帰国隊員の「あるある」
帰国直後に受けた健診の結果が届きました。
引っかかったのは尿潜血だけで、再検査も不要。
帰国前後、あれだけアルコール漬けの日々だったのに肝機能にはまったく異常なし!
40過ぎても呑みまくって無傷なんて、神がかり的な肝臓です。
...ホント、我が一族のDNAに心から感謝!orz (←何度目だ笑)
帰国して1ヶ月ちょい、引っ越して3週間が経ちました。
とにかく強風にさらされる毎日。
あぁ、そうだ...この街、冬は極寒の強風が吹き荒れ、夏はぴたっと止むんだった。
実際の気温以上に、冬寒く、夏暑い街。
タンザニア前後の都合7年住んで、「合わない」と痛感したんだった。
...うーん、決して悪い街じゃないと思うんですが。
同期とか、この街で結婚して家買って子育てしてるしなぁ。
でも自分には絶望的に合わない。
国内・海外合わせて、わりと色んなところに住んで、どこも楽しめたんだけどなぁ。
こんなに「住みたくない」と思うの珍しい。 って言うか唯一かも?
って、前回に引き続き愚痴っぽいですが。汗
もちろん悪いことばかりではなく。
7年も住めば、それなりにスイートな思い出(笑)もあったりします。
本社エリアで仕事するのはほぼ10年ぶりですが、さすがに知り合いが多い!
前職の関連部署なので、新職場に知ってる人ばかりなのは当たり前ですが。
色んな人が声をかけてくれたり、同期と仕事できたり。
※超氷河期の就職で、社内で一番同期が少ない代なのでレアなんです。
設計時代のチームとも、立場が変わったとは言え、また仕事できるのは楽しく。
メンバーの入れ替えはあれど、おなじみの面々です。
中には「いない時もよく話に上がったから、全然久しぶり感がない!存在感ありすぎ」なんて言ってくれる人も。
温かく迎えてくれる、帰る場所が複数あるっていうのは純粋にありがたいです。嬉
今回はこの一ヶ月で感じた「帰国隊員あるある」をいくつか書きます。
サモアの話は...次回から戻ります。 ...多分。汗
あるある1:日本に慣れない
まぁ色々慣れないんですが。笑
まずは気候!
とにかく寒いです...。凍
「今年は暖冬で暖かい」とか言われても、そんなの知らねぇよ!って感じ。
最近ようやく寒さにも慣れてきました(やわらいだだけ?)が。
それでも他の人よりは厚着。笑
帰国日に呑んだ同期(ベリーズ隊員)は「2日で慣れますよ~」とか言ってたけど、全っ然。
そりゃ、ベリーズの高地からの帰国ならアジャストも早いだろうさ。
...ま、サモア→日本の冬は極端な例とは言え。
協力隊員の派遣国はやっぱり暑かったり、南半球で季節が逆だったりが多く。
湿度も違うので、体が慣れるまでは時間がかかります。
乾燥しすぎて鼻かむと血が混じる!ずっとマスクしてるのに!って同期と共感したり。
あ、もちろん時差も、ですが。
私は帰国直前、ほぼ寝ない生活だったので(笑)、時差ボケはありません。
そもそも時差ボケって、西に行く(=遅くなる)ときは大丈夫ですよねー。
日本の忙しなさ、天井の低さ、情報過多(案内とか標識とか)な点etc.、色々違和感です。
これが当たり前の日々だなんて、やっぱりちょっと異常では...?
あるある2:衰え...
夜になると目が見えなくて手元が怪しい...とか、老眼なんて加齢の話じゃなくて!
いや、ちょっと始まってて軽く凹んでますが。涙
例えば自転車。
2年ぶりにガチ自転車に乗ったら、変なところがあちこち筋肉痛。
20kmくらい?軽ーく流しただけなのに...。
この感じだと、ボルダリングも初級レベルに逆戻りだろうなぁ。
ドラムはまだセットアップしてませんが、叩くのが怖いくらい。
オープンロールとか、3日くらいサボっただけでもてきめんに衰えますよね。怖
5弦ベースを久しぶりに弾いたら、2弦のサムピングを空振ったり。
軽くジョギングしたら、全然走れなくなってたり。
ジョギングは3ヶ月くらいしかサボってないぞ。 ...って、3ヶ月「も」か。
我ながら信じられない衰えっぷり。汗
何事も、2年も離れたら相当期間のリハビリが必要ですね。
...って、一旦リセットしてやり直せるのは、ある意味チャンス!
染みついた悪癖とか、フォームを見直して修正できるので。
うん、モノは考えよう。ポジティブにとらえるぞ、と。
あるある3:止まらない食欲
もうね、日本は世界で一番食べ物が安くておいしい国です。
世界中を旅してる私が言うんだから間違いありません。
日本ほど、どんな店に入っても大ハズレなんてことがなくて衛生的で安い国、地球上の他のどこにもありません!(断言)
当然、帰国したら食べまくり!です。
これマジで帰国隊員あるある。絶対。みーんな帰国したら太るし。
「2年間、我慢してたしー」が免罪符で。笑
だってメニューからして、選びきれないくらいの選択肢!
