サモア最高峰、Mt.Silisiliへ!-3
昨日、おとといと、ブログに書くべきイベントがあったんですが。
まだ山に入ってもないのに休んだら、どこかから怒られそう。笑
サモア最高峰のMt.Silisili登山紀、3回目にしてようやく登り始めます!
1日目
朝4:30起床。
宿泊先のレセプションに5時に集合して、予約しておいたバンタクシーでAopoへ。
6時には着いたものの、テントや寝袋の数の確認、登山料の支払い等で、出発は6時半。
↓夜明けとともに出発!
まずは車道を
村からはタロイモ畑に沿った車道(もちろん未舗装)をつづら折に登ります。
歩きやすくて、もちろん楽勝!
ですが、体力にバラつきがあるので定期的に休憩を取りながら、ゆっくりと。
歩くこと約2時間、車道の終点につきました。
…って、この後どこから登るの!?
いざ入山!
上の写真で一番左のガイドの後ろあたりから、道なき道へ!
道を切り開きながら、鬱蒼と茂る熱帯雨林の中を進みます。
天気は快晴ですが、木陰なので思ったほど暑くありません。日焼け止め不要!
虫もほとんどいないので、虫除けも不要なくらいです。
が!
湿度が高いので、土はぬかるみ、木の根や倒木にはびっしりと苔が着生して。
とにかく足元が滑ります!!
登りでこんな滑るのに、帰りにどうやって下るんだ!?
…なんて考えちゃいけません!笑
Lava field
そろそろ疲れてきたぞ、と感じ始めた頃(入山して約4時間)、開けた場所へ。
ここは見通しも良くて歩きやすい…なんてことはまったくなく!!
むしろ、直射日光が当たって暑い(日焼け止め必須)上、足元は溶岩石。
平らな場所などなく、浮石や穴だらけで、めちゃくちゃ歩きにくい!
森の中は滑って滑って大変でしたが、みんなこっちのほうが嫌いでした。笑
ただ、周りにはブラックベリーが山ほど生えてて、歩きながら食べられます!
後から聞いた話ですが、雨季に登った隊員も食べたそうなので、通年あるのかも?
キャンプサイト
溶岩地帯に入ってから2時間弱、ようやくキャンプサイトに着きました。
すぐにガイドたちがテントを立ててくれました。
火を熾すのも同時進行。
村で鍋を借りるのを忘れたので、やかんで調理!笑
実はここ、Mt.Silisiliではなく、隣の山。
が、眺めが良く、夕焼けが本当にきれいでした。
↓写真じゃ全然伝わりませんがー。ホントは宵の明星がはっきり見えました。汗
この後の星空がまた!めっちゃくちゃきれいで!!
サモアで見た中で圧倒的に一番でした。
まさかFalealupoの星空を余裕で超えるとは想像もしてなかった…。
星の出始めこそ、「あれが南十字星で、あれが蠍座で」なんて言ってましたが。
暗くなって、どんどん星が出始めると、星が多すぎて星座が分からなくなるくらい。
ISSがすごいスピードで移動していくのが見えたり。
天の川やいろんな星雲まで肉眼で見えました。
山ご飯
ちなみに、この日の朝食&昼食は、前日作ったおにぎりとサンドイッチ。
出発前に各自に配って、それぞれ好きなタイミングで食べました。
私は休憩のたびに、水分と食べ物を少しずつ摂るようにしました。
夜ご飯はトマトパスタ!
玉ねぎ、にんじん、ベーコン、にんにくを炒めたところに、トマト缶と水。
沸騰したらマカロニを入れて、途中でいんげん豆を投入。
マカロニが煮えたら、好みでチーズを追加!
…って、山で食べるにはもったいないくらい、贅沢すぎる料理でした。
おいしかったー!!
おいしすぎてみんなよく食べるので、やかん2回分作りました。笑
↓プラのお皿とスプーン&フォークを持参。
ご飯の後は「人狼ゲームする?」なんて声もありましたが…
みんな疲れてて、あっという間に就寝。笑
日が沈んだら真っ暗だし、翌日も早いので。
サモア最高峰、Mt.Silisiliへ!-2
今日も色々あったし、この後も色々ある予定ですが...
