スタッフバー
サモアでは、給料は月給制ではなく、隔週?月2回?支給が一般的なようです。
私の勤めるNUS(サモア国立大学)では、第2金曜と第4金曜が給料日で、これに合わせてスタッフバーが開催されます。
と言っても、雨や別イベントで流れたりするので、実質月1回という感じ。
主催は各学部の持ち回りで、飲み物や食べ物を市価より若干安いくらいの値段で売ります。
NUSの教職員だけではなく、校外からも飲みに来たり。
近隣の学校のPeace Corp経由で情報が伝わり、アメリカ人グループもよく来ます。
やっぱりサモアにはバー文化がないので、こういう機会は逃せない!らしいです。笑
で、その収入は開催した学部の交際費になります。
元々の原資は?と言うと、教職員の持ち寄りや寄付なので...
要は、教職員が自分たちの学部に交際費をただ入れている、と。
が、こういうイベントを催すことで「みんなが楽しみつつ」というのが、いかにもサモア流です。
昨日は我が理学部主催の回だったので、私もカウンターの中に入って働きました。
が...、お釣りの小銭を用意してなかったり、栓抜きがなくて瓶どうしや歯で開けてたり。
氷があっという間になくなったり、なかなかのカオスでした。笑
そして、こんな時でもサモア人は甘いものが大好きなので、ウィスキーだろうがジンだろうがウォッカだろうが、とにかく何でもコーラやスプライトでフルアップ!
私の知る限り、ストレートやロックのオーダーはゼロでした。
うーん...JIM BEAMとか、そんな飲み方したらもったいない(サモアでは高級酒)。
ビールも外国人にばかり売れて、サモア人にはあんまり。
ちょっと意外ですが、サモア人の体格だと、ビールくらいの強さでは相当飲まないと酔えないのかも?笑
原因不明!
これまで何度か、サモアはハエが少ないと書いたかと。
ふつう、途上国じゃなくても魚市場などに行くと、それなりにハエが飛んでいますが、サモアでは少ないです。
もちろん、野外でご飯を食べるときなど、どこからか寄ってきたりします。
大学内でも、ゴミ箱周辺などにはいます。
が、遭遇する頻度はざっくり日本と同じくらいかなー、と。
これって南国&途上国としては驚異的では?
東南アジアの市場とか、めちゃくちゃ飛んでるのがデフォルトだったりするので。
...と思ってたら、今朝なぜか大学の居室に大量のハエが!
20匹...まではいかないか、でも10匹以上。
食べ物は置いていないし、植物もないし、何かの死骸があるとかでもないし。
特に一人部屋になってからは、誰かが持ち込む心配もないし。
原因不明。
別に直接の害があるわけではありませんが、非常~に気分が悪いですよね。
仕事に集中できないので、置いてあった古い冊子でバンバン叩きました。
ちょっとしたストレス解消です。笑
窓周辺のヤツらはもちろんクモにおすそ分け。
さすがのクモも3匹ほど食べると、残りは巣にかかったままにしています。
食べ終わった(体液を吸い終わった?)ハエは巣から落とされますが、それを狙ってアリが。
って、いくら頑張っても網から外には出せないよー。
どうするんだろ?
...と書いてて、ふと気づいた。
もしかしてこんなに急に虫が寄ってきたのは、昨日の掃除のせい?
たまーに掃除スタッフが来るのですが、床掃除に使った洗剤がフワッと甘い感じの匂い。
人間には、ちょっと感じる程度の匂いですが、これが虫を誘引してるのかも!?
...とにかく明日は殺虫剤を持ってこよう!と心に固く誓いました。
サモアで大厄!
またずいぶん空いてしまった...。汗
この間、イベント盛りだくさんでした。
大使が職場に!
赴任したばかりということで、前大使と一緒に色んなところを訪問しているようです。
NUSを見て「いい学校だね!さすが日本が建てただけあるね!」と自画自賛?笑
2人共とても気さくな人で、30分足らずの雑談でしたが、実験器具の補充など「どんどん相談してよ!」と心強い言葉を頂きました。
テクノロジー!
41歳の誕生日を迎えました。数えで42、大厄です。笑
日本の家族とSkypeしたり、世界中に散らばった同期隊員からLINEやFacebookでメッセージをもらったり。
この年でたくさんの人に祝ってもらえて、嬉しいのはもちろんですが、ちょっと気恥ずかしかったり。
10年前タンザニアにいた時は、スマホなんてもちろん存在せず。
携帯が英語端末だからEメールも英語だったし、しかもたしか送信のみでした。
↓世界的メガヒットモデルNokia1100や1110が貸与されました。超懐かしい!!!
