Notes in Apia

常夏の島サモアで暮らす、青年海外協力隊員の覚え書き

卒業式 ...でもパンツがない!

昨日はNUS(サモア国立大学)の卒業式でした。

ずーっと降り続いた雨もようやく上がって薄曇りに。

晴れたら晴れたで、体育館の中がサウナ状態になってしまうので、ちょうどいい天気です。

 

が、延々と雨だったせいで乾いた下着がない。

うーん、困ったぞ。汗

 

今回の卒業式には、もちろんまだ私の教え子はいません。

が、大学スタッフは全員参加!ということもあり、出席してきました。

 

サモアの卒業式の服装が分かりませんでしたが、見学くらいのつもりでいたので、ふつうの正装(↓こんな感じ)で。

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先生もいつもどおりで安心していたら、式の直前に9割くらいがアカデミックガウンと角帽着用!

...ま、一般来客と一緒に座っておこうかなー、なんて思っていたら、教員席の前列真ん中付近に座らされそうに。

必死で断って後列に逃げました。汗

 

タンザニアでの卒業式や結婚式・お葬式でもそうでしたが、日本人は目立つポジションを与えられることが多いです。

もしかすると、せっかく来てくれたんだし、という親切心かもしれません。

でもおそらく「外国人がいると箔が付く」みたいな感じが強いように思います。

結婚式でのお祝いの挨拶とか、前フリなしで(しかもスワヒリ語で)突然やらされたこともありました...。

 

NUSで初めてのPhD授与者が出るためか、いつもそうなのか分かりませんが、かなり盛大です。

卒業生の家族だけではなく、国中と言っていいくらい、色々なところから人が集まっています。

レイの売り子やお菓子・ジュースを売り歩く人が構内に溢れ、車もすごい数。

↓体育館の中だけですごい人。

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↓外に出たってすごい人。

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↑卒業生もみんなアカデミックガウン。

スクールカラーの紺です。

フードは学部ごとに色が違うみたい。

マフラー?みたいな帯だけの一群も。

足元はやっぱりビーサン。笑

 

こういうのは国によって異なるのだと思いますが、サモア式は...

・とりあえずみんな同色のアカデミックガウン

・学士と修士は角帽授与(かぶせる真似だけ)の後、自分で持ってきた角帽をかぶる(色は紺とか黒とか)

・学士以下は角帽なし

・PhDはタム(でしたっけ?丸い帽子)

・レイを山ほどかけてる人も

・ガウンの下は自由

という感じでした。

 

角帽授与

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式もわりとくだけていて、みんな団扇で扇ぎながらだし、ガムを噛んでいたり。

卒業生は、もらったばかりの学位記!で扇いでたり。

...ま、それだけ暑いんですが。

 

首席が発表されると大声で歓声が上がったり。

大学の講師(学士)が修士課程にいたりするので、教員席でも歓声が起こったり。

厳かというよりも、楽しげでいい感じです。

 

ちなみに、来賓席の最前列にはJICAの所長が。

来てから帰る直前まで、ほぼ爆睡。笑

ま、つい2,3日前に赴任したばかりで時差ボケもあったんでしょう。

 

しかも、式典の95%がサモア語!

そりゃ眠くもなります。

これには私も参りました。

ふだんは授業はもちろん、会議などもすべて英語なので、10日習っただけのサモア語なんて、正直ほとんど分かりません。汗

卒業生代表(PhD)の挨拶が留学生で英語だったので、ちゃんと分かったのはそれくらい。

その学生も最後に「サモア語じゃなくてごめんなさい」的なこと言って、ウケてました。笑

 

留学生も少ないながらいて、フィジーやトンガなど近隣国はもちろん、中にはトリニダードトバコやイタリアからも!

...だったら英語でいいよなぁ。

何も式典だけサモア語にしなくても。

 

色々ありましたが、9時から12時まで、かなり時間通りに終わったことに驚きました。

いつものサモアタイムとは大違い。

ちなみにタンザニアでは、30分遅れで始まって、数時間遅れで終わりました。笑

 

あ、そうそう、肝心の?下着ですが。

ファイタガ(腰巻スカート)の下は履かないこともある、と聞いていたので、初のノーパンスカートでした。

最初こそ不安?所在なさ?も感じましたが、結果としては涼しくて快適でした。

これからも履かなくていいかも。

...オッサンのそんな話、誰も聞きたくねー。笑