ひとまずサモア最高峰のMt.Silisili登山紀、2回目です。
-1日目
幹事&食事担当?の3人で食材の買出し。
もちろんサバイイ島でも買えますが、アピアのほうが選択肢は断然多いので。
食材は重いので、ポーターに持ってもらう荷物の仕分けもしました。
翌日は昼のフェリーでサバイイ島に向かうので、バタバタしないためにも。
0日目
朝から前日と同じ3人で集まって、おにぎり作り。
翌朝(登る日)の出発が早いので朝食用です。
ビーチファレの朝食を断る代わりに一人WST10(≒450円)安くしてもらいました。
各自が秘蔵の日本食材を持ち寄り、ゆかり&梅干、塩昆布の2種類に味海苔!
サモアではかなりの贅沢です。笑
小型のクーラーボックスで冷やして持っていきました。
アピアからフェリー港までは、隊員御用達のバンタクシー。
本当は8人全員で乗りたいところですが、仕事を休めなかったりで、結局乗ったのは4人!
これまた贅沢です。笑
サバイイ島に着いた後も、事前予約済のバンタクシーでManaseへ。
登山口のAopoに一番近い宿泊先だし、ビーチファレの選択肢が多いので。
途中の売店で、水やパン、マシポポ(ココナツビスケット)など最後の買出し。
泊まりはVacation Beach Fales
並んでる5軒のビーチファレの中で、隊員情報が一番少なかったので決定。笑
「ご飯がおいしい」って話に期待!
...してましたがー。
結果、個人的には「二度と泊まらない!」です。残念。
まずはビーチが...
Manaseは海がきれいなんですが、隣のビーチファレの?消波堤で台無し。
しかも砂浜まで高い段差があって、階段等もないので降りづらい!
小さい子はどうするんだ?って感じです。
↓ファレとビーチの間に石垣がある...
って、登山前日に泳いだのかよ!? ...いや、ちょっと入っただけです。笑
期待のご飯は...
鶏野菜炒め(麺入り)でした。
ピーマンやセロリ(いずれもサモアでは高級品!)など、たくさん野菜が入ってたのは好印象。
が、かなり味が濃くて、好みには合わず。
しかもご飯単独だとWST30(≒1,350円)だとか!
↓これで!?驚
サモアは外食が高くて、さらに観光地価格とは言え...いくら何でも高すぎでしょ!?
ファレは...
広くてベッドが並んで、Manase標準の外国人観光客仕様。
これまた印象は悪くなかったのですが...寝て起きたら体が痒い!!
南京虫ではなくダニでしたが、今もまだ若干痒い...。orz
一応、公平性のために書いておくと、男性ファレだけで、他のファレは大丈夫だったとか。
さらに!
シャワーから水がチョロチョロとしか出ず、そのうち止まってしまいました!
手洗いからはふつうに出るので、断水や水圧不足ではなく、設備の問題っぽい。
...のに、夜になったらスタッフがいなくなっちゃった!
もちろん直さず放置。呆
私は海に入った後、すぐに浴びていたので問題なかったとは言え...。
遅れて合流したメンバーはシャワーもろくに浴びられず。
さらにさらに
ビールを頼んだら、ラベルがカビていたり王冠が錆びていたり。
ふつうに冷蔵庫に入れておけばこうなるはずはなく。
管理が悪すぎです。
って、ここまで揃ってしまうと...ねぇ。
特にManaseは他にいくつも選択肢があるので。
フォローじゃありませんが...
翌日のランチ作りのためにナイフとまな板を快く貸してくれたし。
山に持っていかない荷物も快く預ってくれました。
...それでもまぁ、二度と泊まりませんが。
ちなみに、並びにあるTailua Beach Falesは親族経営。
もしかすると同じく信用できないかも?
...あ、今回も登り始めてない。汗
次回こそ、いよいよ登ります!!
サモア最高峰、Mt.Silisiliへ!-1
サモア独立記念日(6/1)の連休を利用して、サモア最高峰のMt.Silisiliに行ってきました。
で、さっそく前回の記事の訂正ですが...汗
ファレオロ空港の新しい到着ターミナル、帰りに見たら稼動してました!