隊員どうしはSMSがほとんどで、「084(おはよ)」「a3te(アサンテ=スワヒリ語で"ありがとう")」みたいに、アルファベットで文字数を使わない表現に凝ってました。
「Hw'v u Bn?(How've you been?)」みたいな省略も、今じゃ英語圏でもほぼ死滅しましたね。笑
そのSMSも、アフリカ・ヨーロッパは双方向だけど、アフリカ→アジアは一方通行とか、色んな制限があったなぁ...。
なので、週に1,2度ネットカフェに行くのが唯一日本語で通信できる機会でした。
そう考えると、今は(高いとは言え)スマホが常時接続で、メールもLINEもSkypeもほとんどストレスなく使えます。
時差さえ気にしなければ、サモアにいようとペルーにいようとブータンにいようと、沖縄や北海道にいるのと変わりないような。
たった10年ですごい進歩ですね。
そのうち「遠距離恋愛」なんて言葉もなくなるんじゃないでしょうか。笑
中間報告会
先輩隊員の活動報告会がありました。
隊員は、2年間の派遣中に5回の報告が義務付けられています。
赴任3ヶ月(私今ココ)、6ヶ月、1年、1年半、2年、と。
このうち、1年(中間)、2年(帰国前)は報告書の提出だけではなく、報告会としてプレゼン的なことをします。
「的な」というのは、国によって形態が違うためです。
タンザニアでは、JICAスタッフだけに対して報告書を前に口頭で補足する形でしたが、配属先のスタッフも交えて現地語で発表する国もあるようです。
サモアは、JICAスタッフ+参加したい隊員に対するプレゼン形式です。
今回は2人だけでしたが、専門的な話も分かりやすく噛み砕いて、しかも面白く、しっかり活動していることが伝わる、非常にいいプレゼンでした。
こういうときに、協力隊員の平均レベルの高さを実感し、刺激になります。
意外と多いぞ、日本人
もうすぐ撤退してしまうヤザキの会議室で日本人会の総会がありました。
名簿に載っているだけで60名超。
サバイイの隊員など、会に参加していない人を合わせると80名くらいにはなりそうです。
人口20万人の小さな島にしては、意外と多い印象。
特にアピアに集中しているので、街に買い物に出るとたいてい誰かを見かけます。
首都から遠く1人で住むのとは違って、悪いことはできません...。
もう1イベント
さらに、新隊員の歓迎会もありました。
赴任して1ヶ月近く経っているので、ずいぶん遅い気もしますが...どうも最近のサモア隊では通例のようです。
タンザニアでは到着直後だったと思うので、タイミングは国によって異なるようですが、「直前に来た隊員が歓迎会」「次に帰る隊員が送別会」を主催するのはどこも変わらないかな?
ということで、私たちが主催でした。
国土が広く、隊員も散らばっているような国だと全然集まれなかったりしますが、サモアはその点恵まれています。
今回はJICA専門家も出席してくれたので、日本人総会と併せて、ほぼ全ての日本人に会えたかな?と。
雨その後
日中に大雨が降り続くことはようやく終わりました。
が!スコール(特に夜間)は毎日です。
サモアの5月の平均降水量は150-160mmらしいですが...。
今年は「そんなの嘘だろ!?」ってくらい降ってます。
10倍と言っても過言じゃないくらい。
乾季になったらダイビング三昧と思っていたのですが、いつになるやら...。orz
見たら買え!
何度か書いている通り、アピアではたいていのものが手に入ります。
お金さえ出せば。
↓化調なしポテチとか、オーガニックのトマト缶とか、日本より安い&手に入りやすいくらい。
...というのは、割と真実なんですが。
これまた何度か書いている通り、物資は輸入に頼っています。
しかも大型船が停泊できる港はただひとつ。
つまり、いつでもあるわけじゃないんです。
常にあると思っていた超定番商品がなくなったり。
特定のブランドじゃなくても、その品目自体が売り切れたり。
例えば、ピーナッツバター。
サモア人は大好きで、ブランドにこだわらなければ、いつでも大量に並んでいます。通常は。
でも先日、スーパーで見当たらず「どこに置いてある?」と聞いたら、「ない」と。
店員も「ないはずはない!」って感じで探し回り、主任的な人に在庫確認までしてくれた上で「ない」なので、本当になかったんでしょう。
今でもちょっと信じられないくらいですが...。
あと、一度しか買えていないのが、無添加ベーコン!
たしかNZからの輸入品で、月イチ?2ヶ月に一度?しか入荷しないっぽいのに。
この前はせっかく見かけたのに、たまたまその後、用事があって。
解けてしまうから帰りに買おうと思ったら、その短時間で全部売れちゃってました。涙
もちろんサモア人が買うのではなく(高価なので)、狙っている外国人が一定数いるのでしょう。
日本食も取り合いです。
もちろん日本人どうしで。笑
珍しい入荷があると日本人の間を情報が駆け巡り、早い者勝ちに。
在庫が多めにあれば、その場で「○○売ってるよ!欲しい人?」とか一斉通知できますが、そんなに数が入らないものが多いです。
↑Made in Japanの讃岐うどん!
