流れ込むからか、水が悪くなってお腹を壊す、とのこと。
タンザニアでは普段から水が汚く、村でも煮沸が一般的でしたが...。
サモアはなまじ普段は水がきれいなだけに生じる状況でしょうか。
まさしく「雨が降ったらお休みで~♪」ですね。笑
...ちなみに、サモアの水道水はかなりきれいだし、消毒もされています。念のため。
教育制度とドロップ率
サモアの義務教育はPrimary School(小学校)だけで、日本で言う年長から中1までの8年です。
その上はCollege(中高等学校)と呼ばれ、5年です。
が、その5年間で75%はドロップアウトしてしまうとのこと。
さらに、Collegeを卒業しても、そのうちの約1/4しか大学には進学しないそうです。
前述の通り、男子は現金収入がある畑仕事のほうが手っ取り早いという判断なのかも?
また、高等教育を受けたからと言って、いい仕事に就けるわけではないのかもしれません...。
椅子より床!?
日本だったら、教室では床より椅子に座りたいですよね?
が、サモアの子達は床に座りたがるそうです。
ノートを取ったり、どう考えても椅子&机のほうがやりやすそうですが...。
なんで??
なんと、算数のとき数えるために「足の指も使いやすいから」床に座りたいんだとか。
裸足にサンダル履きがフォーマルな、南国ならではのエピソードですね。笑
サモア人の歯事情
サモアの国内人口20万人に対し、歯科医はわずか15人だとか!
診療所にいたっては、ウポル島のみ、4箇所しかないそうです。
いくらなんでも少なすぎでは?
日本では歯科&歯科医が余りすぎて過当競争だって言うのに...。
しかも地方では歯磨き習慣自体がないことも多く、来院時にはすでにかなり重症だとか。
発表隊員曰く「日本ではまず見られない、重度の症例ばかりが見られる」とのこと。
で、途上国ではよくあることですが、歯科治療は基本「抜く」だけです。
抜いて入れ歯。
お金持ちは金歯を入れますが、高価なので、抜いたままの人も山ほど見かけます。
また、歯科が一番混むのは月曜だとか。
これも「なんで!?」って感じですが...。
正解は、金曜の夜、呑んでケンカして殴られて折れるから。
サモア人は普段は超温厚ですが、呑むとタガが外れる人が多いです(プラスにもマイナスにも)。
...って、土日は休みだから、折れても2日放置なのかよ~。orz
取りとめもなく書き連ねてしまいましたが。
こういう逸話?をたくさん聞けるのも、報告会の楽しみの一つです。笑
サモアのバスドライバーは鏡がお好き?
サモアのバスステーションは不親切です。
停留所が行き先ごとに分かれて、番号や表示があったり、なんてことは一切なし。
バスは空いているレーンに入ってきて、適当に乗客が溜まると出て行くだけ。
まぁバスは割とどこでもそうですが、「知らないと乗れない」システムです。笑
一応、近距離と遠距離はエリアが分かれていますが、それにしても。
が、サモア人は優しいので、屋台など周りの人に聞けば「これに乗れ」と教えてくれて、しかもドライバーに「~に行きたいってさ」なんて伝えてくれたりします。
ハード(物)の不足をソフト(人)がカバーするのが、サモアのすばらしさの一つです。
で、最近でこそ慣れてきましたが、初めのうちは戸惑いました。
というのは、バスに書いてある行き先表示がややこしいから。
もちろん終点の地名が書いてあるのですが…
Vaimoso、Vailima、Vaitele等々、「vai」始まりが多すぎ!