行くときのタクシーのドライバーは、未稼働って言ってたんですが...。
ま、サモア人情報の確度はそんなもんです。笑
事前準備
Mt.Silisiliはサバイイ島にある、標高1,858m*の楯状火山です。
*サモアの地図では1,866mって表記も...。超適当。最高峰なのに。笑
Google Earthの写真を拡大すると、たくさんのクレーターが確認できます。
登るには、北側のAopo村からアプローチするしかないのですが...
ツアー会社などはありません!
なので、自分でAopo村のマタイと連絡を取って、ガイド等を手配する必要があります。
が!
まずふつうは連絡先からして調べようがありません。
WEBサイトに載っている番号や、観光局で教えてくれる番号は間違ってるので。笑
我々は、前回登った隊員から正しい電話番号を入手しました。
個人の番号なので、さすがに掲載は控えます。「知りたい!」って人はコメントください。
いきなり連絡先の入手から困難ですが、さらに!
かけてもかけてもつながりません!!
SMSを送っても返事がないし。
前回登った隊員は、あまりにも電話が繋がらないので、仕事でサバイイ島に行ったタイミングで直接村を訪れたとか...。
ようやく電話がつながっても、なぜか音量が超小さくて。
音量を最大にしても尚聞こえにくい。
その上、かなりブロークンな英語で意思の疎通が難しい。orz
また、宿泊先⇔Aopo村の移動手段も事前準備が必要です。
人数に因ってはバンタクシーですが、サバイイ島にはそんなに多くありません。
一番簡単なのは、宿泊先に手配をお願いしてしまうことですが、ボラれないよう注意。
ウポル島ではあまりありませんが、サバイイ島では観光客価格が横行してます。
協力隊員なら、いずれもサバイイ島の隊員に頼んだりできますが...
正直、観光客にはかなり高いハードルと言わざるを得ません。
費用と時間
Aopo村からは一泊二日の行程です。
1パーティー10人までで、登山客1人にガイド/ポーターが1人付きます。
マタイに払う金額は、登山客1人当たりWST150(≒6,750円)。
寝袋やテント、鍋、やかんのレンタルも含むので、かなり安いかと。
朝6時に集合して翌日の夕方~夜に下山するので、前後の宿泊が必須です。
↓夜明けに出発!
ということで、登山料?に加えて...
・前後の宿泊 (ビーチファレに泊まるとして)約WST80x2
・港~宿泊先~Aopo村の移動 WST300 (←かなり高めの見積り。サモア隊員ならWST200位?)
・飲食費 (山での飲食は調理も含め、自分たちで。登山料に含まれません!)
が必要です。
細かく言うと、サバイイ島までのフェリーや港までの交通費もかかりますが割愛。
今回の私たちは8人パーティーで、ウポル島からの交通費や食費などすべて合わせて、一人当たりちょうどWST400(≒1.8万円)くらいでした。
注意点
前回登った隊員パーティーは、雨にやられた上、ガイドもひどくて散々だったとか。
ということで、たくさんの注意点を聞きました。
雨対策をしっかり(乾季でも!)
レインウェアはもちろん、ザックや靴も濡れても大丈夫なものを。
荷物の中身もジップロックなどで密封(特に電子機器と服)。
寒さ対策も!
キャンプサイトは1,000m超。テント泊は超寒い!
明け方などは余裕で10度を下回るので、いざとなったら着込めるように。
借りる装備を事前確認
Aopo村で借りる寝袋やテントは、数が足りなかったり、超カビ臭かったり。
事前&出発直前に必ず数などを確認!
ガイドの質
どんどん先に行ってしまう上、荷物を持つのを嫌がったりするとか...。
ペースや休憩のタイミング、持ってもらう荷物の量など予め伝えておくこと。
山に登るなら当たり前って話もありますが。
結果から言うと...我々は天気にもガイドにも恵まれて、まったく問題なく登れました!
出発前日と帰ってから今日までは、スコールが断続的に降っているのに。
相変わらずの晴れ男っぷりを発揮しました。
ホント、帰国したら旅の神様(アラハバキ?)にお参りに行かなきゃ!?笑
↓ナイスガイ揃いだったガイドたち。精悍!見慣れた横綱体型はもちろんいません!
今回はとりあえずこの辺で。
って、記事中まだ登り始めてませんが。汗
次回から実際の山の話を。
サバイイ島へ! ...4回目?
