天皇誕生日レセプション
先週の金曜は、大学のカンファレンスの後、Tanoa Tusitala Hotelへ。
ここはApia市内でも指折りの高級ホテルで、元々は日本企業の経営だったとか。
何年か前に譲渡してしまったそうですが、さすがに施設などはすごくきれいです。
そこでなんと!
...って、今頃?12月じゃなくて?と思いますよね。
が、本来の12月23日は(特にキリスト教圏では)、ゲストにとってタイミング悪すぎ...。
ということで、各国の日本大使館では、早めにイベントを行うのが通例だとか。
エリザベス女王の誕生日と似たシステムですね。笑
当然、各国の在サモア大使や領事などのお偉いさんが集う、超フォーマルな会です。
...そんな場に、なぜ私が??
もちろん青年海外協力隊員みんながご招待いただけるはずはありません。
それは...日本人会の理事をしてるから!
ただそれだけです。笑
ボランティアからの理事は3人いるのですが、内ひとりは不在で欠席。
もうひとりはSV(シニア・ボランティア)。
ということで、協力隊員は私だけ...。
って、場違い感、すごくないですか?汗
小心者の私は一人で会場に向かわず、出席するJICAスタッフに同行。
弱すぎ?
いやいや、一人で行ったら、とても居たたまれない空間でした!
そもそも立食パーティー自体がダメですよね...。
あれが得意な日本人っているんでしょうか?
得意だったら、それはそれで、なんか胡散臭い...笑
もちろん服装もフォーマル。
といっても、 ドレスコードは「Pacific Formal」なので。
開襟の半袖シャツ(アロハOK)、巻きスカート、ビーサン! ←これでホントに正装です。
毎度のことながら、この点はずいぶん気楽です。
大使とサモア首相の挨拶&乾杯に始まり、鏡割りも!
↓鏡割りに使われた日本酒の樽。日本から空輸だよなぁ、きっと。
※初め、縮こまっていた私は、全然写真を撮れていません...汗
食事も、和食とまではいきませんが日本風。
↓マグロの姿造り?
↓海苔巻き
めちゃきれいに巻けてる!
と思ったら、寿司屋経験のある大使館スタッフ作だとか。道理で!
大きい大使館は専属の料理人を帯同していますが、サモアはできたばかりの小さな大使館なので...
飲み物も、獺祭や鳥海など人気どころの純米大吟醸がずらり。
梅酒もあったり、我々日本人は大喜びで堪能しました。嬉
ゲストはやっぱりワインやビールを飲む人が多かったようですが...。
飲み食いになってしまえば、こっちのもの。笑
久しぶりの日本酒も食事もおいしく頂きました!
それにしても、会場の出入りは顔パスでした。
ボディチェックや金属探知機なんかも一切なし。
ま、私たちは数少ない日本人どうしですから、まだ分かりますが、他のゲストも。
国賓にそんなことしたら国際問題?
でも新聞やTVなどのメディア関係者もいたし。
そもそも、トイレ(外)のほうから誰でも入れる環境でした。
これ、国によっては、銃を構えた人がドアの外にいても全然おかしくありません。
下手すると会場内にも。
が、サモアの場合は、首相ですらSPなしでフランクな感じ。笑
こういうときに、サモアは本当に平和な国だなぁ、と思います。
銀行でも、素手のガードマンが出入口にいたりいなかったりだし。
日本の基準で考えると当然かもしれませんが、世界基準だと銃器携帯のガードマンとか金属グリルでがっちりガードのほうが一般的かと。
帰り際も、さすが一流ホテル。
エントランスにタクシーがいなかったのですが、スタッフがサッと走りより。
「タクシーか?呼んでくるから座って待ってて」と。
...いや、これも日本なら当たり前ですが、サモアでこれが実現するホテルはすごいんです!笑
行く前と会場に入った直後はビビリ倒しましたが、非常に楽しい&おいしい会でした。
来年も是非お呼ばれされたい!
楽しみです。