「vai」は「水」の意味で、川や湖、池など、ほぼ全部「vai」始まりなのです。
そのおかげで、VaiteleとVaileleみたいな、違いに一瞬気づけない行き先があります。
ついでに「vao=森」なので、VaialaとVaoalaなんて行き先も。
それぞれ全然違う方向なのが、また何とも…。
もうちょっと考えて、行き先エリアごとに色分けとかしてほしいです。
そもそも、「水」と「森」だらけの島なんだから!笑
あと、「fale=建物、~屋」始まりも多いぞ。
教会も病院もお店も、全部「fale~」だからなぁ…。
そして、サモアのバスには、なぜか必ずバックミラーが追加してあります。
↓このバスは3つ。
↓このバスは5連ミラー。
写真がないのが残念ですが、小さいミラーを山ほど付けているバスもあったり。
初めのうちは、中央アジアでよく見る、デコトラならぬデコバスかと思いました。
もちろん外側もこんな感じ↓でデコってます。カラフルな羽のペガサス8匹って。笑
が、よく見ていると、ミラーが大切な役割を果たしていることに気づきました。
ドライバーは、ミラーを見て、乗客の着席を確認しているんです。
というのも、サモアのバスは乗り降りのたびに全員が座るまで発車しないんです!
バックミラーしかないと(もともと後方を見るものなので)、客席全体を見渡せないため、ミラーを増設しているんでした。
乗客の安全を守るという、サモアの良さが垣間見えますね。
…って、その割にはスマホ触ったり電話しながら運転するけどー。汗
ラグビーの本場でW杯予選!
そしてオセアニア地区は、ランキング1,2位の常連であるNZとOZはもちろん、フィジーやトンガなど強豪国がひしめくトップエリア。
サモアに行くからには、一度は生で代表戦を観たい!と思っていました。
で、昨日、実現。
相手はフィジー。
格上なので嫌な予感しかしませんが、勝てば本戦出場、負ければ敗退の大事な一戦です。
絶対に負けられない戦いがそこにはある!
場所は、職場からもナイター照明が見えるApia Park。
↓ちゃんとしたチケット!さすが国際試合。
↓入場&もぎりもしっかりしてます。サモアらしくなーい。笑
↓ゴール裏は、屋根なし芝生の自由席。
↓試合前の整列では、伝統的な腰巻スタイルも!
この後、サモアチームのハカ(闘いの舞踊)があったのですが、席の移動中でスタンドの間から見る羽目に。涙
もちろん撮影できず...。
が、生で観ると映像とは比べ物にならない迫力があって、超カッコよかったです。
...次回はしっかり見&撮りたいと思います。汗
私たちのチケットは2番目に安いWST20(≒\900)でしたが、屋根付ベンチ席で、ゴールライン間近。
正面客席よりグラウンドが近く、タックルのときなど体が当たる音がすごい!
迫力満点で見ごたえ十分でした。
前半は取ったら取り返す好ゲームで、16-14で勝ち越して折り返しました。
が...ハーフタイムから霧雨が降り始め。
しかも風下側になったサモアは、なんと後半は完封され、ダブルスコア以上の16-38と完敗...。orz
が、サモア唯一のトライがまさに目の前で決まったし、後半はフィジーのトライを間近で何度も(涙)観られたので、非常にテンションが上がりました。
...ま、実はサモアって、日本よりもランキング下なんですよね、今。
素人目にも、フィジーは体格も動きも全然違って、スピード、パワー、テクニック、どの点でも勝てないよなぁ、という感じでした。
ここまで写真を見て...
「ラグビーが国民的スポーツ?
天王山の一戦なのに、スタンド、ガラガラじゃん!」
と思われるかもしれません。
が、全体で多分3000人くらいは入っています。
国内人口が20万人なので、1.5%が観に来ている計算。
単純計算ですが、日本で考えると180万人です!笑
そんなビッグイベントありませんよね。
ちなみに「MANU SAMOA」というのは、「侍JAPAN」的なサモアチームの愛称です。
「MANU」は動物一般を指す単語なので、「野獣サモア」って感じでしょうか。
サモアの街を歩けば、至るところに「GO MANU」が見られます。
旗やTシャツ、帽子などはもちろん、店や車、バスに描かれていたり。
フィジーの応援は「Go Fiji!」でしたが、サモアは「Go Manu!」と叫んでいました。
誰も「Go Samoa!」とは言わないので、それだけ定着しているんでしょう。
...まだプレーオフもあるのか?
いずれにしても、また代表戦があれば、ぜひ応援しにいきたいと思います!
Go Manu!!