サモアは6/1に控えた独立記念日のおかげで連休です(ホントは明日からですが、いつもの自主休暇。笑)。
ということで、サバイイ島に来ています!
早4回目?ですが...ホントはもっと来たいくらい。
今回の目的は、サモア最高峰に登る!こと。
最高峰と言っても1900m弱です。笑
が、タンザニア最高峰(=アフリカ大陸最高峰)のキリマンジャロに登った身としては、登っておかないと!
実は先日のLake Lanoto N.P.は予行演習?でした。
メンバーも、トレラン夫妻&体育隊員は同じ。
他、隊員4人と、総勢8人のパーティーです。
山で一泊するので、最寄りの村でガイドとポーターを頼みました。
何度か書いている通り、サモアは乾季と言えど雨が多く、日本の梅雨時と同じくらい降るので雨が心配...。
前回登った隊員は、雨季だったこともあって、ホントにびしょ濡れになる過酷な旅だったようです。
しかも登山道などなく、ブッシュを切り開きながらのほぼ直登ルートらしいので、雨が降らなくてもなかなかのようです。
昨夜は夜通し大雨で心配でしたが、今朝はきれいに晴れました。
今回の旅も、晴れ男パワー発動なるか!?
↓我が家の庭の朝焼け。いい家!心の底から好きです!
本編とは関係ありませんが...
サバイイ島へのフェリー港に行く途中にサモアの玄関口、ファレオロ空港があるのですが。
ついに!到着ターミナルが完成してました!
今までは出発ターミナルだけがきれいになっていたのです。笑
1年以上の間を開けてようやく。
稼働はまだもうちょっと先らしいですが、これからサモアに来る人は新しいターミナルを堪能してください。
...でもちょっとだけ、今のプレハブターミナルも、なくなるとなると寂しいような。
30年前に日本の援助で作った空港の名残があったので。
中国が建てた新しいターミナルは、きれいだけど、サモア感は全然だしなぁ...。
協力隊員と音楽 ~演奏編~
先週末、隊員が2人ギターを持ってウチに遊びにきました。
3人でギターを抱えてテーブルを囲み、昼間からビールを呑む。
まさに至福の時間でした!
一人は学生時代からギターを弾いてたそうですが、もう一人はサモアに来てから。
そう、協力隊の期間中に何か楽器をマスターしようって人、意外と多いです。
その気で日本から楽器を持ってくる人もいれば、現地で思い立って手に入れる人も。
隊員生活は日本より自由になる時間が圧倒的に多いから、ということもありますが...
途上国はそれだけ娯楽が少ないってことでもあります。笑
私も、この2年はパンデイロを練習しよう!と、日本から持ってきました。
協力隊生活での音楽仲間
協力隊には「音楽」という職種もあり、まさしくプロの人もいます。
派遣国・任地に音楽隊員がいたら、一緒に演奏したり習ったりできるかもしれません。
もちろん音楽隊員でなくとも、ギターが弾けたり歌がうまい人が、どの国にも何人かはいるかと。
前回の協力隊、NTC(二本松訓練所)では音楽隊員2人とピアノトリオを組んでいました。
他に音楽サークルも作って、みんなでCD(なんと16曲も収録!)を作ったり。
自主企画の文化祭ではトリを任せてもらって、すごい盛り上がってくれました。
タンザニアでは(地方隊員だったので)任地には一緒に演奏する人はいませんでしたが。
KOICA(韓国版JICA)の友達にギターやドラムを教えたり。
ダルエスサラームに上がった際は、歌がうまい後輩隊員とライブしたりしてました。
他、マーケットで太鼓を売っていたタンザニア人たちとセッションしたり。
イベントだと思ってすごい人が集まってきて。白人観光客にビデオ撮られたり。笑
任地のドラムチームに混ぜてもらったり。
プロのステージに上げてもらって一緒に演奏したりもしました。
今回のKTC(駒ヶ根訓練所)には、音楽室はありませんでしたが。
ステージのあるホールで音を出していいことになっていて。
語学の先生も含めて打楽器サークルをやったり、文化祭用に音楽隊を作ったり。
気も音楽の趣味も合うヤツと毎晩2人だけで延々セッションしたり。
ホントにあまりにも毎日やってるから、だんだん他の人が寄り付かなくなった。笑
同じく文化祭では、打楽器サークルでオープニング、音楽隊でトリをやらせてもらって。
フィナーレのプロデュースまで任せてもらって、全部で8曲もやっちゃったり。
かなりの腕前の人から初心者までいましたが、楽器をやりたい!って人は多いので、全曲どれもそれなりにユニットとして成立しました。
文化祭とは別に、アコースティックライブもして。
女性ボーカル3人をギター2人で伴奏。
「せっかくだから歌いたい」って人も意外と多いのです。笑
サモアでも、何度か書いているように同期の歌姫とイベントで演奏したり。
誰かの家やドミトリーで呑むときなどに演奏する機会もけっこうあります。
隊員の中には派遣国でデビューして、チャート1位を取っちゃうような人もいます!