棚に4袋あったけど、1つはネズミにかじられたような穴が開いていて、1つは中でカビてた。orz
2つは異常なさそうだったので即買い。
輸入品に限らず、サモア製品も突然なくなったりします。
超定番ブランドのツナ缶が棚から消え、しばらく入らなかったり。
店の在庫管理~発注がコントロールしきれていないこともあるでしょうが、サモアだとメーカーの生産管理にも問題がありそう。笑
保存できるものは買えるときに買っておくほうがいいな...。
と思って気がついた!
サモアでは「冷蔵庫はないけど冷凍庫を持ってる」家庭が結構あります。
それも上にガバッと開けるタイプの業務用の大きいヤツ。
これが理由かも!
...ま、食べ物に限った話ではありませんが。
とにかく、サモアでの買い物の鉄則は「見たら買え!」です。
タイトルどおり!
珍しくちゃんとオチて終わり。笑
It's a small world
昨日は、近所に住む日本人の方の家にお邪魔しました。
サモアでは数少ない、非JICA関係者。笑
と言っても、日本のODAで拡張工事を行っているアピア港の、開発コンサルタント。
なので、もちろんまったくの無関係というわけではなく。
JICAとも大使館ともがっちり関係して仕事されています。
直接関係ではなく、間接関係という感じ。
ちなみに、「JICA」という名称を知っている人でも誤解しているケースが多いですが。
JICAはボランティアを派遣する組織ではありません。
もちろんボランティア派遣はJICA事業の大きな柱の一つですが、「有償・無償を問わず、日本が他国の開発援助を行う際に取り仕切る機関」というのが、適当な解釈でしょうか。
...ま、興味あればJICAのWEBサイトでもどうぞ。笑
話を戻して。
そんな訳で、開発援助の際は民間のコンサルなどが大活躍します。
昨日会った方は、40年近く前、ウポル島とサバイイ島を結ぶフェリー港の開発にも参加されたそうで、昔の写真をたくさん見せてもらいました。
感想は...アピア、変わんねぇ~~~!笑
左ハンドル→右ハンドルなど、変わった点もあるのですが、街の中心部にある時計台やその周辺など、ほぼそのままです。
写真自体のレトロ感(紙焼き画質とか)がなければ、2年前だよ、なんて言われても分からないくらい。
なんと言っても、サモア全体に漂うユル~い雰囲気がまったく変わっておらず、なんだか安心しました。
そして驚いたのが、この方が浜松出身で横浜在住だったこと。
私は横浜出身で浜松に就職したので、偶然とは言え、こんな南の島で出会うとは!と。
特に浜松は、自転車で行けるくらいの距離なので、超ローカルな話も分かってしまう。笑
タンザニアでもサモアでも、息子さんが私の出身中学に通っている!とか、子供の頃、実はすぐ近所(市、町まで同じで丁目違い)だった!とか。
そういう不思議な偶然に、本当にたくさん出会いました。
極めつけは、タンザニアで出会った旅行者と先輩隊員と話していたら、3人とも同じ大学の同じ学部、1学年違いだった!なんてことも。
もちろん当時はお互いに知りませんでしたが、絶対一度くらい学食とか構内ですれ違ったりしてるよ!なんて盛り上がりました。
友達を×人たどると全世界の誰とでもつながる、なんて研究もありますが。
自分ひとりでも、積極的に人と出会うと、予想もしなかった繋がりがあったりします。
本当に世界は小さいなぁ、と実感。
↓「世界はひとつ」のシンボル?国連ビルもサモアではこんなに小さい。笑
母の日inサモア
雨その後
金曜、ようやく雨がやんだ!ブログでグチったおかげ?なんて思ったら。
夜からまた豪雨→そのまま土曜もほぼ一日雨。orz
が、今日は朝から青空!
8日ぶり?の青空ですが、空が晴れると気持ちもここまで晴れるか!ってくらい気持ちいいです。
↓我が家の庭
慌てて洗濯物とクローゼットの中身を全部干しました。
夕方にはまた掻き曇ってスコールでしたが、野生の勘で取り込みセーフ!笑
パンデイロも干したので、皮を弛めたままでもパリッと気持ちいい音。
ギターも含め、楽器にはやっぱり乾燥がいいですね。
残念ながら雨はまだ続くようですが...。
母の日
サモアでも母の日は5月の第2日曜ですが、なんと祝日!
キリスト教由来のイベントでもないし、なぜ祝日扱いなのかは謎です...。
ま、とにかく月曜は振替休日で三連休です。
ただ、サモアでは日曜や祝日はバスを含めてほぼ完全に街が止まってしまうので、土曜が肝心です。
が、今週は豪雨で買い物に出られず...。
せっかくの連休なのに、買い置きだけでしのぐ、悲しい感じ。涙
...と思っていたら、大家からご飯の差し入れ!