どれもおいしそうだし、実際おいしいし、そりゃもうたまりません。
↓100円の回転寿司でいいんだ!今ならこれだけでめちゃくちゃ幸せになれる。笑
お店に入らなくたって、コンビニで十分。
...いや、十分どころか120点!
しばらくは毎日1つコンビニスイーツを買っちゃう日々でした。
セブンのモンブランとか、300円以下であの味ですよ?
自分が洋菓子店だったら真剣に廃業を考えるレベルです。
同じ値段じゃ勝負にならんぜ、あれ...。
さすがにもう毎日コンビニスイーツは止めましたが。
太りますよねー、そりゃ。汗
ジョギング&筋トレを再開しないと。
って、3ヶ月サボってるから走れない...。
走らないから、より太る→ますます走れなくなる、のダウンスパイラル。
3月から生活習慣改善!!と決意しました。
...とか言ってる傍から、業務用ハーゲンダッツ買っちゃってるしー。笑
あるある4:現実感がない
サモアでの生活が夢だったかのように感じています。
お医者さんに「長いこと意識不明だった」なんて言われたら、信じそうなくらい。
それくらい遠くて、嘘みたいに幸せな日々だったな、と。
これ、タンザニアから帰国した時も感じたし。
隊員経験者はわりと同じこと言うので、かなり「あるある」かと。
...かと言って、日本の生活もなんかフワフワするんですよね。
違いすぎるからか、馴染んでるはずの日本が薄皮一枚向こうに感じると言うか。
日本は日本で現実感がないんです。
その「地に足のつかなさ」のおかげで2回目の協力隊に行ったのかも?汗
サモア隊員とLINEとかしてると今すぐ戻りたくてギューッとなったり。泣
あるある5:物欲王に!オレはなるっ!
帰国したら何でも魅力的に見えて、ついついモノを買ってしまいます。
これまた「2年我慢してたしー」って免罪符が。笑
タンザニア帰りはひどかったなぁ。
まずは記念だ!と、自社のカスタムスネアをオーダーして。
隣の職場で同期が図面引いてくれた。笑
シンバルも何枚か買ったな。
他、色々買いすぎましたが、何よりヤバかったのはCDと本。
帰国から3ヶ月で、CD100枚以上&本100冊以上買ってました...。汗
昔から「タワレコではカゴを持たない」なんてマイルールを作るほど、CD爆買いはヤバかったんですが。
もちろん全部新品ではなく、Book offとかセカンドハンドも多数。
でも絶対消費する量より買う量が多いので。
それは破綻してるぞ?と気付けて、止めることができました。
人によってアイテムは違えど(服とか靴とか大量買いする人も)、やっぱりタガが外れがち。
ホント、短期間にいくら使ったんだか...。汗
が!
2回目の協力隊帰りの今回は、物欲がゼロに近く。
むしろモノが増えることに恐怖感と言うか、拒絶感?があって。
「新しいもの買わないチャレンジ」って感じかも。
引越後に買ったのは、冷蔵庫と洗濯機、ガス台、電気ポットくらい?
電子レンジは残しといた。
相変わらずTVはないままだし。
服とか、寒さに耐えかねて買った、帰国直後のユニクロセーターとヒートテックのみ!
家具はベッドを買ったけど...
あと部屋には、元々持ってるテーブル&椅子、スピーカー、楽器類だけ。
...あ、でも自転車は一般の人が引くくらいのヤツを買っちゃったな。分不相応に。笑
本当に必要or自分を上げるもの以外は、なければないだけ確実に幸せな生活になると実感してます。
「less but better」は生活においても、証明するまでもなく真実だな、と。
片っ端から捨てる/売る/あげる、で身軽になって良かった。
「あらゆるしがらみを捨てることで悟りを啓く」なんて、仏教インスパイアだな。笑
余談
「帰国あるある」と全っ然関係ありませんが。
後輩が「このCM知ってます?84さんに激似!と思って帰国を待ってたんです!」と。
冒頭に出てくる白髪&ヒゲのぬいぐるみが私そっくりだとか。
自分ではまったく似てないと思うんですが...
家族を含め、周りの人たちに聞くと、やっぱり「激似!」だそうで...。
息子(4歳)に至っては、見るなり「お父さん!」と。おいおい、こんなに老けてないぞ...。
私の20~30年後はこれ!と複数の人に断言されました。
「LINEのアイコン、これにしましょう」とか。
↓Appleとは別離したんですけどー。
友達からは「いない間も思い出してもらってたってこと。喜ぶべき!」とも。
うーん...たしかにそうなんだけど...ちょっと複雑な気分です。笑
↓自作のクレイアニメ
自分的にはクレイアニメが実物に一番近いと思ってます。自作だし。笑
あ、でも最近はずっとヒゲだな。