訓練所で楽器は?
NTCではホールにグランドピアノがありました。
が、これは許可を取らないと勝手に弾いちゃダメだったかな?
他に簡易防音の音楽室?があって、電子ピアノがありました。
ピアノトリオのときは、そこに電子ドラム(3点セット)を繋いで音出して。
エレキベースはたしか小さいアンプを使ってました。
※電子ドラムやベース、アンプはNTCの備品ではなく、我々が持ち込んだ私物です。
あと自由に使える備品?としては、太鼓がありました。
ジャンベ的な形ですが、もっと小さい東アフリカのドラム。
備品以外では、ギターを持ってきてる人が何人かいました。
...あ、あと口琴(マウスハープ)!
「売れると思って大量に仕入れたけど全然売れなくて困ってる」って隊員がいて。
NTCで売ったら、みんなが買って大流行してました。笑
↓こんなのです。咥えて、口の中でビヨンビヨン共鳴させる楽器。
KTCでは...ホールにグランドピアノとアップライトが2台。
ボロボロのアコギが2本とガットギターが1本あったかな?
打楽器がいくつかあって、ボンゴ、シェイカー、タンバリン、ジャンベ。
あと手作りのカホン。
私が持ち込んだのは、エレキギター&アンプ、エレキベース、カホン、パンデイロ。
…やりすぎ?笑
NTCの経験から、音楽やれる!というのが分かっていたので十分楽しめるように。
他にも、アコギやエレキベース、パンデイロなんかを持ってきた隊員がいました。
訓練所は共同生活なので、音を出していい場所・時間に注意する必要がありますが。
やろうと思えば、かなり充実した音楽生活を送ることができます。
何より、仲間が得やすい点は特筆モノです。
派遣国で楽器は?
国にもよると思いますが...途上国で買おうとすると高いです。
今まで色んな途上国を旅した経験から言うと、どの国も一番栄えてる街ならギターやキーボードなどは手に入るかと。
前に「日本メーカーを買え!」って書きましたが、ヤマハはよく見ます。
ただ、値段は日本の2~3倍が相場かな?って感じ。
弦やピックなどの消耗品、カポやチューナーなどの小物も、とにかく高いです。
が!
じゃあ日本から持ってくるかって言うと...楽器って結構かさばりますよね。
楽器を持っていくくらいなら、他のものを持っていきたい!って思うかも?笑
しかも途上国は荷扱いが荒いので、折れたり割れたりのリスク(紛失も!)があります。
持って帰るときもお金かかるし...。
ということで、よっぽど手に入りにくい楽器か、こだわりがない限り、派遣国で買うほうがいいかな?と思います。
タンザニアではエレキを買って、ティンガティンガを描いてもらいました。
値段は日本の倍以上しましたが、世界に一本だけのギターになったので大満足です。
帰国後、カスタムし倒して、しばらくメインギターでした。
今でも弾いてるし、自慢の逸品です。
サモアには、パンデイロ(小さくて軽い)とエレキギター&アンプを持ってきました。
エレキギターは大きいですが、ボルトオンならネックとボディをバラせます。
ちゃんとスーツケースに(ギリギリですが)入るので、破損リスクは最小です。
アンプはヤマハのTHR5を。
これも小さいのでスーツケースに入ります。
サイズの割に結構な爆音が出せるし、ヘッドフォン端子も付いてるし。
それなりにギターの音も作りこめる上、USBスピーカーとしても優秀です。
まるで協力隊生活のために作られたかのようなアンプ!笑
お薦めです。
あと交換用の弦をたくさん。
↓こだわりは捨て、とにかく長持ち!を目的に防錆弦のElixir。エレキもアコギも。
チューナーやカポ、ピックなんかも持ってきましたが...