サモアは割と何でも共有する文化ということもあり、ご飯もよくご馳走になります。
しかも今日はNZ産の冷凍牡蠣パックまで!
生でもOKとのことですが...ちょっとやめとこうかな。笑
中華風にニンニクたっぷりで鉄板焼もいいし、お好み焼きに入れてもいいし。
夢が広がり、それだけでご飯食べられそう。笑
サモア人≒浪速人
5日ぶりの更新になってしまいましたが。
ずーーーーーっと降ってます、雨。
土日だけ数時間ずつ晴れたかな?
あとは「バケツをひっくり返したような」という表現がピッタリの豪雨だったり、サーッと音が鳴り続けるくらいの雨。
各所で道路が冠水したり、舗装の下の土壌が流れて陥没したり、なかなか大変らしいです。
JICA事務所ではネットが使えなくなってしまっています。
私は実害はありませんが、豪雨の合間、雨が弱くなるタイミングを見ないと、大学へ行き来できません。汗
いや、ホントによく降ります。
というのも、サイクロンが発生しているからなんですが。
日本の台風とは違って、全っ然動かない!
サモア南西~フィジーあたりに停滞したまま、とんでもない量の雨を降らせています。
上陸していないからか、風はほとんどありません。
...あれ?だから動かないのか?
ただひたすら雨の日々は、曇り空も相まって気分が下がりますね...。
特に新隊員にとっては、来たばかりなのにずっと雨でかわいそう。
しかも彼女たちが滞在しているドミは太陽熱温水器なので、雨の日はシャワーが冷たいんです。
私たちは雨季に来たのに、覚悟していたより意外と雨が少ない、なんて思っていたのに。
まさか乾季に入った5月で、これだけの雨。
サモア人も「滅多にない」と言っているので、ホントに不運です。
湿度100%な日々なので洗濯物が乾かないのは当然ですが、カビが猛威を振るっています。
クローゼットを閉め切っていると服にカビが生えるので戸を開けたまま。
着替えるたびに、服にしっとり感があるのも段々慣れてきました。笑
革のベルトは一度カビが生えてしまったので、アルコールで拭いて天日干ししたのですが、この雨続きで完全に再発してしまいゴミ箱へ。
サモアにいる限りはベルト不要(短パンか腰巻スカート)ですが、帰国前には買わないと...。
赴任前、帰国隊員が「革靴、スーツ、ネクタイ不要!カビが生えるだけ!」と言っていた意味を心から理解しました。笑
本皮のパンデイロにもうっすらカビが生えかけたので、慌ててアルコールで拭いて天日干し。
風通しのいいところにかけて、毎日のように叩いた後は拭いているので、何とか持ちこたえています。
が、他にもナイロンのギターケースに生えたり、スーツケースの内側!に生えかけていたり。
食べ物はもちろん、どこにでも&何にでも&あっという間にカビが生えるので、日々のチェックと掃除がサボれません。
これから大洋州に来る隊員にアドバイスするなら、タオルなんて持ってくるな!乾かないぞ!でしょうか。
特に厚手のバスタオル。雨季は下手すると、1回使って洗濯までの間にカビだらけになって終了です。
速乾性のマイクロファイバータオルやセームタオルがオススメです。
Tシャツとか下着も、できれば速乾&抗菌とか、そういう類がいいと思います。
タンザニアでは内陸の高地にいたので乾燥との闘いでしたが、サモアでは湿気との闘いです。
どっちがいいかと聞かれると、どちらにも良し悪しがあるので何ともですが...。
生活は乾いてたほうが楽だったかなぁ。洗濯物はすぐ乾くし。
でも砂埃がひどかったし、風邪とかインフルとか流行りやすかったし、断水もあったか。
そうやって考えると、植物がガンガン育つし、湿気てるほうがいいのかな。
カビと食あたりには注意だけど。
↓庭に生えたキノコ。本来は日向の場所なのに、わずか数日で!
そんな中、やっぱり救いになるのはサモア人のキャラクター。
サモア人はイメージ通りの南国気質なので、冗談を言ったりふざけたりが大好き。
雨続きの最近も変わらず、毎日たくさん笑わせてくれます。
コーヒーを淹れてくれた後、「あ、これも入れる?」と言って、真顔で洗剤を差し出してきたりとか、ホントにくだらないんですが...。
長くいると、そんなサモア人に「もっとマジメにやれよ!」なんて思う人も増えるらしいですが、今のところ全然そんなこと感じず、むしろ助かってます。笑
私が大阪が好きな理由でもありますが、日本に帰ってもこんなふうに毎日楽しめたらな、と。