盲点だったのは、チューナー用のボタン電池!
その辺じゃ売ってなくて、ようやく探し出したら1個700円!
そりゃいくらなんでも高すぎだよ...。orz
そして、音楽が好きで楽器やってる/やりたいなんて言うと。
帰国する隊員が置いていく楽器などが集まってきます。笑
隊員の中には、ボディの小さいトラベルギターや、ウクレレ、ポケットトランペットなんかを持っていく人もいますが。
「絶対これじゃないと!」という訳でなければ、派遣国で入手するのもアリかと。
Thank you for the music
ホント、音楽のおかげで派遣国の人とも隊員とも仲良くなれている気がします。
もちろん余暇の過ごし方も、とても!充実します。
世界のどこに行っても楽しく暮らせそうだなと思えるのも音楽があるから。
逆に、音楽/楽器がなければ何のために生きてるの?って人生なので...汗
心から音楽に感謝!!!
「Thank you for the music」と言えば。
世の中に同名の曲は数あれど…やっぱりbonobosでしょう。
メンバーチェンジの都度、音楽性が変わってますが。
この曲は「いかにもダブ!」って時代で。
王道コード進行(IV - V - VIm - I)の名曲。
とにかくもう、めちゃくちゃ好き。
ずーーーっと聴いてたい。
このループの上でずーーーっとソロ弾いてたい。
↓リアレンジして再発したバージョン。演奏がいい!
街のざわめきだって 楽隊みたいなもんさ
夜の闇にだって ずいぶん待ってもらったんだ
すべてをつなぐメロディーと ただ歩いてたいよ
Thank you for the music
My music fly up
空を仰いで 言葉があふれでた
風に伝わって 君をよぶのさ
Thank you thank you for the music
三単現の[s]?それを言っちゃヤボってもんです。笑
あ、オリジナルのほうが好きって人も多いかな?どっちも素晴らしい!
オリジナルはこちら↓(途中まで)。オッサンが変なダンスしてるのは気にせず。笑
小ネタ集-2
今日も毒にも薬にもならない小ネタ集を。
サモアも協力隊も関係なく、珍しく時事ネタとか。
アメフト?アメフット?
協力隊生活のログなんで、日本の時事ネタはなるべく避けようと思ってるんですが。
すごいですね、日大アメフト事件。
個人的に思うことは多々あれど、一番知りたいのは!
「なんで内田(前)監督は切られないの?」です。
学校経営という目線で見ると、ごくフツーの感覚を持った経営陣なら。
真実がどうであれ、ビジネスとしてはとっくに切られてるのが当たり前です。
だって彼がいるだけで純粋に大損失ですから。
でも実際には切らずに守ってる。
...ってことはですよ。
日大にとって、あの内田(前)監督にはそれだけの価値があるってこと。
えー!?超疑問。
この件で、日大ブランドが蒙った経済的損失って、一人二人のクビと秤にかけられるようなレベルじゃないでしょー??
となると...
なんか他に巨大なヤバいネタがあって、それを内田(前)監督が握ってるから、とか?
カダフィだっけ?秘密口座を知ってるのが本人だけだから迂闊に暗殺できなかったとか。そういうノリ。
実際、人事担当だから雇い止めとか暗躍してるらしいしなー。
日大の暗部を色々握ってそう。 (完全に私個人の妄想ですよ。念のため)
...と思ったら、理事長もなかなかの人物のようで。
会見で司会した広報担当者(なんであんなの出したんだ)と言い、まさしく老害としか...。
友人にも日大出身者がいますが、アメフト関係者だけでなく、現役生、OB・OG、教職員etc.、付属校も併せれば、ものすごい数の人たちにとって本当にいい迷惑だよなぁ。
私の祖父、日大三島の校長を務めてましたが。
超厳しい人だったから、生きてたら手が付けられないほど怒り狂ってただろうな...。
あと、いちいち「アメフット」って書いてるメディアがありますが。
発音する時、一般的には多分99%以上「アメフト」じゃん?
「アメフト」に統一しようよー。
関係ないけど、WEBは「ウェブ」な。
絶対「ウェッブ」って発音する、古いエンジニアがたまーにいるけど。
そんなとこ固執してどうすんだよー。笑
泣いたー! ...わけじゃないけど
と言っても、いずれもオールタイムベストを語りだすと終わらないので。笑
ごく最近読んだ/出会った中から、個人的に気に入ったのをいくつか。
恋と嘘
人から薦められて。
自分ではまず選ばないジャンル&絵柄。
しかも最新巻(7巻)までは、正直「うーん...悪くないけど...」って感じでした。
が!
7巻の終盤で俄然面白くなってきた!
いいぞー、ダーク一条さん!!
ハルロック
これまた自分では絶対選ばないジャンル&絵柄。
人からの推薦もあり、電子工作マンガって何だよ!斬新過ぎるぜ!!と思って。
電子工学とか全然関係なく、随所の小ネタがツボで笑いまくった。
諸手を挙げて人に薦められるようなマンガではありませんが...。
フットボールネーション
これは面白い!!
マンガとしても面白いし、筋肉とか体の使い方の話とか、薀蓄が実用的!
って、どれだけ真実かは不明ですが。笑
特に最新巻(11巻)の、玉城の膝の内旋の話とか!
10km走で膝の外側etc.が痛くなる私にとって、福音になるかもしれません。
先日、新隊員の理学療法士にも「腸腰筋&内転筋が弱そう」って言われたし。
筋トレメニューと走るフォームを改善する助けになりました。
夢で見たあの子のために
大好き、三部けい。
数年前「僕だけがいない街」が激売れして有名になりましたが。
「カミヤドリ」の頃からファンです。
この作品も例に漏れず、タイトルからは想像もつかないハードなサスペンスで。
まだ2巻ですが、めちゃくちゃ引き込まれます。
激しいだけじゃなくて、必ずどこかに救いがあるのが好きです。
この人のマンガはどれも泣ける。ホント、好き。
予告
このブログ、自分ではどこからもリンクせず宣伝もせず、ひっそり書いてます。
ま、内容的にサモアとか協力隊に興味ある人が対象ですし。
そういう人は検索で探すだろうから。
が!
実は、いつからかコンスタントに結構な数のアクセスがあります。
それも更新しようがしまいが関係なく。
読んでもらえるのはありがたいけど、それはそれで書くモチベーションに悪影響だったり。笑
で、そのアクセスの半分くらいを稼ぎ出してるのは...
「断酒してみた。その効果は?」です。
なぜか知りませんが、「断酒 効果」とかで、いろんな検索サイトで上位に表示されるみたい。
この2つが圧倒的。
って、サモアも協力隊も関係ねぇ~~~。笑
...ま、一般的に興味があるコンテンツって、「健康ネタ」とかですよね、と。
ということで、近い内にダイエットネタ書きます。
せっかく肥満国サモアでダイエットに成功したので。
油断しないよう、自戒も込めて。汗
忘れてた小ネタ集
昨日書いたように「あ、これ書こう」と思ったけど忘れちゃってたネタ。
ギリ、旬を過ぎてない?か、旬は関係ないのをいくつか。
毒にも薬にもならず、サモアも関係なく、中身がない感じですが。汗
ヤキを入れる
熱を出してる間に、先日直したMacBook Proが案の定また調子が悪くなりました。
前回の症状より軽いものの、基本的には同じ状態です。
↓2回目だけに、撮るだけの心の余裕があった。笑
まぁずっと寝てるほど体調が悪いわけでもないし、PCがないと困るし。
またマザーボードまでバラして、今度は4.5分焼いてみました。
結果...復活!
直ったのはいいけど、もうちょっと長持ちしてほしいなぁ。
今回は長めにヤキを入れたので、ハンダの溶け具合も増してるはず。
そこに期待!
誕生祝い
誕生日は偶然にも新隊員の歓迎会でした。
って、若干の微熱が残って&薬も飲んでるのでお酒はNGですが...
当日キャンセルは迷惑かけるし、こういう機会でないと会えない人もいるし。
と思って出席したら、会場に着くなり、さっそく皆がお祝いしてくれました。
ありがたい! ...けど、この年だと逆に気恥ずかしい。笑
↓Stella Artoisもらっちゃったー!嬉
実はタンザニア時代、よく呑んでました。
ベルギービール、一般に軽い飲み口のせいか、口の悪いヨーロッパ人(特に独英とか笑)は「あんなのショ○ベンだぜ」なんて腐しますが。
時々呑みたくなる、独特のおいしさがありますよねー。
話は変わりますが、一番絞りやStellaがサモアで手に入るようになりました!
しかも、いずれも355ml瓶でWST5.5(≒248円)。日本と同じか安いくらい!
未確認情報ですが、Budweiserのサモアブランチができたから?だとか。
たしかにBudweiserも売ってる。
昨日の時点で一番絞りは売り切れてましたが...。
何にせよ、選択肢が増えるのは嬉しいなー。
日本から電話がかかってきたり、世界の色んなとこにいる同期からLINEが来たり。
私のSNS嫌いを知っている人たちが、色んな手段で連絡をくれました。
もちろんFaceBookとかで連絡くれる人も!ありがとうございました!!
42(後厄!)にもなって、若い人中心にたくさんの人が祝ってくれて。
協力隊に参加してないと...家族、ホントに仲いい友達、行きつけの呑み屋+αくらい?
...まぁ、それで十分ですが。笑
ホント、気恥ずかしさはあれど、とてもありがたいです。
泣いたー! 2
ちょっと前、泣いた映画のレビューを書きましたが。
久しぶりに「読んで複数回泣いた!」って本に出会いました。
その前に。
「隊員期間が人生で一番読書した」って話をよく聞くくらい、協力隊員は読書します。
って、途上国の娯楽は他にあまり選択肢がないからだと思うんですが。笑
最近はそんなことないかも?
おそらくどの国も、隊員ドミトリーには大量の本があって。
サモアも例外ではなく、図書室があって借りることができます。
が!
ある程度読書してると、自分が読む本(作家/ジャンル)って割と限られてきませんか?
...ということで、私は結構あっという間に読み尽くしてしまいました。
まぁ、日に2,3冊読んだりするので、どれだけ本があっても...って感じではあります。
そんな訳で、最近は主に青空文庫に頼ってたんですが。
※お勧めですよー。直木賞は知ってても、直木三十五の著作は読んだことなかったりするでしょ?
同期が「友達が日本から持ってきてくれた」という本を貸してくれました。
↓超ベストセラー「蜜蜂と遠雷」。 こんな重いハードカバー、よく持ってきてくれたな...。
もちろん知ってました。
知ってたけど読んでない本。
なぜなら...恩田陸の文章?文体?どうも合わないんですよねー。
何が悪いって言えないんだけど、どうしても乗らない/入れないと言うか。
実は村上春樹も同じくダメです。なぜか。ファンの方、ごめんなさい。
実はこれも第一章を読みかけて、「やっぱダメだー」って放置してたんですが。
どうせ寝てるし、片付けるか!と。
で、乗らないながらも読み始めたら!
いやー、泣けた!!
これも「クライマックスで号泣」とかじゃなくて。
ひとつひとつの細かいエピソードや登場人物の心の機微なんかで泣ける感じ。
...なので、きっと泣けない人はまったく泣けません。
「泣き所どこ?」って。笑
しかも、音楽を少しでもかじった人間からすると「ファンタジー小説」です。
映画「セッション(=Whiplash)」と同じく、「ありえねー!!」ってなります。
なので、本気でクラシックやってたり、ピアニストの人はイラッとするかも?
...でも「ラフコン2番」って言われて、頭の中で曲が鳴らない人は、それはそれで楽しめなさそうな気もするなぁ。
音楽やってる人もやってない人も対象外? ...な訳ないか。これだけ売れてるから。
ストーリーも...それで読ませる本ではないので、そこに文句言っちゃいけません。
うん、でも総じて良かった!
ゆっくり時間をかけて噛み締めながら読む本って感じ。
...そうか!曲を知らなくても、YouTubeとかで聴きながら読めばいいのか!!
ダヴィンチ・コードとかも、建物・美術品を検索しながら読むといいですよね。
読む本を探してて、これ未読の人、お勧めです。
...って、この前の映画と言い、音楽系ばっかり。笑